『リージェント セブンシーズクルーズ』「セブンシーズ エクスプローラー」リージェントスイート 船内見学会レポ

洋上でもっとも豪華な客船『リージェント セブンシーズクルーズ』は、 東京発着クルーズも配船されている、 5万トンクラスのスーパーラグジュアリー船。

以前同ランクの客船 「Crystal Symphony(クリスタルシンフォニー)」に母娘で乗船した際にも、 クルーズ常連のセレブなお客さんとの会話で度々「Regent」が話題にのぼっていました。 いつかは乗船してみたいと憧れていた思いが叶い、2024年10月、 東京国際クルーズターミナルに寄港していた「セブンシーズ エクスプローラー」の船内見学会にご招待いただきました。

船内見学会 乗船の流れ

乗船前に東京国際クルーズターミナルにて受付し、 船内で着用必須のビジターパスを受け取ります。 マーシャル諸島に船籍を置く船のため船上は外国扱い。 パスポートが必要です。

港からみる「セブンシーズ エクスプローラー」は、 ロイヤルカリビアンなどの超大型客船(20万トン越え)と比べると少し小さめ。


ですが、 豪華客船の世界では “小さいほどラグジュアリー度が上がる”(乗客の数が少ないほど、 一人当たりの使える面積が増え、 きめ細かいサービスが提供される)仕組みなのです。


船内見学会の乗船の際は通常かなり混み合い、 なかなか船に入れないという話をよく聞きますが、 こちらではとてもスムーズに乗船オペレーションが進んでいました。

パブリックスペース見学

エントランス

船内に入ると、 巨大なシャンデリアがお出迎え。
乗船の際には毎回こちらでウェルカムドリンクが振る舞われます。 このキンキンに冷えたシャンパンを飲むために暑い中外に出ているんだよ、 と豪語するお客さんもいそうです。(想像)


ラウンジで一際目を引く美しい女性の絵画は、 この船の名付け親であるモナコ公国シャルレーヌ公妃を描いたもの。

レセプション

受付ではエクスカーションの申し込みや、 スペシャリティダイニングの予約ができます。


他船でのクルーズは寄港地ツアーが有料のため、「このツアーが面白そうだけど1人2万円するのでやめておこう。 現地で安いツアーはないかな?」なんてケチって現地のサイトを検索しまくることもあったのですが、こちらは数十種類から選べる寄港地のエクスカーションも乗船料に含まれています!まさに「究極のオールインクルーシブ・ラグジュアリー」です。

他にもWifiやランドリーサービス、 軽食~フルコースのお食事、 アルコールもコンプリメンタリー(無料)となっています。

ラウンジ


ラウンジは3つ。 趣の異なるそれぞれの空間で、 バーボンを飲みながら生バンドの演奏に耳を傾けたり、 カラオケナイトで盛り上がったりできますね。

シアター

2階建てのショーラウンジでは、 ブロードウェイ仕込みのミュージカルや、 著名アーティストのコンサートなど、 毎日違った演目が楽しめます。


上品な内装で、 座席がかなり広くとられているので見通しもよく、 カクテルを飲みながらゆっくりと鑑賞できます。ソファの座り心地も絶妙にふかふかで、 うたた寝してしまいそう。

船内の施設を巡っていると、 ピカソやシャガールの作品がいたるところにあり、 美術館を歩いているように錯覚します。当然、 鑑賞は無料。

客室見学

375室の客室は全室プライベートバルコニー付きのスイート仕様。 今回は特別に412㎡(!)のリージェントスイートを見学させていただきました。


このリージェントスイートはラグジュアリークルーズ船の中でも最大の広さを誇り、 テラスからは270度の眺望を、船長と同じ目線で堪能できます。


寄港地では専属バトラーがガイドとドライバーをクルーズ出航前に事前手配しているそうです。


美しい調度品に、 広いだけでなく計算し尽くされたレイアウト。 部屋を移動するたび感嘆の声が漏れ出ます。

スイート内にあるバスルームスパには専用サウナやスチームルーム、 整いスペースまで完備。


こちらでのマッサージトリートメントは、1日2トリートメントまで(一人ではなく1室1日2トリートメントまで)部屋代に含まれています。 将来、 退職金でこの部屋に宿泊しようと決めました。

ダイニング見学


さて、 船内ツアーが終わり昼食をいただきます。
今回は、 コバルトブルーのベネチアングラスがきらめく「コンパスローズ」でコースランチ。


マグロのタルタル、 蟹身のフィッシュケーキ、メインはトリュフとフォアグラのロッシーニまたは地中海スズキのアクアパッツァから選択。 デザートのアラスカケーキと、 紅茶、 プチフールまで、どれも美味しくいただきました。

コンパスローズ含む自由席制のメインダイニングをはじめ、 エレガントで趣向を凝らしたスペシャリティレストランなど(すべて無料)レストランの種類はかなり多く、 毎日何を食べるか迷ってしまいますね。


その他、プールグリル(軽食)やコーヒーコネクション(バリスタのコーヒースタンド)などあります。

その他の施設見学


チーク材をアクセントにしたデザインのプールと、ジェットバスや海を眺めながら身体を温められる温ベットがあります。スパトリートメントを受ける前または受ける後は無料で利用できます。


最新鋭の設備を備えたフィットネスジム、ヨガやストレッチなどさまざまなクラスも受講できます。


寄港地ごとの料理を学ぶ事ができるクッキングスタジオ(有料)、マッサージやヘアカット、 ネイルなどの美容サロン(有料)、図書館、カジノ(有料)、ボードゲームラウンジ、 ブティック、 葉巻ラウンジ(葉巻は有料)などがあります。

まさに「究極のオールインクルーシブ・ラグジュアリー」


「セブンシーズ エクスプローラー」は船に乗り込んだ瞬間から別世界のような空間で、 洋上でもっともラグジュアリーといわれるにふさわしい、 圧倒的な船でした!

またドライクリーニングやプレスを含む無制限のバレーランドリーなど、テイラーメードのサービスも充実しています。洗濯する煩わしさがなく、ホリデーを思いっきりエンジョイできるのも嬉しいポイントではないでしょうか。

尚、『リージェント セブンシーズクルーズ』は日本周遊だけでなく、 アラスカ、 アジアなど様々な航路があります。

この船に乗ってしまうと下船した後の日常が退屈に思えてしまいそう。 そんな事まで考えたクルーズ乗船体験でした。

取材協力:リージェント セブンシーズクルーズ

メンバープロフィール

ふじはる
ふじはる
脱サラ後4年で38カ国を旅行✈️ファッション誌「25ans」公式ブロガーやガイドブック「地球の歩き方」特派員としても執筆活動中。5年間ロンドンで暮らし、現在は香港を拠点としています。ラグジュアリーな旅とグルメが大好きです。

関連記事

  1. 【おとなの美食クルーズ】気品あふれるクラシカル船「レガッタ」

  2. コスタセレーナで航く感動の長崎・済州島・神戸 GW JTB旅物語 チャータークルーズ

  3. ファミリーフレンドリーなカジュアル客船が日本初寄港!「Carnival Cruise Line」船内見学会

  4. 憧れの飛鳥Ⅱを気軽に堪能!2泊3日ショートクルーズで“手の届くラグジュアリー体験”

  5. ”いつか”の夢はすぐそこに!ダイヤモンド・プリンセスで思い描いていたクルーズ旅行を叶えてきました

  6. 神戸に初寄港のスーパーラグジュアリー船「リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー」を見学!

カテゴリー

  1. カーニバルパノラマ

    カジュアルクラスの中でも特にリーズナブルで客室は…

  2. 【おとなの美食クルーズ】気品あふれるクラシカル船…

  3. アジアの楽園リゾートを巡るクルーズ旅「クァンタム…

  4. 初めての船旅は『ロイヤルカリビアン』子連れクルー…

  5. はじめてのジャパネットクルーズ乗船記 日本発着 史…

  1. コロナ禍でどう進化した?ダイヤモンド・プリンセス

  2. クロワジー・ヨーロッパ プロバンスを堪能するローヌ…

  3. 私の推し航路「エーゲ海クルーズ」

  4. 『世界で最も美しい船旅』フッティルーテン・沿岸急…

  5. 南フランスを徹底的に楽しむリバークルーズ(紹介編)