エメラルド・クルーズ「デスティニー」の寄港地 ドイツ・オランダを満喫

こんにちは!クルーズイズムアンバサダーのうしろです。
実はなんと 2024年8月、ラグジュアリークルーズ『エメラルド・クルーズ』に区間乗船させて頂きました。初めてのリバークルーズです。

航路はスイスのバーゼルからオランダのアムステルダムまでの10泊11日。
乗船したのはドイツのトラーベン=トラーバッハからオランダのアムステルダムまでの区間乗船で5泊6日。

「デスティニー」自体の素晴らしさや食事のおいしさ、サービスの素晴らしさは他の方がレポートしているので、各寄港地でのツアーや見どころをご紹介します!

Day1 トラーベン=トラーバッハ(ドイツ)

当初はベルンカステルで乗船する予定でしたが、港が混雑しているということで急遽乗船場所が変更に。
ツアーバスは予定通りベルンカステルへ向かったようですが、我々は乗船日だったのでトラーベン=トラーバッハの街歩きを楽しみました。


トラーベン=トラーバッハもベルンカステルもモーゼル川沿いのかわいらしい街並みが有名です。リースリングワインの看板が可愛かった…!

因みにリバークルーズにはこういった変更もあるため、ツアーやアクティビティの内容はあくまで参考程度にお楽しみください。

Day2 コッヘム(ドイツ)

朝寄港して、ツアーの前にディレクターにケーブルカーまで案内してもらえるプチツアーがありました。ケーブルカーは有料ですが、15人以上集まれば料金が安くなるとのこと。

私は乗船前夜のスケジューリングを完全にミスってほぼ完徹だったため睡眠を優先しましたが、ケーブルカーで行き着いた山頂にはそこで亡くなった羊飼いのお墓と言われる大きな十字架があり、展望台から街を一望できるそうです。


さて、この日のコッヘムは年に一度のワインフェスティバルの最終日で大盛り上がり。伝統衣装を着た人々が街中をパレードしていてすっかりお祭り気分でした。

そんな中、ランチ終わりに始まったツアーは街歩きとコッヘム城観光。


部屋に備え付けのQUIETVOXと呼ばれる機械のチャンネルを合わせ、イヤホンを耳に付けてガイドさんの声を聞きながら歩きます。

この時訪れたお城がとーっても可愛かった!!ドイツのお城は地味なイメージがあって完全に偏見の目で見ていたのですが、いい意味で裏切られました。ステンドグラスが華やかでディズニープリンセス気分にさせてくれる素敵なお城でした。


我々はミニバスに乗ってお城の中まで乗りつけたのですが、通常は坂道を延々と登らなければならないそう。
ツアーそのものだけでなく、ツアーの際に訪れる観光地の入場料も全てクルーズ代に含まれています。

出港まで時間があったのでツアー後は市内観光。
Historische Senfmühle Cochemというマスタード屋さんで果物味やワイン味など、さまざまなフレーバーのマスタードを試食しました。


本当はカウンターで大きなソーセージを購入し、マスタードをつけて試食するのがおすすめのようですが、残念ながら午後には売り切れてました…。

そのあとは中央広場でワインフェスティバルに参加!


コッヘムの町の名前とお城のシルエットがプリントされた可愛いオリジナルグラスを€3で購入(シャンパングラスとワイングラスが選べました)、飲み物は€2.5〜3.5くらい。私たちはガイドさんがツアー中に紹介していたSect(ゼクト)というドイツのシャンパンを飲んでみました。軽くて美味しかったです。

町の皆さんも完全に出来上がっているので写真を撮っていると一緒に撮ろう!と次から次へ入ってきてとても楽しかったです。


夜はなんと、ワインフェスティバルの締めくくりに花火大会があるということで、粋な計らいでスケジュールを変更してまで花火を見せてくれました。しかも屋上での音楽の演奏と無料のワイン片手に贅沢な時間。
リバークルーズで見る花火は圧巻で思い出に残る1日になりました。

Day3 コブレンツ(ドイツ)

午前中は別の船内見学をしていたので参加できなかったのですが、マルクスブルク城へのツアーは評判が良かったです。

私たちはその後、市内観光へ。まずは往復€19のコンボチケットを買ってケーブルカーで要塞へ。


要塞と博物館は説明がドイツ語のみでよく分からなかったのですが、展望台から街が一望できて景色が良かったです。要塞の建物のシンメトリーな感じもツボでした。


街の中はヨーロッパらしい街並みで、街歩きというよりはショッピング向き。どのお店でもヨーロッパのご当地ブランドのセールが行われていて、お得にお買い物をしたい人は楽しめること間違いなしです。

Day4 ドルドレヒト(オランダ)

ここからはオランダです。ツアーは風車が並ぶ世界遺産キンデルダイクへのバスツアーへ。

15分刻みの出発で4台に分かれていくので、事前に何番バスに乗るかを名簿に書き込みます。
番号が若い号車から埋まっていくので、私たちは一番人が少ないであろう一番最後に出発するバスを選びました。


キンデルダイクでは歴史に関する紹介ムービーを観て、風車に入って、少しの自由時間。


往復1時間を含めて全部で3時間ほどのサクッと短時間のツアーでした。最後にはオランダ名物ストロープワッフルとポストカードも配られました。


他の号車は最後に市内観光もあったようですが、私たちは最後の号車だったので港でツアー終了。自分たちで競歩で街歩きしました。

Day5 ユトレヒト(オランダ)

オランダの運河ツアーといえばアムステルダムですが、ユトレヒトの運河ツアーも最高でした。


みんなバラバラのボートに振り分けられて、船ごとに雰囲気がかなり違ったので、乗船の際はデザインに関しては「この船だったらいいなー」くらいに考えておいてください。笑

45分ほどクルージングを楽しんだ後は自由行動、バスに乗って船に戻る流れだったので大急ぎでユトレヒト観光。


ユトレヒトはミッフィーの作者、ディック・ブルーナの出身地なので街はとにかくミッフィー推し。「Nijntje」と呼ばれて親しまれています。
なかなか青信号にならないミッフィーの信号機を20秒ぐらいの小走りで渡って、ディック・ブルーナが通ったクッキー屋さんや、Banketbakkerij Theo Blomでミッフィーのチョコやクッキーを買いました。
半分ディック・ブルーナ、もう半分がミッフィーの銅像などのミッフィースポットを探索するのが楽しいです。


ミッフィー像は町の至る所にあって、ミッフィー広場などもあるので時間があればぜひ。
HEMAというオランダのプチプラデパートに行くとミッフィーグッズが大量に置いてあるのでお土産を探している人はそちらもぜひチェックしてみてください。

Day6 アムステルダム(オランダ)

最後の寄港地はオランダの首都アムステルダムへ。
下船前日は予定より1時間早く、16時に寄港したので夕飯まで自転車を借りて街へ繰り出しました。


アムステルダム港は、停泊する桟橋によっては駅や市内中心部まで徒歩30分とちょっと遠いので自転車がおすすめです。
船はいつでもレンタサイクルが無料で、サドルがかなり下がるので私のように足がつかないと自転車乗れない民も問題なく乗れちゃいます。


1時間半で市内をザーッと走って、アンネの家の前で記念撮影して、無料の渡し船で対岸に渡って、ヨーロッパで一番高いところにあるブランコに乗って、渡し船で戻って、なんとか夕飯に間に合いました。笑


そして翌日の下船は8:30。朝食も本来は8:30までですが、せかされることもなく、最後までゆっくり船内を堪能できます。
帰路の便に合わせて空港まで乗り合いの無料シャトルバスを利用することも可能です。
アムステルダムに後泊する場合は、街まで有料のタクシーも手配してもらえますが、因みにUBERの方が安かったです。笑


特におすすめなのがアンネの家。大人気なので6週間前の火曜日、オランダ時間の10時にチケット予約必須です。


定番のフォトスポットはDamrak。Bloemenmarktというお花屋さんに寄るのもオランダらしい。
現代アート好きならMoco Museumは最高です。


友達と一緒であればインスタ映えミュージアムWONDRで写真を撮って、その隣のRoller Dreamsでローラースケートするのも楽しいので要チェック。


また、時間があればデン・ハーグまで足を伸ばしてVoorlinden Museumに行ってほしいです。
金沢21世紀美術館にあるレアンドロ・エルリッヒのプールなど、緑豊かで魅力的な作品ばかりで私の推し美術館です!

春に行く場合はキューケンホフのチューリップ畑も近いですよ。アムステルダムは見どころたくさんなので、時間が許すのであれば、そのまま帰らず観光してください。但し、観光の際はスリには気をつけてくださいね。
実は、国立美術館でチケットを買う際にパスポート、クレジットカード、デビットカード、現金など一瞬の隙に全て持って行かれました。油断せず気をつけたら最高の旅行になること間違いなしです。

リバークルーズは、船を降りて10〜15分で町の中心部に行けますし、寄港地ツアーは無料で気軽に参加でき、かつ移動が楽です。
乗下船がスムーズでギリギリまで観光できるので、エメラルド・クルーズに乗船される際は是非最大限に寄港地も満喫してくださいね。

取材協力:エメラルドクルーズ

メンバープロフィール

うしろ
うしろ
こんにちは!クルーズアンバサダーのうしろです。
フリーランスのお仕事をしているので、暇さえあれば国内外問わず旅行に出かけています。日本が国として認めている196カ国のうち、訪れたことがある国は59カ国で、目標は196カ国制覇です!
長期のクルーズ経験はボランティア通訳として乗船したピースボートだけですが、船で暮らした3ヶ月半は一生の思い出です。
語学が得意で、写真撮影も好きなので、微力ながら世界にクルーズの魅力を発信するお手伝いができればと思います。
よろしくお願いします!

関連記事

  1. 最高すぎる!東カリブ海クルーズライフ【新たな挑戦】

  2. コスタセレーナ 〜楽しくて!明るくて!ド派手!踊る!踊る!踊るやん!〜 クルーズ旅の魅力レポ

  3. 気軽に楽しむ!コスタセレーナ 金沢港発着 クルーズの魅力レポ

  4. 日本人ならいつか乗りたい!ラグジュアリーなクルーズ客船ASUKAⅡで大人時間を演出

  5. 若者でも楽しみがいっぱい!飛鳥IIワンナイトクルーズ

  6. クルーズ女子旅!アジアを巡る魅惑のロイヤルカリビアン乗船記②

カテゴリー

  1. カーニバルパノラマ

    カジュアルクラスの中でも特にリーズナブルで客室は…

  2. 【おとなの美食クルーズ】気品あふれるクラシカル船…

  3. アジアの楽園リゾートを巡るクルーズ旅「クァンタム…

  4. 初めての船旅は『ロイヤルカリビアン』子連れクルー…

  5. はじめてのジャパネットクルーズ乗船記 日本発着 史…

  1. コロナ禍でどう進化した?ダイヤモンド・プリンセス

  2. クロワジー・ヨーロッパ プロバンスを堪能するローヌ…

  3. 私の推し航路「エーゲ海クルーズ」

  4. 『世界で最も美しい船旅』フッティルーテン・沿岸急…

  5. 南フランスを徹底的に楽しむリバークルーズ(紹介編)