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1972年創業、米マイアミのクルーズ会社「カーニバルクルーズライン(Carnival Cruise Line)」。
「Fun ship」と呼ばれるファミリーフレンドリーなカジュアルクルーズが、この秋日本へ初寄港しました。
2023年9月29日、東京国際クルーズターミナルにて開催された「カーニバル ルミノーザ」の船内見学会に参加。私自身はまだクルーズ旅には出たことがなく、いつか子供たち(5歳の息子と2歳の娘)とクルーズデビューするため、“トラベルライター+ママ目線”で船内を見学してきました。
本記事では、気軽に楽しめるカーニバルクルーズの魅力をご紹介します!
カーニバル ルミノーザについて
▲ファンネル(煙突)がクジラの尾の形をしている他のカーニバルクルーズラインの客船と異なり、コスタクルーズの形状に塗装されています
2022年にイタリア船コスタクルーズ「コスタ ルミノーザ」から移籍し、新たに「カーニバル ルミノーザ」として就航。大きさは中型船と言われる約9万トン、客室数 1130室、2260名が乗船できます。
豊富なダイニングオプションや劇場、スパ、キッズクラブなど、船内ではバラエティ豊かなアクティビティを提供。家族連れから若者のグループ旅行まで、多様な旅行者の期待に応えてくれます。
18種類におよぶ幅広いカテゴリーの客室
▲スーツケースを広げるためのベッド上スペースには「FUN」の文字
客室タイプは内向きからスイートルームまで、18種類にもおよぶカテゴリーに分かれています。窓のない内向き(インサイド)の客室も十分な広さがあり、カジュアル=窮屈ではないことを実感。スーツケースも十分広げられる大きさでした。
カーニバルクルーズは乗客の30%が35歳以下。5名利用が可能な部屋もあり、グループ旅行でも利用しやすい印象です。
船内見学時は、約1ヶ月におよぶ航海の最中。客室ドアには乗客各々が手作りのデコレーションで船内の雰囲気を盛り上げていました。
船内施設紹介
▲ムラーノガラスなどを使用した光を取り入れた煌びやかなデザインが特徴的
カジュアルビュッフェからステーキハウスまで選べるグルメシーン
▲2フロアに渡る「ヴェラ・レストラン」
クルーズといえば、オールインクルーシブ。クルーズ代金に食事や一部のエンターテインメント体験が含まれています。ルミノーザ内でのお食事は、朝昼晩営業しているビュッフェスタイルのカジュアルレストランとコースメニューのダイニングが選べます。特に、ビュッフェは種類も豊富かつ終日カジュアルな服装で気軽に利用できることから、小さなお子様連れも使い勝手が良さそうです。
▲子供が楽しめる仕掛け付きの「ヴェラ・レストラン」キッズメニュー
見学中ちょうどランチタイムと重なり、いい匂いが。ランチとアーリーディナーで利用できる「オフ・ザ・グリル」では、ガーリックバターバンズのハンバーガーをはじめとするバーガー類を無料提供しています。他にもテイクアウトできるお寿司、中華など、日本人のお客様でも食べやすいメニューが揃っていて子供連れ乗船も安心です。
▲クルーズ料金内で食べられる「オフ・ザ・グリル」のハンバーガー
ちょっと特別感を味わいたいときは、スペシャリティーレストラン(カバーチャージ/追加料金が必要)「ファーレンハイト 555 ステーキハウス」へ。最高級のステーキハウスディナーで素敵な夜を過ごせるでしょう。
大人のナイトシーンを盛り上げるバーやクラブ
船内ではカジノのほか、バーやナイトクラブまで大人が楽しめる施設も充実しています。2フロアに渡る「アルタイル・ナイトクラブ」では、夜11時から深夜にかけて、最新ヒット曲から懐かしい曲までDJが届けるさまざまなジャンルの音楽にのって踊って楽しめます。Fun Shipをコンセプトに掲げるカーニバルクルーズらしい施設です。
アクティブに過ごせるプールやスポーツ施設
朝8時から夜10時まで営業している「リド・プールエリア」は、悪天候に備え開閉式の屋根付き。この日もジャグジーでリラックスタイム中のゲストと遭遇しました。プールのほか、ミニゴルフが体験できる「パッティングリーン」、ジョギングトラックや卓球台、バスケットゴールなど、スポーツアクティビティも充実。
静かに落ち着いた空間を好む場合は、21歳以上大人専用の屋外プライベート・リラクゼーション・エリア「セレニティ」へ。遠くまで広がる海を眺めながら、天気の良いにここでお昼寝なんて最高…と妄想を膨らみます。
サウナも完備!充実したスパ施設
朝8時から夜22時まで営業しているスパ施設「クラウド9スパ」。3,500㎡の広さを誇る施設には、無料のサウナ2室のほか、有料のスチームルームやハイドロセラピープールを完備したサーマルスイートも。カジュアルクルーズ船内とは思えない、ラグジュアリーホテルを超える規模の施設に驚きです。
必見の船内エンターテインメント
▲ルミノーザ・シアター
吹き抜けの2階建てメインシアター「ルミノーザ・シアター」では、本格的なショーを鑑賞できます。
そのほか、デッキ3の「ライムライト・ラウンジ」ではダンスやライブミュージックなど連日異なるアクティビティ繰り広げられ、飽きることなく航海を楽しめそうです。
お子様連れ必見!キッズクラブやベビーシッターサービス
ファミリーフレンドリーなカジュアルクルーズはお子様連れの乗船も多く、キッズクラブが充実!2歳から17歳まで、年齢別のさまざまなキッズクラブがあるのも魅力的です。外国人クルーが英語で対応してくれることもあり、他のお子様やクルーと異文化交流できるのもクルーズ旅の醍醐味ではないでしょうか。
また、生後6ヶ月からの有料ベビーシッターサービスも利用可能。0歳児が利用できるのはなかなか珍しいのでは?時間帯は、なんと深夜1時まで対応してくれます。
お祭りムード満載!家族で乗りたいファンシップ
カーニバルクルーズラインの航路はバハマ、カリブ海、カナダ、メキシコ、ハワイ、アラスカなどのほか、オーストラリア発ニューカレドニアに寄港するオセアニアクルーズなど、多岐に渡ります。そのどれもが賑やかで楽しさ満載!
今回見学したルミノーザに加え、2024年日本にやってくる客船「パノラマ」は約13万トン、ウォータースライダーも兼ね備えたプールエリアなど、さらに充実した設備を備えていると聞いて興味津々です。
クルーズ代金1泊50ドル〜換算の非常にカジュアルな価格帯のショートクルーズの用意もあり、気軽に乗れるのも魅力的。何より楽しさを追求している船だからこそ、子供連れにとっても退屈することなく非日常のクルーズライフを送れることでしょう!
今回の見学会の様子は@michelle_dailypicsのInstagram Reelでもご紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
取材協力:アンフィトリオン・ジャパン株式会社
メンバープロフィール
- 幼少期をアメリカで過ごし、これまで訪れたのは約50カ国200都市以上。慶應義塾大学文学部卒業後、IT企業を経てトラベルライターに転身。結婚後、中国上海での生活を3年ほど経験し、2019年に帰国。プライベートでは2児の母として旅育を実践し、国内外を旅している。教育関連事業や企業広報も兼任。Instagramではホテルやグルメ情報を中心に、子供との旅育の様子も発信中。
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