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忙しい日々から少し抜け出し、夢のような世界にトリップしたい。もっと心躍る旅に出たい…!こんなわがままを叶えてくれるのが、海の上に浮かぶラグジュアリー船「飛鳥Ⅱ」。決して陸では味わえない大人の非日常体験ができます。
そして今回、北陸を応援する編集部がおすすめしたいクルーズは、「北陸食材を存分に堪能できる、金沢から始まるクルーズ旅」。
「飛鳥Ⅱ」では、石川県産コシヒカリをはじめ、能登牛や里山里海の食材など提供されることもあります。
2024年夏秋は、以下3本のコース設定がありました。
・金沢発 夏の金沢・函館クルーズ(2泊3日)
・金沢発着 境港・釜山クルーズ(4泊5日)
・金沢発 秋の金沢・苫小牧クルーズ(2泊3日)
この記事では、飛鳥Ⅱで味わう手の届くラグジュアリー体験の一部をご紹介します!
※船内においては、2023年6月乗船時の記事を再編集しています。
金沢港から出発する飛鳥Ⅱの旅
横浜港から出港することが多い飛鳥Ⅱ。
あえて金沢港から出港する理由はなんなのでしょうか…?
ここでは、金沢発のクルーズが特におすすめな理由についてご紹介します。
金沢発クルーズがおすすめな理由①クルーズ前後に楽しめる観光
金沢を含む石川県は、その豊かな歴史や文化、美しい伝統工芸品、そして美食で知られ、観光スポットとしても大人気。金沢発のクルーズを選べば、クルーズ前後にも観光を存分に楽しむことができるのが大きな魅力です。
金沢発クルーズがおすすめな理由②多様な交通手段
北陸新幹線が県内全線開通したことで、首都圏だけでなく関西圏からのアクセスもより便利になりました。
また、金沢は三大都市圏からのアクセスも抜群で、新幹線や飛行機、車など多様な交通手段を利用して快適に移動できる点が大きな魅力です。
金沢発クルーズがおすすめな理由③韓国・釜山までのアクセスが容易
飛鳥Ⅱのクルーズコースにおいて、海外の寄港地が含まれるのは珍しいのですが、金沢発着のクルーズでは、そのチャンスが高まります。その理由は、金沢港の立地にあります。金沢港は日本海側に面していることから、韓国・釜山へのアクセスが容易!最短で魅力的な航路と寄港地に沿ってのショートクルーズを楽しめるのが魅力です。
いよいよ出航!金沢港での特別なセレモニー
出港前には、YOSAKOIソーランの活気あふれるパフォーマンスが行われ、クルーズの始まりを祝います。エネルギッシュな踊りが旅のスタートを盛り上げ、参加者全員がこの特別な瞬間に引き込まれることでしょう。
そして、いよいよ出港です。船上から眺める金沢の街並みと日本海の絶景は、非日常の世界への扉を開く瞬間です。心地よい海風を感じながら、新たな冒険が始まります。
日本最大の豪華客船「飛鳥Ⅱ」
美しい船内では、充実した設備と日本船ならではの細やかなサービスで、夢のようなひと時を楽しめます。煌びやかな二層吹き抜けのアスカプラザに一歩足を踏み入れた瞬間、一気に別世界へと誘われます。
船内のあちらこちらには美術品が飾られ、船自体がまるでギャラリーのようです。
全長241m、12階建の広い船内では、すでに至るところでウェルカムイベントが始まり、様々なレストランで軽食やドリンクが振る舞われます。
目移りしながらあちこち見て回り、デッキに出ると目の前に広がるのはキラキラと輝く青い海に真っ白な船体。
あまりに眩しく爽やかな光景を前に、これから始まる船旅に胸がときめくのを感じます。
飛鳥Ⅱの船内での過ごし方
飛鳥Ⅱでは、朝目覚めてから夜寝るまで、ずっと特別な一日が続きます。
船内のほとんどの食事やアクティビティはクルーズ代金に含まれているので、お財布を持たず、身軽に気軽に楽しむことが可能。有料のものを頼まずとも、どれも素晴らしいクオリティのものばかりで、気になるもの全てはとても体験し尽くせません。
無料で楽しめる飛鳥Ⅱの多彩なエンターテイメント
朝6時半から爽快なデッキをウォーキングする「ウォーク・ア・マイル」に始まり、夜の24時近くの映画上映まで、1日を通してさまざまなイベントがもりだくさん。お部屋に届く船内新聞「アスカデイリー」をみながら、しっかり計画を立てて参加しましょう。
バルーンアート教室などの座って楽しむイベントに、クイズやビンゴ大会などのゲーム、ピラティスやペタンク大会などのスポーツイベント等々。
その合間には船内のさまざまなところで行われている生演奏に出くわし、次のイベントの場所へ移動しようとする足がつい止まってしまうことも。
夜はお待ちかねのショータイム!聞けば誰しも体が動き出す曲目に、会場は大盛り上がり!
ショーの余韻冷めやらぬ中、まだまだ夜を楽しもうと「club2100」で行われるディスコナイトを覗きに行ったり。同じ時間にはハリウッドシアターで映画上映も行われており、体がいくつあっても足りません。
気の向くままに過ごすご褒美時間
船社側で予定されているイベントだけでなく、自分のペースで気の向くままにのんびりと過ごす時間もとても素敵なものです。
飛鳥Ⅱは楽しくはしゃぐことができながらも賑やか過ぎず、大人がリラックスして楽しめる雰囲気。
1日の始まりに頑張って早起きしてぜひ体験してほしいのが、船の上からみる朝日です。
夜明け寸前の、世界が少し明るくなりだした頃、キャビンをそっと抜け出しプールデッキへ。
海が赤く光り初め、どこまでも続く水平線の彼方から太陽が登ってくる様はとてもドラマティック。
朝日に染まった海に360度囲まれながら洋上にポツンと佇む自分。なんだかとても現実のこととは思えず、幻想的な瞬間を独り占めし贅沢に味わえます。
そしてクルーズライフの醍醐味といえば、青い空と青い海のはざまに浮かぶ船上のプールです。
潮風に吹かれながら、真っ青な世界にドボン!待ちに待ったこの瞬間。
ひとしきり泳いだ後は、隣のリドガーデンのビュッフェから持ってきたデザートを食べましょう。
波音を聴きながら美味しいデザートを頂く、幸せなひと時。この求肥とアイスの入った飛鳥Ⅱの最中は一押しのデザートです。ビュッフェに並んでいる時間帯が限られるので、見かけたらぜひ食べてくださいね。
その後は、お部屋のバルコニーでコーヒーを飲みながら海を眺めたり。
飛鳥Ⅱでは至る所に鮮やかな生花が飾られているのですが、なんと客室にまで綺麗な花を一本飾ってくれていました。陸から離れた船上で、この生き生きとした花の鮮度を保つのはきっと大変なのではないでしょうか。
さらに飛鳥Ⅱならではの楽しみの一つが、展望大浴場です。船の最上階から見下ろす海原は絶景!
クルージング中の海は、波が穏やかに、時には大きく動き、陸の上から見るのとは全く違った大迫力です。
デッキに出れば星空が。見渡す限りの海に囲まれ、波に揺られながら見上げる星空、なんてロマンティック…!
そのほかにも、船内を歩いていると気になるものが次から次へと見つかります。
ライブラリーや、麻雀やテーブルゲームのできるお部屋があったり…至る所に美術品が飾られていたり。
中には人間国宝による日本の伝統工芸作品や日本を代表する作家による美術品も。普段なら美術館に行って限られた時間で眺めなければならないような作品を、船にいる間はとても間近に、好きな時に見ることができるのです。
この一流のものを気負わずに日々の中でリラックスして味わえるというところが、美術品に限らずサービスやお食事など船上でのいろいろな体験に通じる、飛鳥Ⅱの魅力の一つなのでしょう。
和食に舌つづみ!朝から夜まで充実したお食事
食事は朝昼晩の3食、そして軽食や夜食が無料でついています(アルコール、一部のソフトドリンク、海鮮レストランの「海彦」など一部有料有り)。
朝食はメインダイニングでの和食とリドカフェ・リドガーデンでの洋食ビュッフェなど、その日の気分でお好みで。
メインダイニングは、クラシックな雰囲気が素敵です。
大きなお盆からはみ出るほどの量を見て、とても食べ切れないと思っていたものの、いざ食べ始めるとご飯が進む進む…!
特に魚介類の美味しさが堪りません。気がついたらご飯をおかわりし完食していました。ちなみに昼食もこちらのレストランでいただきます。
リドカフェ、リドガーデンはプールのそばにあるレストランでは、洋食中心のメニューがずらりと勢揃いしています。
私たちはビュッフェメニューとパンケーキをプールサイドに持ち込んで、クルーズ気分満載のブレックファーストにしました。
なんという爽やかな朝。極上の1日の始まりですね。
夜はメインダイニングで、四季折々の食材をふんだんに使った本格的なフルコース。
昼間よりもちょっと着飾って、煌びやかなダイニングでいただく至福のフレンチ。ソースの1滴も残したくない美味しさです。
このほかにも船内各所にカフェやバーがあり、食事の合間には軽食やドリンクが提供されます。
これらも基本的にクルーズ代金に込みなので、フラッと船内を歩き回り、目についたレストランで美味しそうなスイーツを見つけてはつい摘んでしまうことに。
和のお菓子があるところも、嬉しいポイントです。最中と練り切り、抹茶わらび餅は見つける度に食べてしまいました。
夜には夜食も登場します。寝る前にお腹が空いてしまっても大丈夫。
最上階の展望風呂からの帰りに通るからという言い訳の元、夜中にこんな甘く罪深いティータイムをすることだってできるのです。
日常を抜け出したくなったら飛鳥Ⅱの金沢クルーズへ!
憧れの飛鳥Ⅱでの船旅は、金沢港から出発することで、その魅力をより濃く味わえます。煌びやかでありながら気負わずに楽しめる、手の届くところにあるラグジュアリー体験が待っているはず。
心躍る飛鳥Ⅱの世界へ、ぜひ気軽にショートトリップしてみてください。
※掲載写真や文書の無断転載・引用はお断りします