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こんにちは、毎月クルーズに乗っている、クルーズ大好き YKKです。
今回ご紹介するのは、ロイヤルカリビアンの「ナビゲーター・オブ・ザ・シーズ」。アメリカ・ロサンゼルスを発着し、メキシコの3つの港を巡る7泊8日のクルーズです。
ナビゲーター・オブ・ザ・シーズは、私がこれまで乗船してきたロイヤルカリビアンの中では、比較的コンパクトな「ボイジャークラス」にあたる客船です。「大きな船のほうが楽しめるのでは?」と思われるかもしれませんが、この船には、クルーズ船として史上最長とされるウォータースライダー(全長約244m)をはじめ、ロイヤルカリビアンらしい魅力がぎゅっと詰まっています。それでいて、時期によっては1泊80ドル台から乗船できるという、コストパフォーマンスの高さも見逃せません。
“小さめのクラス”だからこそ見えてくる、ナビゲーター・オブ・ザ・シーズの実力を、客室・食事・アクティビティ・寄港地まで、実際に乗船してじっくりレポートします。
ナビゲーター・オブ・ザ・シーズはどんな船?

まずは、ナビゲーター・オブ・ザ・シーズの基本情報を簡単にご紹介します。
・総トン数:13万9,999トン(約14万トン級)
・クラス:ボイジャークラス
・全長:約311m/全幅 約49m
・就航:2002年(2019年に大規模リニューアル)


ロイヤルカリビアンには、超大型のアイコンクラスやオアシスクラスや、このボイジャークラスなど、大きさの異なるいくつものクラスがあります。ボイジャークラスはその中では中型にあたりますが、就航当時の2002年には13万トン級という世界最大級の一つに数えられ、さらに洋上で初めてアイススケートリンクを搭載したことでも知られる、いわば大型クルーズ船の礎を築いたクラスです。日本でもかつてチャーター運航され、大型客船の楽しさを日本市場に広めた一隻でもあります。
そしてこのナビゲーター・オブ・ザ・シーズ、2026年10月にはロサンゼルスから15泊のトランスパシフィック航路を経て横浜へ。その後はシンガポールを拠点に、アジア方面のクルーズも予定されています。日本から乗船しやすくなるという点でも、いま注目しておきたい一隻です。
客室紹介:内側キャビンなのに“プロムナードビュー”

今回私が滞在したのは、少しユニークなタイプのお部屋でした。カテゴリーとしては内側(インサイド)キャビンなのですが、窓から船内のメインストリート「ロイヤルプロムナード」を見下ろせる「プロムナードビュー」というお部屋です。デッキ6に位置し、広さはおよそ15平米ほど。
「人通りのあるプロムナードに面していると、賑やかで眠れないのでは」と心配していたのですが、実際に滞在してみると驚くほど静かで、日中はゆっくり休めるほどの快適さでした。レースカーテンを引けば室内はほとんど見えませんので、プライバシーの面でも安心です。

内側キャビンは閉塞感が気になるという方も多いと思いますが、この窓がひとつあるだけで圧迫感が大きく和らぎます。3面鏡や奥行きのある収納も備わっていて、2002年就航の船とは思えないほど清潔で機能的。価格を抑えつつ快適に過ごしたい方にとって、プロムナードビューはとても賢い選択だと感じました。
なお、客室のアメニティはヘア&ボディウォッシュが備え付けのみ。普段お使いのシャンプーや洗顔料は持参されることをおすすめします。コンセントは日本・アメリカ・ヨーロッパ式に対応しています。



食事紹介:その日の気分で選べる、豊富なダイニング
クルーズの大きな楽しみといえば、やはり食事です。ナビゲーター・オブ・ザ・シーズでも、乗船料金に含まれるダイニングから、特別感のある専門レストランまで、幅広い選択肢が用意されていました。
朝食やディナーの中心となるのが、デッキ5のメインダイニング。3層吹き抜けの優雅な空間で、中央にはタイタニック号を彷彿とさせる大階段が設けられています。朝はポーチドエッグやスモークサーモン、ニューヨークスタイルのベーグルなど、メニューも豊富。どれも作りたてで、ゆったりとした朝の時間を過ごせます。



軽く済ませたい日や夜食には、24時間営業のカフェ・プロムナードが便利でした。数種類のピザやサンドイッチ、スイーツが揃い、夜遅くに小腹を満たせるのはクルーズならではのありがたさです。淹れたてのコーヒーもいただけます。


また、寄港地の朝は出発までの時間が慌ただしいもの。私はルームサービスを活用し、お部屋でフルーツやベーグルなどの軽い朝食をとってから上陸するようにしていました。こうした“食の自由度の高さ”は、長い船旅をより快適にしてくれます。

特別な体験「シェフズ・テーブル」

数あるダイニングの中でも、ぜひおすすめしたいのが、有料の特別レストラン「シェフズ・テーブル」です。料金は1名100ドル(別途サービス料18%)と少し贅沢ですが、その価値は十分にありました。
通された席は、まるで宙に浮かんでいるかのような特別な空間。コースはスキャロップのカルパッチョに始まり、トマトのスープ、ロブスターサラダ……と続き、それぞれの料理にペアリングのワインが添えられます。一皿ごとに丁寧に説明をいただきながら味わう時間は、記念日やご褒美の日にぴったり。普段のクルーズとはひと味違う、上質なひとときを過ごせました。
コストを抑えて楽しめるのがナビゲーター・オブ・ザ・シーズの魅力ですが、こうした特別な体験を一度組み込んでみると、旅の満足度がぐっと高まります。




海上最長!全長約244mのウォータースライダー

ナビゲーター・オブ・ザ・シーズ最大の見どころが、屋上デッキにそびえるウォータースライダー「The Blaster」。クルーズ船として史上最長とされる全長約244mを誇り、途中で船の外側へと大きくせり出していく、迫力満点のアトラクションです。メキシコの青い海を背景に海上へと張り出すそのスケールは、まさにこの船を象徴する存在。乗船前から一番楽しみにしていた目玉でした。
実際に滑ってみると、これがもう病みつきになる楽しさ。海の上を一気に駆け抜ける爽快感に、童心に返って何度も滑ってしまいました。

スライダーのあるプールデッキは、2019年の改装でエリアが約2倍にまで拡張され、カリブ海の島々をイメージしたカラフルで開放的な空間に。お子さま向けのキッズプールや、定番のプールバー「ライム&ココナッツ」、半屋内でゆったり過ごせるソラリウムも備わっています。プールサイドでは無料のタコスやナチョスを楽しめる店もあり、遊んで小腹がすいたらすぐに立ち寄れるのもうれしいところ。ロッククライミングなど、ロイヤルカリビアンらしいアクティビティも充実しており、一日中飽きることがありません。


エンターテインメント:感動のプロダクションショー
ロイヤル・カリビアンといえば、本格的なエンターテインメントも見逃せません。
特に印象に残ったのが、シグネチャー・プロダクションショーのひとつ「ショーガール」。過去・現在・未来をテーマに構成された華やかな舞台で、衣装も歌唱力もダンスもすばらしく、思わず胸が熱くなるほどの完成度でした。これらのショーが追加料金なしで楽しめるのは、ロイヤルカリビアンならではの魅力です。

また、洋上で初めてアイススケートリンクを導入したボイジャークラスならではの「アイススケートショー」も見応えがありました。無数のドローンの演出から幕を開ける華やかな構成で、日本人スケーターも活躍しており、つい応援にも熱が入りました。

このほか、ロイヤルプロムナードを舞台にした「70’sナイト」のパーティーや、ドレスアップを楽しむエレガンスナイトなど、夜ごとに趣向の異なる催しが用意されており、毎晩飽きることがありませんでした。
メキシコの寄港地を巡る
ナビゲーター・オブ・ザ・シーズのメキシコクルーズは、Day3からの3日間に寄港地が続く行程です。船内でゆったり過ごす航海日と、上陸して観光を楽しむ寄港日のメリハリがあり、計画も立てやすい構成でした。
カボ・サン・ルーカス:砂漠の絶景とサンセット乗馬
最初の寄港地は、バハ・カリフォルニア半島の最南端に位置するカボ・サン・ルーカス。沖に停泊した船から、テンダーボートで約10分かけて上陸します。降り立つと広がるのは、一面の砂漠の風景。名物の奇岩「エル・アルコ」など、ダイナミックな自然が出迎えてくれます。

ここで体験したのが、サンセットの時間に合わせた乗馬ツアーです。ミニバスでビーチへ向かい、砂漠と海岸線を馬に揺られてのんびりと散策。巨大なサボテンに囲まれた道を進み、最後は本場のタコスビュッフェとテキーラのテイスティングも楽しめました。現地の料理は驚くほどおいしく、カボ・サン・ルーカスならではの思い出深い一日になりました。

なお、テンダーボートでの上陸となる港では、最終便の時間を過ぎると船に戻れなくなってしまうため、時間管理がしやすい船社主催のツアーを選ぶと安心です。
マサトラン:世界有数の高さを誇る灯台へのハイキング
2つ目の寄港地マサトランは、高層ビルが立ち並ぶ、カボ・サン・ルーカスとはまた違った活気のある港町です。この日はツアーを申し込まず、自分のペースで自由に散策することにしました。街なかでは、ゴルフカートを大きくしたような名物のオープンエア車「プルモニア」が軽快に走っていて、見ているだけでも楽しい雰囲気です。
私が向かったのは、港から歩いて15分ほどのクレストン島。ここには「世界で最も高い場所にある灯台」のひとつとされるエル・ファロ灯台があり、山頂まで40分ほどのハイキングが楽しめます。歩きやすい舗装路から、最後は336段の階段を登りきると、そこに広がるのは、海と空の境目が分からなくなるほど真っ青な絶景。眼下にはロイヤル・カリビアンの船も見えました。山頂にはフォトスポットのほか、ジップラインや、足元が透けるガラスの橋といったアトラクションもあり、達成感とともにメキシコの大自然を満喫できました。

特別なツアーを使わなくても、これだけの景色と体験に出会えるのは、寄港地観光の醍醐味だと感じます。

プエルト・バジャルタ:船を満喫する1日
3つ目の寄港地プエルト・バジャルタでは、あえて上陸はせず、空いている船内をゆっくり楽しむことにしました。多くのゲストが観光に出かける寄港日は、実は船そのものを満喫する絶好のタイミング。プールデッキも比較的すいていて、ナビゲーター・オブ・ザ・シーズの魅力をあらためて味わう、贅沢な一日になりました。

気になるお値段は
最後に、気になる料金についてご紹介します。私が滞在した内側のプロムナードビューの場合、2026年9月出発の例で、7泊8日・1室あたり1,166ドル(1名あたり583ドル)ほど。1泊に換算すると約83ドルで、しかもこの料金に船内のチップや諸税まで含まれています。
アメリカやメキシコを個人で旅すれば、ホテル代だけでも1泊80ドルを超えることは珍しくありません。それを考えると、宿泊に加えて食事もエンターテインメントも含まれたクルーズが1泊約83ドルというのは、非常にコストパフォーマンスに優れていると言えます。追加で必要になるのは、主にインターネット料金や一部の有料ダイニング・ドリンク程度です。実際、私が今回の1週間で使った追加費用は300ドルほどでした。
コンパクトなクラスでありながら、史上最長のウォータースライダーに本格的なショー、そしてメキシコの寄港地観光まで存分に楽しめたナビゲーター・オブ・ザ・シーズ。改めて、ロイヤルカリビアンの魅力を実感できる船旅となりました。2026年からは日本にもやってくるこの一隻、ぜひ次のクルーズの候補に入れてみてください。
クルーズの様子はYouTubeでも公開中
今回の船旅のようすは、YouTubeチャンネル「YKKゆかこ」でも詳しくご紹介しています。船内の雰囲気やメキシコの景色、ウォータースライダーの臨場感は、ぜひ動画でもご覧ください。
取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル 日本総代理店 株式会社ミキ・ツーリスト
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