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2024年5月、14年ぶりのクルーズ旅行へ。選んだ客船は “Costa Serena” 陽気なイタリア客船だ。
小学生の息子と母子旅で行く豪華客船の旅のはじまりの日は5月4日。事前にYOUTUBEでコスタセレーナの動画を何度も見返し、親子共にテンション高く家を出た。
【1日目】東京国際クルーズターミナルから乗船
当日は長野から新幹線で東京駅へ。そこから新橋へと移動し、ゆりかもめで東京国際クルーズターミナルへと向かった。
お台場の手前あたりからコスタのファンネル「C」のマークを望むことができ、「ママ見て!僕たちの乗る船だ」と叫ぶ息子の笑顔がまぶしかった。
ターミナルへと到着し、チェックインをすまし船内へ。楽しみでたまらない気持ちで先陣をきって進んでいく息子のあとを追いながら船内へ進むとクルーたちが笑顔で出迎えてくれた。
「懐かしい!」14年前のクルーたちとの思い出がよみがえり心が温かくなる。
今回私たちが宿泊した客室はバルコニー付。
お部屋の広さは都内のシティホテルと比べるとコンパクトだが、インサイドの窓無しの部屋と比べるとソファーもあるし幾分か広い。また毎日のように風を感じることも、ベッドに横になりながら海に沈む夕日や朝日を眺めることができるのもバルコニー付の特権だ。
部屋に荷物を置いた後は早速ビュッフェ会場へ。スイーツとコーヒー片手にブレイクタイム。これが毎日食べ放題だなんてと体重を心配しながらもケーキを口に運ぶ手が止まることはなかった。
しばらくするとアナウンスが流れ、避難訓練がはじまることが告げられた。いつどこで何があるかわからないため、豪華客船では毎回避難訓練が義務付けられている。普段海水浴で使用しているライフジャケットとは少し違う救命胴衣に身が引きしまる。
この時は乗客が全員集合するので、こんなにもこの船に人が乗っていたのかと驚くだろう。船内で過ごしていると、多くの人で混雑している様子は一切なく、空間は広々としており快適なのだ。
避難訓練が無事に終了すると19時からのディナーに合わせてドレスアップ。といってもコスタはカジュアル船なので、フォーマルな装いの方は2割程度で、乗客はカジュアルなワンピースやスラックス姿の方が多く見受けられた。日中に至ってはTシャツに短パンのような夏の装いの方も多い。
↑ 私も日中はこのようにカジュアルなスタイルで過ごしていた。
さて、19時からのディナーはビュッフェ会場でもいいのだが、せっかくならメインレストランでコース料理を楽しむことをオススメしたい。
通常のコースレストランとは違い、前菜もメインもデザートも好きなものを好きなだけ頂くことができる。コース料理も食べ放題なのだ。
ゆっくりと時間が流れているのでメインレストランで食事を楽しむと2時間は悠にかかるので、〇時までには食事を終わらせたいと事前に担当テーブルのクルーに伝えておくとスムーズだとクルーズ関係者に教えて頂いた。子連れだとこの裏技はありがたい。
夕食を楽しんでいると出航!前菜を楽しんでいるとあっという間に大海原へ。
夕食後は毎日のようにメインシアターでショーが開催される!初日はシンガーたちが各国の歌を披露。日本の曲はなぜか「おどるポンポコリン」(笑)確かにいまや「ちびまる子」ちゃんは御長寿番組だ。私も息子も楽しめる曲で嬉しかった。
その他にもミュージカルや最終日にはサーカスが組み込まれたドラマティックなショーも行われ、劇団四季やシルクドソレイユが好きな私にとってクルーズ旅は、毎日素晴らしいショーが見れることも楽しみの一つなのだ。
【2日目】朝から晩まで船内のイベントを楽しむ
プールやジャグジーを堪能したり、イタリアの食文化やダンスを楽しんだり。
体を動かしたい方はバスケットコートや卓球・ジムもあるので思う存分運動することができる。クイズ大会や国歌当てゲームなども行われ、私たちは国歌当てゲームに参加したが難易度が高すぎて12問中5問しか正解できなかった。いや、5問でもすごいと思う(笑)
また子どもは英語での託児室やキッズ向けのイベントがあるのでそちらに参加するのも良い。船長との出航記念イベントやクルーとのダンスパーティー仮面舞踏会なども夜な夜な行われ、深夜1時頃まで様々なイベントが開催されるのもクルーズの魅力の一つ。
体力に自信がある方は是非最後までパーティーを楽しんでもらいたい。
私たちのお気に入りのスポットは、デッキ3にあるカフェバーだ。目の前でピアノの演奏やDJが音を紡ぎ、心地よいサウンドと共においしいドリンクを楽しむことができる。アルコールや一部のコーヒーは有料だが飲み放題のパッケージプランがあるので、お財布を気にしたくない方は加入するのもおススメだ。
【3日目】鹿児島に寄港
あいにくの大雨だったが、クルーズのオプショナルツアーに参加し、仙巌園の散策や天文館周辺でのランチやショッピングなど、短い時間ながら鹿児島を楽しむことができた。
【4日目】終日航海
前日遅くまで遊んだので、この日はお昼頃まで息子と寝ていた。子どもが生まれてからお昼まで寝るということがなかったので新鮮だった。
少し罪悪感を感じるような、でもこれが旅ならではの最高の非日常なのかもしれない。
最終日はディナータイムにクルーたちの歌と踊りがあり、乗客のテンションも最高潮!
「楽しかった!」「また乗りたい!」そんな気持ちで旅を締めくくることができる。
【5日目】朝、目が覚めるともう目の前には港
今回の目的地、韓国へと到着。あっという間だ。下船時も韓国の伝統衣装に身を包んだ舞踊集団が出迎えてくれるなど、最後までにくい演出が待っている。
コスタクルーズのすごいところは、なんといってもコストパフォーマンス!
1日に換算すると1万円台という価格で乗船でき、朝・昼・晩の食事はもちろん、夜食や軽食・コース料理まで食べ放題。
様々なイベントやパーティー、プールにジャグジー、英語での託児や寄港地までの交通費も込みでこの価格はビジネスホテルも真っ青になるのではないだろうか。
別料金でお寿司やしゃぶしゃぶ、本場イタリアならではのジェラテリアやピザも堪能することができるのでビュッフェに飽きた方はそちらを選択することもできる。
またクルーたちも非常にフレンドリーなので、最終日には少し別れが寂しくなるほどだ。
飛行機で日本から韓国までは2時間30分程で東京から大阪にいくような近さだ。
でもこうして船旅でのんびり向かうのもまた違った楽しみ方があって良い。また忙しい旅とは違い、親子の時間もたくさんとることができるので改めて家族と向き合うことのできる旅のスタイルでもある。
一度乗船するとクルーズの虜になってしまう方も多いだろう。私もその一人。日本に帰ってきて早々に次はどの船に乗ろうかななんてネットサーフィンしてしまう。
これがクルーズの魔力であり、魅力だ!これを読んでいるあなたも一緒にその魅力にはまろうじゃないか!
取材協力:コスタクルーズ
メンバープロフィール
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旅行好きな祖母と国内旅行を楽しむ幼少期、高校在学中の交換留学を経て海外旅行にはまる。結婚後夫婦で一年間の世界一周の旅へ。
バックパッカースタイルでの旅はトラブルも多かった。
ただホテルステイでは経験できないような人との出会い・人の優しさにふれることのできる旅だった。
この旅の途中でセレブリティクルーズに乗船。
2019年ニュージーランドに親子留学。この経験から旅を子供の学びの場とも捉えるように。クルーズでの旅は、世界中の人との出会いを通して文化や教育を知ることができるでしょうし、英語のインプット・アウトプットの場としても最適な旅だと思います。
若い世代のファミリーにもクルーズの良さをお伝えしていきたいです。tabibiyori instagram