スーパー・ラグジュアリー客船!リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー【船内見学会レポ】

神戸港に停泊中の『リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー』の船内見学会に行ってきました。

ノルウェージャンクルーズライングループの中でもラグジュアリーブランドの位置付けで究極のオールインクルーシブをコンセプトにしたスーパー・ラグジュアリー客船です。

クルーズ会社がそれぞれ保有する船はサービスなどによりカジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船に分類されますが、この船は最上級のカテゴリーです。

リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー【シップデータ】


2016年7月13日にモナコでデビューし、モナコ公国のシャルレーヌ公妃によって命名されました。
乗客に対するクルーの数の割合が凄いですね。お客様をお待たせすることはありません!と言いきる凄さ。

乗客4,000人を超える大型クルーズとはやはりサービスの手厚さが違うのだなと実感しました。

総トン数55,254トン
全長 / 全幅224m / 31m
乗客定員 / 乗組員数750名 / 542名
就航年2016年
船籍マーシャル諸島

それでは早速船内をご案内します。

リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー【船内施設】


エントランスを入るとすぐに目に入るのは美しいアトリウム。DECK4にはラウンジ・カジノ・レストランがあります。

メインダイニング「コンパスローズ」


天井の美しい装飾は海をイメージしたベネチアングラス、食器はベルサーチ特製のディナー食器なんだとか。

こちらは予約なしで利用できます。大型船だと予約が必要だったり、利用時間を区切られたりもあるのでこんな素敵なレストランが予約不要は嬉しいですね。

外国船ならではのカジノ


日本国内停泊中はお休みです。

エクスプローラー ラウンジ


革張りの椅子やクッション、照明など細部まで凝ったインテリア。
ここでは専属ミュージシャンの生演奏やカクテルを楽しむことができます。

コンステレーション シアター


決して大劇場ではないけれどゆったりとした座席やムラノグラスのランプの妖しい輝きはまるでパリのキャバレーのよう、舞台が近いからこそライブ感をより楽しめますね。上階のDECK5からはバルコニー席、BOX席にアクセスできます。

メリディアン ラウンジ


ここからはDECK5です。こちらも生演奏などが楽しめるラウンジですが昼間にはアフタヌーンティーが頂けます。もちろん追加料金はかかりません。

コーヒーコネクション


バリスタが淹れる本格的なコーヒーとペイストリーやサンドイッチ、自家製クッキーなどが無料で頂けます。

アジア料理「パシフィックリム」


チベットのマニ車をイメージした入口が印象的なアジア料理のディナーレストランこちらは予約の必要なスペシャリティレストランです。( ※マニ車とは、真言を唱えながら手で回すと功徳が得られるという仏具のこと )


和食を含むアジア料理全般ですがロブスターの天ぷらが美味しいそうですよ。もちろん追加料金は必要ありません。

レセプション&コンシェルジュ


DECK5には他にビジネスセンター、デスティネーション サービス、スパがあります。
スパ内は入れなかったのですが奥にはインフィニティープールがあるそうです。見てみたかったなぁ。

フレンチ「シャルトリューズ」


DECK10には2つのスペシャリティレストランがあります。こちらはフランス料理です。予約は必要ですが追加料金はなし。
そうこの船内ではスペシャリティレストランも全部追加料金がかからないんです!

ステーキハウス「プライム 7」


熟成肉のステーキやプライムリブ、サーモングリルなどアメリカの定番料理がいただけるスペシャリティレストランです。


特筆すべきはピカソの手掛けたお皿や版画、シャガールの版画などの作品がさりげなく飾られていること。船内いたるところにアートが飾られていて見て回るのも楽しそうです。

中央にあるプールデッキ


DECK11のプール付近は、チーク材の木製デッキと白いチェアが高級感ありますね。両サイドにジャグジーがあってタオルもふんだんに用意されています。
内側のタイルも美しかったです。

奥にはプール グリルがあって焼きたてのハンバーガーやシーフード、サンドイッチ・スイーツが水着のままでも頂けます。


ジェラートも船内で手作り!
胃袋がいくつあっても足りないですね。

イタリアン「セッテマーリ / ラ・ベランダ」


海を眺めながら朝と昼はブッフェレストラン、そして夜になると「ラ・ベランダ」はオープンキッチンのイタリアンレストラン「セッテマーリ」に変身します。


こんなにたくさんのレストランがあると飽きるどころか全部食べ尽くしたくて選ぶのに悩んじゃいますね。


DECK11には他にも、沢山の本をそろえたライブラリーや葉巻が吸えるコノワスール クラブ、ボードゲームやブリッジできるカードルームもあります。

ちょっとユニークなフード アート キッチン


なんと本格的な料理教室のための設備です。料理教室は有料ですがオリジナルエプロンも付いてるそうですよ。
クルーズ船のシェフから本格料理を習うのも楽しそうですね。

オブザベーション ラウンジ


床から天井まで届く大きな窓から壮大な洋上の風景を眺めながらのティータイムや夜のカクテルタイムを楽しめます。

さらに上階にはジョギングトラックやパドルテニスコート、ゴルフネットなど身体を動かすスペースもたっぷり、DECK6にもトレーニングルームがあります。ヨガやフィットネスのアクティビティも無料なので食べ過ぎても安心ですね。

DECK4のブティックでは免税品やお土産などのお買い物もできちゃいます。まさに一つの街ですね。

リージェント・セブンシーズ・エクスプローラー【客室】


すべてのお部屋がスイートルーム!ウォークインクローゼット、最高級のインテリア、快適なElite Slumber™ベッド、プライベートバルコニー付きです。

ペントハウススイート


DECK14のお部屋に入るとダイニングエリアがあってその奥がリビング、普通のホテル以上に広いですね。テレビも壁にはめ込み式になっています。
バルコニーはリビングとベッドルーム両方にわたって広く取られていてどちらからもアクセス可能です。


大きなベッドはツインベッドに分けることもできます。


バスルームはWシンクでトイレはセパレート、これは日本人には嬉しいですよね。普通のホテルでもここまでの設備はなかなかないですね。


大理石をあしらった石造りのシャワールームも洗面エリアとは別になっていて着替えのスペースもすごく広いです。
夫婦だけでなく友人同士の旅でもストレスフリーで過ごせますね。

コンシェルジュスイート


ベッドルームとシッティングエリアが一つになっていますがそれでも十分広いです。


バスルームはトイレ一体になっていますがバスタブ付きでWシンクなのでこちらも充分な設備ですね。

全客室共通のサービス
・プライベートバルコニー
・シッティングエリア
・大理石をあしらった石造りのバスルーム
・ロクシタンのバスアメニティ(部屋によりエルメスなどもあり)
・ウェルカムシャンパンボトルとフルーツ
・ミニバー(毎日補充)
・24時間対応のルームサービス
・靴磨きサービス
・インタラクティブ薄型テレビと直通衛星電話
・リージェントのバスローブとスリッパ
・金庫・化粧台とヘアドライヤー
・バレーランドリーサービス

クルーズ代金に含まれるサービス
・全食事・軽食(レストラン・カフェ・バー)
・アルコールを含む全ての飲み物(ヴィンテージワインなど一部有料)
・寄港地の観光が無料(これはすごい!)
・無制限の WiFi 接続
・チップ・港湾税・ボートチャージ
・コンシェルジュスイート以上で 前泊のホテル(朝食・ポーター・送迎込み)

まさしく究極のオールインクルーシブ


料金は最低でも1泊1人16万円以上それで何日間もクルーズとなるとええ〜高いって思いますよね。(私も思います)
でもいざ海外旅行に行ったらホテル・観光・現地の交通費・食事・お酒(我が家はこれが…)そこにチップや滞在税もかかりますよね?
これが全部込みなら意外とお得なのでは?と思っちゃいました〜
(ただ今はお得なキャンペーンも開催中で、こんなに込みで1泊1人5.5万円~もあるそうです!2024年3月末調べ)

高級ホテルに滞在したら1泊5万円以上でもスイートには泊まれないし、食事やお酒も別料金、しかも自力で周遊したら現地の移動交通費や荷物も都度パッキングして持ち歩かないといけないし、予約の確認とかも面倒ですよね。

一旦船に乗ったら何も考えなくても周遊できちゃう、寝てる間に次の寄港地に着くって時間の効率も最高に良い!
街の移動で半日かかりますからね、時は金なり!飛行機はマイルで取ったらなんとか行けるんじゃない?と真剣に行く気になります。

ただし、大型クルーズのような大規模なショーやアトラクションは無いのでカップルや女子旅向きでしょうか。
その分ショーやレストランの予約やらで並んで待つのに忙しくてゆったりできないとかは無いから本を読んだり、ボーッとする時間はたっぷりありそうです。

ラグジュアリークルーズ船なんて夢のまた夢と思っていましたが、早めの予約やクルーズの代理店のサイトのキャンペーンで信じられないほどお得な価格で提供されていることもあるので興味があれば是非メールマガジンやサイトに登録されることをお勧めします。

私も実際に見ることで夢がまた増えました。いつか必ず乗船したいという目標ができました。


取材協力:リージェント・セブンシーズ・クルーズ

メンバープロフィール

旅猫あや
旅猫あや
はじめまして旅猫あやです。⁡リース会社・広告代理店の営業を経て、イタリア好きが高じて某大手旅行会社の添乗員となり、主に海外のパッケージツアーの添乗をしていましたがコロナで休職中です。現在はInstagramで旅猫あや(tabinecoaya)として、旅行・ホテル・美容などの情報発信とPRをさせて頂いています。⁡神戸市在住⁡、家族は旅好き夫と私の母と猫1匹です。⁡⁡趣味は海外及び国内旅行、ホテル巡り、ヨガ、映画、お酒、ジャズダンス⁡で、特技はイタリア語、英語、旅行会話、スーツケースのパッキング⁡など。関西学院大学社会学部卒業。

関連記事

  1. 国内を巡りながら海外旅行が楽しめる!?ダイヤモンド・プリンセス 日本発着クルーズ9日間を徹底レポ

  2. 高松港から行く!アート大満喫のアイランドホッピング

  3. 日本人ならいつか乗りたい!ラグジュアリーなクルーズ客船ASUKAⅡで大人時間を演出

  4. クルーズ会社のエクスカーションに参加する

    【クルーズ寄港地 / 高松】滞在10時間を大満喫!おすすめモデルコース

  5. これで完璧!唐津鎮西・名護屋城跡エリアを満喫する半日プラン

  6. 【船内見学会】ロイヤルカリビアン ~スペクトラム・オブ・ザ・シーズ~ 横浜大黒ふ頭

カテゴリー

  1. 予告 船旅前に見ないと損!? 初心者も安心 リゾートワ…

  2. サムネイル

    【リゾートワールドクルーズ】シンガポール発着ゲン…

  3. 赤ちゃん連れクルーズ!MSCベリッシマは子連れに嬉し…

  4. 【クリスタルシンフォニー】ラグジュアリー客船 …

  5. 【クリスタルシンフォニー】ラグジュアリー客船 アジ…

  1. コロナ禍でどう進化した?ダイヤモンド・プリンセス

  2. クロワジー・ヨーロッパ プロバンスを堪能するローヌ…

  3. 私の推し航路「エーゲ海クルーズ」

  4. 『世界で最も美しい船旅』フッティルーテン・沿岸急…

  5. 南フランスを徹底的に楽しむリバークルーズ(紹介編)