クロワジー・ヨーロッパ プロバンスを堪能するローヌ川河口からリヨンまでの1週間(寄港地編)

こんにちは、クルーズフォトグラファー 斎藤正洋です。
リバークルーズの魅力を2本でご紹介します。

クロワジー・ヨーロッパとは

1976年フランス・アルザスで創業した老舗のリバークルーズ会社。
フランスの会社ならではの美食とリーズナブルな価格が魅力のカジュアルなリバークルーズ。

セーヌ川、ライン川、ドナウ川、ローヌ川などの河川の他、ドウロ川、ロワール川、エルベ川などヨーロッパ各地のクルーズを運行しています。

5日間程度のショートクルーズから二週間を超えるロングクルーズまで、多種多様なコースがあります。

マルティーグ

マルセイユから20kmほど西の小さな港町です。
フランスで驚くのは、どこの港でもヨットが非常に多いことです。
地中海周辺の人にとってヨットは2台目の自家用車のような感覚のようで、港があればヨットハーバーがあるといってもいいほど。
マルティーグもそうした港のひとつなのですが、特徴はマルセイユの空港があるペール湖から外洋へつながる運河にある街なので、ヨットを係留には最適で海に出るにも近いという高立地なことです。
ヨットハーバーの周囲には、古い建物が立ち並び、そうした建物の1階はシーフードレストランになっていて、店の前にはテーブルと椅子が置かれています。
春から秋の暖かい季節は外で食事をするのが当たり前という、地中海のスタイルがまた魅力的です。

カマルグとマルセイユ

朝食をすませると、ツアーバスでマルセイユに向かいます。
早朝にランドマークのラ・ガルド寺院に向かいます。
豪奢な内装で飾られた教会の小高い丘はマルセイユ市街が360度見られる場所です。
海沿いのマルセイユでは朝霧が立ち込めることも多く魅惑の風景が楽しめます。
午後はカマルグはフランスでは珍しい湿地帯の平原に行きました。
大型ではないですが力強い脚の白馬が有名で、フラミンゴが生息する自然保護築であり、ビーチリゾートです。
エクスカーションは闘牛を育てる牧場を訪ねて牛追いを見学します。

アルル

河口から40kmほど上流はアルルです。
ゴッホが多数の絵を残したことで有名な街ですが古代ローマ時代から歴史があるところで、古代のコロッセオや古代劇場が非常に良い状態で保存されています。
ローヌ川に沿った郊外にはイタリアを彷彿させるような遺跡が集まった博物館があり、馬車競争がおこなわれた跡地も保存されています。
船はアルルで一夜を過ごしますので、ゴッホの名作の一つ「夜のカフェテラス」の場所、フォリュム広場を訪ねるのもいい体験でしょう。
名作そのままに夜のカフェテラスが残っています。

アヴィニョン

アルルから50kmほど上流にはアヴィニョンがあります。
まず見るべきは教皇庁でしょう。
捕囚といわれ移動した教皇庁でしたが、その時代に圧倒的な繁栄をもたらしました。
バチカンに戻った際、財宝はすべて持ち帰ったため、巨大な空間という印象の建物になっています。
また歌にもなっているアヴィニョンの橋、サン・ベネゼ橋も現存しあることが出来ます。
旧市街の通りも魅力的です。
タイル敷された共和国広場からサン・タグリコル通りは400年前の建物が立ち並び、中世さながらの雰囲気を楽しめます。
そして夏であれば名産のラベンダーのお店が並び、その香りにも魅了されます。

ヴァシュー・アン・ヴェルコール

ローヌ川から東に30kmほどにある高原がヴェルコール自然公園があります。
その中心といえるの地域がヴァシュー・アン・ヴェルコールです。
美しい山間に広がる高原は夏は牧草地として緑豊かな姿を見せますが、冬になると南仏有数のスキー場に変化します。
岩肌を見せる荒々しい山と深い森と広々とした草原が併存する風景は、自然そのままではなく人が農地や牧草地として手を入れて生み出された風景です。
その調和は時として自然なままよりも美しく、人類が生み出した美観といえます。

リヨンに至るローヌ川の風景

南フランスから中央部のリヨンに近づくにつれてローヌ川の風景は山間の山を抜けていくように変化していきます。
川からは300mほどの高さの山の連なりが見えたりしますが、大半の山は農地、その多くはぶどう畑だったりします。
特にコルドリューからビエンヌのあたりは、緑のパッチワークが大地に描かれてつながっているという風景で、フランス人の大地に対する敬意と美意識が反映されているようで感動しました。
パリのトゲのある感覚とは全く別のフランスに出会えたと感じました。

リヨン

フランス有数の都市であるリヨンは、ローヌ川と、その支流ソーヌ川が合流する場所にあります。
古代ローマ時代からガリアと呼ばれた現フランスの中心地として繁栄していました。
見どころは多数ありますが、まずフルヴィエールの丘です。
金がふんだんに使われたノートルダム寺院は必見です。
加えて古代のローマ劇場が2つ並んでいる遺跡も非常に素晴らしいものです。
丘を降りるとソーヌ川沿いの旧市街にたどり着きます。
中世を楽しむには最適の場所で、リヨンの伝統料理レストラン、プジョンがたくさん見つけられます。
フランスきっての美食の都と言われるリヨンは伝統料理からキュイジーヌまで楽しめます。

マコン

マコンは中世はナポレオンが通り、近代ではレジスタンスの後援地であった肥沃な土地です。
そしてワインが好きならば「マコンは見て死ね」と言ってもいい場所です。
何よりもボジョレー村などワイン産地が点在していることです。
ここにはボジョレー・ヌーボーを世界的に有名にしたジョルジュ・デゥブッフのワインミュージアムがあります。
圧巻なのは、彼は単にセールスの才能があっただけでなく、地域の村々の独自ブランドワインも醸造し、ボジョレー地区のワイン全体を有名にしたことです。
試飲のレストランもゴージャスさも楽しい思い出になりました。

メンバープロフィール

斎藤 正洋
斎藤 正洋
世界中をふらふらして、日本であまり知られていない「おおっ!」を撮って生きてます。
「メディアによって加工されていない生の世界の姿を撮影する」をテーマに世界を旅する写真家。広告デザインオフィス、斎藤広告企画室主宰。新卒時、リクルートから広告制作のキャリアをスタートし、怒涛のように働いたあと燃え尽き、自分の基準探しに世界一周の旅に出ました。インカ帝国しか知らず行った南米に超おしゃれなレストランが無数にあるのを知ったり、南欧の裕福でないが幸せな現実を体験。現在は内容はリッチだが予算は手頃な旅行を実践しています。クルーズ豪華客船自慢のならない、普通の人が楽しめるスタイルを紹介しています。

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