Contents
今回、クルーズ旅の寄港地としての、高松港の魅力を探しに行ってきました。
特にオススメしたいのは、高松港から海上タクシーで回る、アイランドホッピングです!
最初に向かったのは、豊島(てしま)
豊島美術館
アート:内藤礼氏/建築:西沢立衛氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/9_PXL_20230309_013705200_Original-1024x771.jpg)
コンクリートでできた建物の中は、水滴のアートを楽しむ空間。
美術館というと、様々な作品が展示されているイメージでしたが、この豊島美術館は、建物自体と、水滴と、光を楽しむ空間です。
静かな館内の中で、ただただ水の動きを目で追っていると、異世界にトリップしたような、不思議な感覚になります。
非日常を体験したい方は、ぜひ訪れてみてください。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/0_PXL_20230309_013035825-01_Original-1024x771.jpg)
館内は撮影禁止で、外観と、ギフトショップは撮影可能です。
ささやきの森
クリスチャン・ボルタンスキー氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/8_PXL_20230309_022106324_Original-1024x771.jpg)
ここは、大切な人を想う場所。
森の中に飾られている風鈴には、誰かの大切な人の名前が書かれています。
風と風鈴の音に耳を傾けると、不思議と、自分の大切な人の顔が浮かんできます。
一見すると、どこにでもあるような森に、風鈴が点在している、簡単なアートにも見えますが、この場所を見つけるのに、かなりの時間と労力がかかったそうです。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/7_BeautyPlus_20230310183656704_save_Original.jpg)
風がよく吹き、風鈴の音がほとんど途切れることのない、特別な場所。
訪れた人は、大切な人の名前を書いた風鈴を、『心臓音のアーカイブ』預けることができるので、どんどん風鈴の数が増えているそうです。
想いが増殖しているアート。素敵ですね。
島キッチン
建築:安部良氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/2_BeautyPlus_20230310183810649_save_Original.jpg)
カフェであり、美術館でもある、そんな場所でランチをしませんか?
素敵な古民家には、古いストーブや、時計など、レトロな装飾品があります。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/6_BeautyPlus_20230310183957920_save_Original.jpg)
お料理は島の食材をメインに使った、ほっこりするお味。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/2_PXL_20230309_031448117-1024x771.jpg)
旅の胃の疲れを包み込んでくれるような、ヘルシーなメニューが嬉しいですね。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/0_MAKEUP_2023031018385356_Original.jpg)
毎月お誕生日会を開催するなど、地域の方とのコミュニケーションを密に取られている、みんなの憩いの場所です。
空の粒子
青木野枝氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/4_PXL_20230309_041044096_Original-1024x771.jpg)
かつて、島の人たちが、上から飲料用、手洗い用、洗濯用、などと用途をわけ利用していた、唐櫃の清水。
ここで洗濯などをしながら、年配の方は、若者に色々なことを伝承していた、特別な場所です。
その大切な場所をそのままアート空間に活用しています。
空に広がる、不思議な鉄のアート。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/0_PXL_20230309_041411318_Original-1-1024x771.jpg)
唐櫃の清水の下には、棚田が広がり、島の豊さを感じることができます。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/2_PXL_20230309_041959021_Original-1024x771.jpg)
さて、豊島の散策を終えて、再び海上タクシーで移動。
次に訪れたのは、男木島(おぎじま)
路地壁画プロジェクト wallalley
眞壁陸二氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/1_PXL_20230309_055740169_Original-1024x771.jpg)
島の至る所に、壁画があります。
古民家の外装に直接ペイントされていて、古い家と、カラフルな壁画が不思議とマッチしています。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/3_PXL_20230309_053430166_Original-1024x771.jpg)
島の猫も喜んでいるのかな?
男木島パビリオン
アート:大岩オスカール氏/建築:坂 茂氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/5_PXL_20230309_054303870-02_Original-1024x771.jpg)
瀬戸内の海を独り占めしているかのような、最高の展望の場所に建てられた贅沢な場所。
これ自体が、一つのアート。
そして、マジックペンのみで描かれたアートとの融合。
ガラス窓に描かれたイラストは、海をキャンバスに描かれているようです。
窓を閉会することで、また違った作品に変身します。
※公開次回が限られているので、事前にご確認の上、訪問してください。
男木島図書館
福井順子氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/3_BeautyPlus_20230310184946450_save_Original.jpg)
古民家を改装し、開設した私設図書館。
なんと、全てDIYで施工しているそうです。
あまりのクオリティの高さに驚きました。
ご自身の2000冊からなる書籍に加え、寄贈された書籍で埋め尽くされています。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/1_PXL_20230309_063735792_Original-1024x771.jpg)
素敵な古民家と、思いの込められた書籍たち。
ここにいるだけで、時間が止まったような、ゆったりとした空気を感じました。
さて、いよいよ最後の島へ!
女木島(めぎじま)へ到着!
カモメの駐車場
木村崇人氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/8_PXL_20230309_065638269-1024x771.jpg)
到着したら、すぐに可愛いカモメたちがお出迎えしてくれます。
可愛いだけでなく、風見鶏としても大活躍で、漁師さんたちからの評判が上々なんだとか。
アートの粋を超えて、海に出る人たちの守神になったのかな。
まさに、生活に根づいたアートです。
ISLAND THEATRE MEGI 「女木島名画座」
依田洋一朗氏
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/6_PXL_20230309_071032588_Original-1024x771.jpg)
レトロポップな外装で、一目見たとたん、『何だこれは?!』と叫んでしまいました。
内装もかなり素敵です。
往年の俳優たちにお出迎えしてもらい、いざ、映画館へ。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/4_PXL_20230309_075844244-01_Original-1024x771.jpg)
実際にニューヨークの映画館で使われていた古い座席を持ち込んでいて、雰囲気は抜群。
意外にも、座り心地がよくて、上映中は、のんびりタイム。
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/9_PXL_20230309_071538590_Original-1024x771.jpg)
旅の疲れがすっと取れました。
高松港からの ”せとうち島巡り” 参考ルートまとめ
離島行のフェリー乗り場は、クルーズ客船が寄港するのと同じ玉藻地区にあります。
島への移動は海上タクシー(クルーザー)を利用しました。貸切料金 : 約7万円/1日 最大12名乗り
豊島 9:30 ~ 13:30
(豊島美術館、ささやきの森、島キッチン、空の粒子 ※車移動)
他、移動手段 : タクシーは島に一台だけなので利用時に電話予約要、豊島 バス、レンタサイクル、レンタルバイク、レンタカーなど
男木島13:50 ~ 15:20
(屋外作品、男木島パビリオン、男木島図書館 ※徒歩移動)
他、移動手段 : バスやレンタサイクルなどはないので、原則徒歩移動
女木島15:40 ~ 17:00
(屋外作品、女木島名画座 ※徒歩移動)
他、移動手段 : 女木島 バス、レンタサイクルなど
気になるアートに触れて、充実した寄港地旅を
![](https://cruise-ism.com/wp-content/uploads/2023/03/1_2023-03-12-12-03-36-845-01_Original-1024x576.jpg)
私がオススメしたい、高松港からのアイランドホッピング。
1日で3つの島を回ったので、それぞれの島で、まだ見られていないアートもあります。
今回のコースのように、3つの島を回るのもよし、じっくり周りたい島がある方は、巡る島の数を厳選するもよし。
ぜひ、気になるアートに触れて、充実した寄港地旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
なんだか、自分まで芸術センスがアップした気分になれますよ。
お子様連れの方は、情操教育にもぴったりです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
良い船旅を!