こんにちは!クルーズイズムアンバサダーのうしろです。
今回ヨーロッパのモーゼル川とライン川を下る高級リバークルーズに取材乗船させていただき、絶対自腹じゃ乗れない…と恐れ慄きながら乗ってみて、「むむ!?意外とお得なのでは!?」と思うに至ったので、検証してみたいと思います!
航路はスイスのバーゼルからオランダのアムステルダムまでの10泊11日。私たちが乗船したのはドイツのトラーベン=トラーバッハからオランダのアムステルダムまでの5泊6日。
実際にこのコースは11日で$5795(日本円で約85万円)というラグジュアリー客船です。(※2024年9月時点)
クルーズ代金に含まれるもの
・空港送迎
・移動費(基本起きたらもう次の寄港地です)
・客室(清掃は1日2回、ミネラルウォーターとマイボトル完備、無くなれば補充してくれる)
・食事(朝ビュッフェ、昼ビュッフェ+選べるメイン、夜選べるコース、頼みたい放題)
・お酒(昼夜ワイン&ビール飲み放題)
・軽食(アフタヌーンティー、夜食など)
・お茶やコーヒー(いつでも飲めます)
・寄港地でのツアー(ゆったりバスツアーでもアクティブにサイクリングでも)
・レンタサイクル
・ヨガ、エアロビクスなどのレッスン
・ジムの利用料
・楽しいイベント(ムービーナイト、コンサートからチーズテイスティングまで)
まだあるかも?とにかく盛りだくさんです。
我々は区間乗船だったので正直前半のツアーやイベントはパンフレットを参考程度にですが(後半とさして変わらないと想定し)計算してみましょう。
・空港送迎(参考:UBER)
経路 現地通貨 ¥
バーゼル空港〜港 CHF 30 ¥5000
アムステルダム港〜空港 €50 ¥8000
¥13000
・移動費(参考:Rome2Rio)
区間 交通費の中央値
バーゼル〜ブライザッハ ¥7600
ブライザッハ〜コルマール ¥400
コルマール〜ケール ¥1700
ケール〜ストラスブール ¥300
ストラスブール〜マインツ ¥10000
マインツ〜リューデスハイム ¥1500
リューデスハイム〜コッヘム ¥3600
コッヘム〜ベルンカステル* ¥3000
ベルンカステル〜ドルトレヒト ¥24000
ドルトレヒト〜ユトレヒト ¥1800
ユトレヒト〜アムステルダム ¥2300
¥56200
*電車代¥1300〜1900でバス代不明なので推測です
・客室(参考:Booking.com)
ターンダウンサービスがある4つ星ホテルから想定して10泊25〜50万円。
バーゼルとアムステルダムで検索して25万円は適当なホテル、50万円はブランドのホテルの一番安い部屋です。
間をとって38万円としましょう。ちなみにお部屋備え付けのマイボトルをGoogleレンズで検索したら€35でした。5700円。
・食事
朝:ホテルビュッフェは平均€20くらい
昼:アムステルダムのとあるビュッフェランチが€30
夜:コースディナーなので€100くらい
合計 €1470(¥240,000)
・飲料(お酒やお茶、コーヒー)
嗜む程度で見積もって昼夜2杯ずつ、1日4杯だと仮定。
アムステルダムでは安いワインが1杯€5、船ではいいご当地ワインを出してくれていたので1杯€10とします。
(€10×1日4杯) × 昼夜の食事回数19回 = €760(¥124,000)
コーヒー(€4.5)とお茶(€3.5)を1日1杯ずつ飲んだと仮定して€8 × 11日 = €88(¥14,000)
・寄港地でのツアー(参考: GetYourGuide)
場所 内容 € ¥
コルマール カヌー €25 ¥4000
コルマール 街歩き €70 ¥11500
ストラスブール ボート €120 ¥20000
ストラスブール 街歩き €45 ¥7000
マインツ 街歩き €20 ¥3300
リューデスハイム お城訪問&ワイン試飲 €100 ¥16000
コッヘム 街歩き&お城訪問 €200 ¥32500
ベルンカステル 街歩き €200 ¥32500
コブレンツ お城訪問&街歩き €225 ¥36600
ドルトレヒト* キンデルダイク訪問 €250 ¥40000
ユトレヒト 運河クルーズ €17 ¥2700
¥206100
※ロッテルダム+キンデルダイクの7時間のツアーが€470で我々はドルトレヒト+キンデルダイクで2〜3時間だったので半額で計算。
・レンタサイクル(参考:Google)
1日€10くらい × 9日 = €90(¥15000)
このあたりで、すでに十分元取れた気がするので総額を計算してみます。
※チップもクルーズ代金に含まれています。(他の船会社は凡そ1泊17-18$ 程度でしょうか。17$ × 7泊で計算)
参考までに計算に入れなかった軽食、イベント、ジム、プールの様子をどうぞ。
なんと、すでに91万円でした!船代が85万円〜なので、しっかり元が取れる計算です。
ノーブランドのホテルなら総額80万円だったと考えるとホテル代とキャビン代のレベルもいい感じにバランス取れてますね。
何が素晴らしいって、これらのホテル、ツアー、移動、食事を一切手配する必要なく、上げ膳据え膳。一度経験したら戻れなくなります。
円安の時代にヨーロッパでちょっといい旅行をすると80万円なんてあっという間です。
個人旅行は大変だし、移動も面倒だし、荷物を持ったまま歩き回ると盗難の被害だって増えます。
諸々を加味するとこのリバークルーズ、むしろとってもお得な旅のスタイルなのです。
節約大好き、バックパッカーの私が言うのだから間違いありません。
百聞は一見にしかず。乗船すれば更にお得さが分かるので、ご自身で最新の情報と照らし合わせて、ぜひ一度リバークルーズを検討してみてください。
※この記事の内容は、筆者の個人的な経験に基づいています。旅行のスタイルや好みは人それぞれですので、ご自身のプランに合わせてアレンジしてください。
※2024年10月時点のものです。レートや料金は旅行時期や予約状況により変動する可能性がありますので、旅行の際は、ご自身の責任において最新の情報収集と判断をお願いします。
取材協力:エメラルドクルーズ
メンバープロフィール
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こんにちは!クルーズアンバサダーのうしろです。
フリーランスのお仕事をしているので、暇さえあれば国内外問わず旅行に出かけています。日本が国として認めている196カ国のうち、訪れたことがある国は59カ国で、目標は196カ国制覇です!
長期のクルーズ経験はボランティア通訳として乗船したピースボートだけですが、船で暮らした3ヶ月半は一生の思い出です。
語学が得意で、写真撮影も好きなので、微力ながら世界にクルーズの魅力を発信するお手伝いができればと思います。
よろしくお願いします!
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