【乗船レポ 寄港地編】ちょっぴり冒険!「オベーション・オブ・ザ・シーズ」でメキシコ満喫ひとり旅

こんにちは、旅インスタグラマーの旅猫あやです。

2025年6月、ロサンゼルスを出発し、メキシコの人気リゾート地・カボサンルーカスと、素朴な港町・エンセナダをめぐる6泊7日のクルーズ旅へ。

前回の記事では、主にロイヤルカリビアン「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の船内を紹介したので、今回は、【寄港地編】をお届けします。

今回の日程は…

1日目 ロサンゼルス(サンペドロ)港出港 16:00
2日目 終日航海日
3日目 カボサンルーカス入港 13:00 – 翌日へ続く
4日目 カボサンルーカス出港 17:00
5日目 終日航海日
6日目 エンセナダ入港 09:00 – 出港 18:00
7日目 ロサンゼルス(サンペドロ)帰港 07:00

寄港地ではクルーズのツアーには参加せず、見たいところだけをざっくり決めて自分で回ってみることにしました。
時間に縛られず、自由気ままに観光したかったのです。

到着前から大興奮!「カボサンルーカス」の象徴が目の前に

お昼に到着予定だったカボサンルーカス。

朝のうちから徐々に陸地が見えてきて…。


なんと、カボサンルーカスのシンボルともいえる、岩にアーチ状の穴がぽっかり開いた「エル・アルコ」がバルコニーから見えました!クルーズ船からも見られるなんて感激しました。

既に沢山のボートがエル・アルコの前に浮かんでいて、自分も早くそこに行きたいとワクワクしました。

ドキドキのおひとりさま

カボサンルーカス観光1日目(停泊のため)


船はカボサンルーカスの沖合に停泊し、港へは小さなテンダーボートで向かいます。

上陸後、桟橋付近で声をかけてきた水上タクシーの運転手さんと交渉。
「エル・アルコ」と周辺のグラスボートクルーズ、その後「メダノビーチ」で一旦下船、2時間後に迎えに来てもらい「マリーナ」へ送迎というプランで$45でした。

多分ぼられた気がしますが、私一人のために値切るのも申し訳ないと思い、言い値でお願いすることに。
私の他に乗っていたのは、アメリカ人の親子3人。合計4人でボートに乗り込み、いざ出発。


思いのほか波が荒く、4人でキャーキャー言いながら進んで行くと、岩肌の中にぽっかりと開いたアーチ型の空間が!先ほどクルーズ船からも見えた、「エル・アルコ」です。改めて目の前にして大興奮。

4人しか乗っていなかったこともあり、船頭さんが順番に写真を撮ってくれました。

揺れるので撮るのもなかなか大変。
さすが船頭さんは慣れたもので、波のタイミングをしっかりとらえて上手く撮影してくれました。


「エル・アルコ」周辺では、ペリカンやアシカが岩の上でゆったりとくつろいでいました。

さらに、下を見ると沢山の魚が!
船頭さんがパンを手渡してくれて魚の餌付けも体験できました。

もっと人数が多かったら、個別の撮影や餌付けはさせてもらえなかったかもしれないのでラッキーでした。


その後、カボサンルーカスで一番にぎわう「メダノビーチ」へ。

行くまで全く知らなかったのですが、ボートはビーチの浅瀬で降りるんです。

普通にロングワンピースを着ていた私は焦りましたが、ビーチに乗降を手伝ってくれるお兄さんたちがいて、荷物や乗客も運んでくれました。もちろんチップは必要ですが、$1で大丈夫でした。


メダノビーチは、ビーチクラブやカフェが連なり、沢山の観光客でにぎわっていました。

観光客の間を沢山の物売りが行き交っていたこともあり、ゆっくり写真を撮るどころではなかったので、私も「郷に従え」とばかりにバーでのんびりすることに。


タイミング良く、日陰のビーチ沿いの特等席に座れました。

ゆったり波打ち際やクルーズ船を眺めてチルタイムと思いきや、ひっきりなしに物売りが前を通って声を掛けてくるので落ち着きません。

中には、トカゲを両手に持って記念撮影をすすめる人も。「なるほど、それでビーチ際の席が空いていたのか」と後で納得。

とはいえ、これもメダノビーチの風物詩なのかもしれないですね。


約束の時間になると、船頭さんが迎えに来てくれてマリーナに戻りました。
まだ時間はたっぷりあるのでダウンタウンを散策することに。マリーナからは徒歩で15分くらいです。

今思えばメダノビーチから歩いてダウンタウンに行ったほうが近かったかもしれません。可愛らしい田舎の街並みを期待していたのですが…想像していたより道が広くて車も多い都会でした(笑)

マリーナ周辺にも沢山のレストランやお店がありますので、歩くのが億劫な方は周辺でゆっくりするのがおすすめ。


それでもダウンタウンに行きたかった理由は、Googleマップで見つけた高評価のレストラン「La Taquiza Centro 」に行きたかったから。

ピンクの装飾がとても可愛くてお値段もお手頃、そして美味しかったです。


マンゴーマルガリータはとても大きくて、グラスの淵にはチリソルトがついていて辛くてびっくりしました。

香ばしく焼かれたカルニータスやチキンのタコスも絶品でした。たっぷりのライムや6種類のサルサやワカモレがついていて、思わずトルティーヤチップスも追加。

カボサンルーカスに行ったら是非おすすめです。


食べ終わってマリーナに戻るころには、すっかり日も暮れて夜の明かりに照らされる港の光景も素敵でした。

実はマリーナからの最後のテンダーボートはなんと午前1時!夜の街を思いきり楽しめますね。本当ならクラブやバーに行きたいところですが、一人だったので大人しく戻りました。船内のパーティーなら安心して楽しめますしね。

危うく無人ビーチに置いてけぼり!?

カボサンルーカス2日目はスリリングな展開に


カボサンルーカス2日目の朝は、ビュッフェレストランで絶景を眺めつつゆったり朝ごはん。
今日も全くノープランの私は、その日の天気で何をするか考えることに。

よく晴れていたので、前日見た「エル・アルコ」の隣にあった、ボートでしか行けない「ラバーズビーチ(恋人のビーチ)」に行くことにしました。

昨日の教訓から、水着の上に即乾くペラペラのワンピースにビーチサンダル、水や帽子やタオル、三脚をバックパックに入れてボートの乗降がしやすい装備で挑みました。


マリーナで再び船頭さんと話すと、なんと今日は波が高いので「ラバーズビーチ」には行けないとのこと。
もっと手前の「Balconcitoバルコンシートビーチ」なら往復$15で行けるとのことで、お願いすることに。

ビーチには既に何人か人がいましたが、確かに「メダノビーチ」よりずっと静かで、人が映らずに写真が撮れて大満足でした。

▼冒頭の写真もここで撮影。オベーション・オブ・ザ・シーズも綺麗に収まっています。


ひとしきり撮影を終えて満足して日陰の岩場でくつろいでいると、先に着た人達がどんどん船で帰っていきます。波も徐々に荒くなって、ボートに乗るのも大変そうだなと他人事のように眺めていました。

まだ乗り降りを手伝うお兄さん達がいるから大丈夫と余裕でいたら、なんとお兄さん達まで帰ってしまい…めちゃくちゃ焦りました。

1人だけ残っていたおじさんの袖をつかみ、「待って!私を一人で置いていかないで、まだ迎えのボートが来てないの」と言うと、「自分は岩場を上がって歩いて帰るから君もそうしなよ」とのこと。

「ビーサンでそんなの無理、お願いだから私のボートを呼んで」と泣きつくと、チケットの番号に電話してくれるも誰も出ず…。

帰ろうとするおじさんに、しつこくすがる私。

こんなところに一人で置いて行かれるなんて…しかも波はどんどん高くなる(涙)

そうこうしていると、ビーチにお迎えのボートが到着!
危うく無人島に一人残されるところでした。


私を迎えに来たボートにはすでに沢山の人が乗っていて、突然おじさんに抱えられて乗り込んできた私にびっくりされていました。
なぜならば、このボートはこれから「エル・アルコ」を見に行くついでに私を乗せたのです。結局$15で2回目のエルアルコやペリカンを見ることができました。

そして「メダノビーチで」降りる人達は、昨日の私と同じように浅瀬で降りることにびっくりしていました。

物知り顔で靴は脱いで、縁に座るのよなどと声を掛けて手伝いつつ、しっかり降りる後ろ姿を撮影する私(笑)

思い返せば笑い話ですが、この時は本当にどうなるかと思いました。

現地のツアーバスで巡る「エンセナダ」

6日目に寄港地として訪れたのは、もうひとつのメキシコの町「エンセナダ」。カボが明るく華やかなリゾートなら、エンセナダはどこか土の香りが残る、素朴で穏やかな港町です。

エンセナダでは、港からダウンタウンへまでは有料シャトルバスに乗りました。

本当はダウンタウンでぶらぶらするだけでいいかなと思っていたのですが、バスターミナルから現地ツアーバスで「ラ・ブファドーラ(La Bufadora)」に$25で行けると聞いて行ってみることにしました。


「ラ・ブファドーラ」は、断崖から吹き上がる天然の潮吹き間欠泉。タイミングが合えば十数メートルの高さまで海水が噴き上がり、そのたびに観光客が一斉に歓声を上げます。

確かにこれは一見の価値があると思いました。


周辺の土産物通りもにぎやかで、名物のテキーラや、革製品、銀細工などを眺めながら歩くのも楽しいです。

貝にチーズをのせて焼いたものも人気でした。

試食ですすめてくれるチュロスやメキシコキャンディーが美味しくて、ジグザグに寄り道しながらウロウロしていたらあっという間に集合時間に。


ツアーの帰りに、ガイドさんがおすすめの地元で人気のタコス屋さんに連れて行ってくれました。街道沿いで観光客はアクセスしずらいかもしれませんが、とてもにぎわっていました。

タコスは具がたっぷりで、カリカリに焼かれたカルネアサーダ(牛肉)に、サルサヴェルデ、そして刻みオニオンとコリアンダーとライムが入っていました。一口食べると、それぞれの具が主張しつつも絶妙なハーモニーで、食べだすと止まらなくて一気に完食しました。

次々に入るオーダーをテキパキとこなす店員さんを見るのも楽しかったです。

ロイヤルカリビアンは一人旅にもおすすめ


今回は一人旅だったので、気分次第で移動して、美味しいものを食べて、疲れたら休んでと、誰と合わせることもなく自分のリズムで回われて意外に楽しかったです。

通貨はアメリカドルの現金とクレジットカードで大丈夫でした。

クルーズのツアーもいろいろなコースがあり、今回は出発前に申し込むと割引があったので、メキシコに関してはリーズナブルだと思いました。

他の方は参加されていたので、興味があれば他の方のブログも是非ご覧ください。

そして、今回ロサンゼルス発だったので、クルーズの前にサンディエゴにも行きました。

とても楽しかったのですが、移動、ホテル、アクティビティレストラン、チップなど実際に動いてみて実感したのは、クルーズってやっぱりお得で安心で楽ちんだということです。日本ではなく、物価の高いアメリカだから尚更そう感じたのかもしれません。
クルーズ船内なら一人で夜にクラブやバーに行っても安心ですしね。

ちょっぴり長くなりましたが、クルーズってお一人様でも楽しめるのかな?って思っている方の参考になれば幸いです。

Instagram 船内の様子はこちら

取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル 日本総代理店 株式会社ミキ・ツーリスト

メンバープロフィール

旅猫あや
旅猫あや
はじめまして旅猫あやです。⁡リース会社・広告代理店の営業を経て、イタリア好きが高じて某大手旅行会社の添乗員となり、主に海外のパッケージツアーの添乗をしていましたがコロナで休職に。現在はInstagramで旅猫あや(tabinecoaya)として、旅行・ホテル・美容などの情報発信とPRをさせて頂いています。⁡神戸市在住⁡、家族は旅好き夫と私の母と猫1匹です。⁡⁡趣味は海外及び国内旅行、ホテル巡り、ヨガ、映画、お酒、ジャズダンス⁡で、特技はイタリア語、英語、旅行会話、スーツケースのパッキング⁡など。関西学院大学社会学部卒業。

関連記事

  1. 【ロイヤルカリビアン】豪華客船でタイ・マレーシアを巡る4泊5日の女子旅 ~シンガポール発着~

  2. 【ロイヤルカリビアンクルーズ】子連れ必見‼︎クルーズ旅がおすすめな5つの理由 

  3. 【完全攻略】2歳児子連れで楽しむ、シンガポール発着クルーズ

  4. アジアの楽園リゾートを巡る「アンセム・オブ・ザ・シーズ」3泊4日ショートクルーズレポ

  5. プライドオブアメリカで行くハワイ4島周遊クルーズ!!

  6. 天国すぎた!シンガポール発着「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」乗船記

カテゴリー
  1. 【金沢発着】コスタセレーナで「癒し」「映え」「ご…

  2. 金沢発着「コスタセレーナ」で叶える非日常の4日間!…

  3. 【乗船レポ 寄港地編】ちょっぴり冒険!「オベーショ…

  4. 【乗船レポ 船内編】動く未来都市!アメリカ発ロイヤ…

  5. 《寄港地編》アウトドア女子がテントを担いでコスタ…

  1. 旅のプロが100%プライベートな船旅をしてみたら

  2. コロナ禍でどう進化した?ダイヤモンド・プリンセス

  3. クロワジー・ヨーロッパ プロバンスを堪能するローヌ…

  4. 私の推し航路「エーゲ海クルーズ」

  5. 『世界で最も美しい船旅』フッティルーテン・沿岸急…