【ロイヤルカリビアン】オデッセイ・オブ・ザ・シーズでヨーロッパ初のロイヤルビーチクラブへ!エーゲ海クルーズ乗船レポ

“クルーズ女王にウチはなる!”
こんにちは、毎月クルーズ旅をしているYKKです。

今回ご紹介するのは、ロイヤル・カリビアンの「オデッセイ・オブ・ザ・シーズ」。イタリア・ローマ(チビタベッキア)発着で、ギリシャとトルコを巡る7泊8日のエーゲ海クルーズです。

実はこの船、私にとって特別な一隻です。前回乗船したのは2022年。そのときのレポート動画が、私のチャンネルで初めて100万再生を超えました。いま私がクルーズYouTuberとして活動できているのは、この船がきっかけだったと言っても大げさではありません。

そして4年ぶりに戻ってきた地中海は、はっきりとレベルアップしていました。2026年4月、サントリーニにヨーロッパ初となるロイヤルカリビアンのプライベートビーチ「ロイヤルビーチクラブ サントリーニ」がオープンしたのです。「憧れるけれど、暑さと人混みがつらそう」と敬遠されがちなサントリーニの印象が、この一箇所で大きく変わりました。

船と、生まれ変わった寄港地の両方をレポートします。

オデッセイ・オブ・ザ・シーズはどんな船?

  • 総トン数:約16万8,000トン
  • クラス:クォンタム・ウルトラ・クラス(クォンタムクラスの進化版)
  • 全長:約347m / デッキ数:16
  • 就航:2021年
  • 乗客定員:約4,200名(満船時は約5,000名)

全長347mは、東京タワーを横に倒したよりも長い計算です。ロイヤルカリビアンにはさらに大きいオアシスクラスやアイコンクラスもありますが、私はエーゲ海のように寄港地も楽しみたい航路では、このクォンタムクラスくらいのサイズがちょうどいいと感じています。

さらに嬉しかったのが、この船が今年ドライドック(定期改装)を終えたばかりだということ。4年ぶりに乗っても古さをまったく感じませんでした。

客室紹介:地中海の夏こそ、バルコニーで風を感じよう!

今回滞在したのは、デッキ8の海側バルコニールームです。

ベッドまわりの通路がとても広く、1週間分のスーツケースを広げても窮屈になりません。クローゼットが2か所あり、細かい荷物をしまえる引き出しも備わっているので、長期のクルーズでも荷物を全部出して整理できます。リングライト付きの大きな鏡も、支度をする身にはありがたいものでした。

バスルームは、脱衣スペースが広く使いやすいと感じました。鏡もシンクも大きく、水圧も十分です。

そして地中海の夏に効いてくるのが、バルコニーです。デッキチェアが2脚あり、ここでルームサービスの朝食をとる時間は、この航路ならではの贅沢でした。

食事紹介:24時間どこかが開いている安心感

ウィンジャマーは朝昼晩のビュッフェ会場

日替わりでクレープやパスタをその場で作ってくれ、デザートは毎日すべて手作りです。サラダの野菜がシャキシャキとフレッシュなのも、船上とは思えない部分でした。

毎朝通っていたのはザ・カフェ@Two70

サラダはその場で作ってくれ、サンドイッチは一つひとつ温めてくれます。スモークサーモンのベーグルとカフェモカを持って、270度の海が見えるラウンジで朝食をとる時間が、この1週間の定番になりました。

24時間営業のカフェ@プロムナード

深夜にお腹が空いても駆け込み寺があるのも頼もしいところ。隣のソレントスでは夜中まで焼きたてのピザが食べられます。ここのペパロニピザは、私が世界で一番おいしいと思っているピザです!笑

特別な夜には有料レストラン ワンダーランド

ロイヤルカリビアンでしか体験できない一軒です。マジックウォーターで文字を浮かび上がらせる「見えないメニュー」の演出に始まり、ポークベリー、ハーブと蒸し焼きにしたハリバットのカタイフィ包みと続きます。締めのチョコレートデザートに熱いキャラメルソースをかける瞬間は、味だけでなく体験そのものがごちそうでした。

味わい深いメインダイニング

エレガントナイトに欲張ってメインを二種類、ガーリックシュリンプとニューヨークストリップステーキを頼んだところ、「一皿にまとめましょうか」と提案してくださいました。5,000人規模が乗る船で、一人ひとりの好みに合わせて焼き加減まで調整してくれる。この細やかさこそ、ロイヤルカリビアンの実力だと思います。

アクティビティ:洋上でこれが体験できるのはロイヤルカリビアンの船だけ!

クォンタムクラスの真骨頂は、船の上とは思えない遊びの多さです。しかもその多くが乗船料金に含まれています。

最上部にそびえるガラスのカプセル、ノース・スターはこの船の象徴。クルーズ船で最も高い展望デッキとしてギネス世界記録に登録されており、約90mの高さから船と海を見下ろせます。10分間の乗船は無料、20分間の延長プランは有料(約20ドル)でした。夜になるとノース・スターは宇宙船のようにライトアップされるので、夜に乗って船全体の灯りを俯瞰するのが個人的なおすすめです。


洋上で体験できるのはロイヤル・カリビアンだけというリップコード by iFLY(屋内スカイダイビング)とフローライダーも健在です。iFLYは1分間なら無料でした。フローライダーは無料で遊べます。


全天候型の屋内スポーツ施設シープレックスは2層構造で、中央のアリーナではバスケットボールやサッカーのほか、ゴーカートまで走ります。滞在中にはレーザータグの会場も出現し、子どもたちに混じってチーム戦を楽しみました。


大人だけの時間が欲しい方には、18歳以上限定のソラリウムを。ガラス天井から光が差し込み、緑も多い、植物園のような空間です。ジャグジーは深夜1時まで利用でき、寝る前のリラックスタイムにちょうどよい場所でした。


そしてもし予約が取れるなら、ぜひ参加していただきたいのがバックステージツアー(Behind the Waves)です。ブリッジ、ランドリー、機関室、マイナス19度の巨大冷凍庫まで、普段は入れない場所を見せてもらえます。

何千人分もの食事がどう用意されているのかを知ってから食べるディナーは、味わいがまったく違いました。アイコンクラスなど新しい船ではまだ実施されていないので、クォンタムクラスならではの楽しみです。

エンターテインメント:270度に包まれる「The Book」

エンターテインメントの目玉は、船尾のTwo70で上演される「The Book」です。270度のパノラマガラスにプロジェクションマッピングが投影され、6枚のパネルがロボットアームで自在に動く没入型のショーで、客席の中央部分までステージとして稼働します。座席が一つひとつソファになっているため、とてもリラックスして観劇できました。

ロイヤルシアターでは、クォンタムクラスの定番演目「ショーガール」を鑑賞。私が毎回楽しみにしている演目で、今回は新しい演出も加わっていました。

このほか、ラテンやジャズの生演奏が響くボレロス、船をテーマにした内装が心をくすぐるスクーナー・バーと、夜の選択肢は尽きません。

ロボットがカクテルを作るバイオニックバーも健在で、あの滑らかな腕の動きは、ニューヨークのバレエダンサーの動きをモーションキャプチャーで再現したものだそうです。

寄港地紹介

今回の航路は、ローマ(チビタベッキア)発着で、終日航海を挟みながらサントリーニ、エフェソス(トルコ)、ミコノス、ナポリを巡る7泊8日です。Day2とDay6が終日航海にあたり、寄港が続く合間にしっかり休める配分になっています。

なかでも今回の主役は、やはりサントリーニでした。

サントリーニ:ヨーロッパ初のロイヤルビーチクラブへ

2026年4月にオープンしたロイヤルビーチクラブ サントリーニです。島の南側、イアやフィラからは見えない反対側に位置し、ロイヤル・カリビアン・グループの3ブランド(ロイヤル・カリビアン、セレブリティクルーズ、シルバーシー)の乗船者だけがアクセスできるプライベートビーチです(このほか現地の方も1日券を購入できるそうです)。

ここへ行くにはエクスカーションへの申し込みが必要です。私が参加したのは「アルティメット・サントリーニ・デイ・ウィズ・ロイヤルビーチクラブ」で、料金は284ドル。イア、フィラ、ロイヤルビーチクラブの3か所を1日かけて巡ります。

移動の快適さは、強調しておきたいところです。テンダーボートが着くのはフィラ直下の旧港ではなくアティニオス港で、そこから先はロイヤルカリビアンが手配したツアー参加者専用のバスで各所を回ります。つまり、旧港とフィラを結ぶロープウェイの行列に並ぶ必要がありません。あの待ち時間を避けられるだけでも、このツアーの価値は十分にあると思います。バスは冷房が効いており、出発時にはバナナと栄養バー、戻れば冷たいお水が用意されていました。この行き届き方こそ、船会社のエクスカーションの良さです。

イアでの自由時間は1時間半。白い建物と青いドームという、絵葉書そのものの風景が広がります。一番有名なドームは写真を撮るのに30分ほど並ぶこともあるようですので暑さ対策はしっかりとしましょう!屋根がドーム型なのは、この島が火山島だから。噴火の際に火山灰や岩が流れ落ち、屋根を守る効果があるのだとガイドさんが教えてくれました。道は狭く、足元の石はつるつるとしていて階段も多いので、歩きやすいスニーカーをおすすめします。

バスで約15分のフィラでも、同じく1時間半。イアが絶景を巡る街なら、フィラは買い物の街という印象です。白い街並みの向こうに自分の乗ってきた船が見えるのも、クルーズならではの眺めでした。

そして最後の3時間以上を過ごすのがロイヤルビーチクラブです。到着すると冷たいタオルとドリンクで迎えられます。火山性の黒い砂が特徴的なビーチで、ビーチラウンジ、パラソル、タオル、Wi-Fiはすべて込み。タオルは現地に用意されているので、船から持って行く必要はありません。ギリシャビュッフェは食べ放題で、グリークサラダ、ラム、タラ、ムサカ、ハルミチーズのグリル、ジャイロ、そして私の大好きなドルマダキアまで並びます。ビールやワインも含まれ、有料は一部のスペシャリティドリンクのみでした(サントリーニ・バニラ・アイスラテが5.8ユーロ)。

なおビーチクラブ内はキャッシュレスですので、クレジットカードをお持ちください。ビーチは遠浅で波も穏やかですが、黒砂に小石が混じるため、ビーチシューズかサンダルがあると快適です。持ち物は帽子、サングラス、日焼け止め、ビーチシューズをおすすめします。

最終のテンダーボートは夜10時半。つまり、丸一日サントリーニにいられます。世界一とも言われるサントリーニの夕日を見るためにイアやフィラのヴィラに泊まる方は多いですが、海に浸かりながらその夕日が沈んでいくのを眺めるという選択肢が生まれたことに、素直に感動しました。3回目にして初めて、この島でゆっくり過ごせたと思います。

気になるお値段は

参考までに、翌年7月出発・ローマ発着 7泊8日の料金をご紹介します。
最も手頃な内側客室で、1名あたり1,247ドル(約20万円)。1室2名利用時の料金です。1泊に換算すると約178ドルで、この中にメインダイニングやウィンジャマーでの食事、ノース・スターやiFLY、フローライダー、シープレックスといったアクティビティ、そしてショーがすべて含まれています。

地中海は夏の物価が非常に高いエリアです。ホテルに泊まって毎食を外で済ませることを考えると、移動しながら宿と食事とエンターテインメントがひとまとめになっているクルーズの効率のよさは、この方面でこそ際立つと感じました。

クルーズの様子はYouTubeでも公開中

オデッセイ・オブ・ザ・シーズの船内や、サントリーニのロイヤルビーチクラブの様子は、YouTubeチャンネル「YKKゆかこ」でも公開しています。文章では伝えきれない船の広さや、あのサンセットの色は、ぜひ映像でご覧ください。

私にとって原点であるこの船に4年ぶりに戻ると、そこにヨーロッパ初のプライベートビーチが加わっていました。「サントリーニは憧れるけれど、少しハードルが高い」と感じている方にこそ、この航路を次のクルーズの候補に入れてみてほしいと思います。

ロイヤルビーチクラブサントリーニの動画はこちら

オデッセイ・オブ・ザ・シーズの船内紹介はこちら

取材協力(写真動画提供):ロイヤル・カリビアン・インターナショナル 日本総代理店 株式会社ミキ・ツーリスト

メンバープロフィール

YKK
YKK
クルーズ旅YouTubeチャンネル「YKKゆかこ」を運営。
クルーズや海外旅の楽しさを発信しています。
2026年に株式会社Complimentaryを設立し、クルーズ比較サイト「CruiseMikke(クルーズみっけ!)」を運営。

クルーズ専門誌への寄稿や、業界イベントへの登壇も行っています。

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