【ロイヤルカリビアン メキシコクルーズ】人生初の海外発着 フライ&クルーズを体験

こんにちは!沖縄から世界を旅するCocoです。
これまで30ヵ国以上旅してきましたが、今回夫婦で初めて挑戦したのは、外国客船で巡る海外発着クルーズ!

私たちが選んだのは、ロサンゼルス発着「オベーション・オブ・ザ・シーズ」6泊7日のメキシコクルーズです。

「海外発着ってクルーズ上級者のイメージ・・」
「あまり英語得意じゃないけど大丈夫かなぁ・・」

正直なところ、私も少なからず心配でした。しかし実際に乗船してみると、そんな不安を吹き飛ばすほどワクワクが止まらない充実したクルーズ体験に。
メキシコクルーズは異国間満載な雰囲気で、これまでの日本発着クルーズとはまた違う、今まで見たことのない景色と「絶対にまた乗りたい」と思う魅力が詰まっていました。

事前に知っておけば良かった・・ということもいくつかあったので、そんな反省点も含めて今回のクルーズ旅をレポートしていきます。

「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の概要


「オベーション・オブ・ザ・シーズ(Ovation of the Seas)」は、斬新な施設がたくさんある最先端客船。
2016年に就航し、『ロイヤルカリビアン』16万トンのクァンタムクラスになります。

目を疑うような「洋上で一番高い展望デッキ」はギネス記録にも登録されており、まさにこの船の象徴です!
他にも船内には最新技術を駆使した設備や一日中飽きさせないバラエティ豊かな施設がたくさんあります。

サンペドロ港へのアクセスは要注意!


6泊7日のメキシコクルーズは、ロサンゼルス(米国)のサンペドロ港から出港します。実はこのサンペドロ港へのアクセス情報が、事前に調べてもなかなか見つけられず、たどり着くのにとても苦労しました。

公共バスを利用する場合、LAX/トランジットセンター駅(2025年6月開業)からロングビーチまでバスで移動し、そこからさらにサンペドロ港のクルーズターミナルまではタクシーを利用することになります。
もしくは同じ、LAX/トランジットセンター駅からMRT(ロサンゼルス都市圏鉄道)を乗り継いでサンペドロ港に行く手段もあります。私たちも、なるべく費用を抑えようとMRTのCラインとJラインに乗って港まで向かいました。


でも、この手段はおすすめしません!!次にサンペドロ港へ行く時は、MRTでは絶対に行きません・・。
というのも、地元の方も多く利用されているようで、時間帯によっては車内が非常に混み合い、スーツケースを置く場所の確保すら難しく(乗車時間は1時間程ですが)周りの方の目を気にしながら停車する度に荷物を移動させる必要もあり、とても疲れました。

少し料金はかかりますが、船会社の混載バスや、前泊のホテルからタクシーを利用する方が、断然ストレスなく移動できると思います。

【乗船】最初にやるべきこと

MRTでの移動は少し疲れましたが、なんとか乗船時間の30分前にはクルーズターミナルに到着。船の前に用意されたテントでそのままチェックインをします。
事前にダウンロードしておいたアプリとパスポート、ESTA(アメリカ入国に必要な電子認証)を見せるだけで、難しい手続きもなく終了!

私たちは乗船時間が14時(船は16時出港)と少し遅めだったからか、混雑することなくスムーズに乗船できました。船内に入った瞬間ほっと一安心。
キャビンの扉にクルーズカードもあるということで、まずはキャビンへ直行しました。

客室のドアに飾り付けしている人もいて、可愛い!!(これいつも乗船した後に持ってくるの忘れたって後悔するんです・・)

今回はバルコニー付の客室で、2人で寝ても余裕で寝返りがうてるほどの広々ベッドとソファに収納場所もたくさんありました。
さらにパソコンを置いて作業できるスペースもあったので、ワーケーションもできますね!

ちなみにオールインワンのアメニティしかないので、シャンプーやリンス・ボディーソープなどは持参することをおすすめします。


乗船してまずやることは、客室内のTVや携帯アプリ・船内新聞などで情報収集。
船内案内はすべて英語なので、客室で翻訳アプリを使いながら全体を把握するのがおすすめです。

「客室やレストランの場所」「アクティビティのラインナップ」「避難訓練の時間」「ドレスコード」など、初めに把握しておかないとあとで知らずに後悔・・なんてことは避けたいですよね。


例えば乗船初日は、出航パーティーや船内ショップの景品プレゼント、スパ無料招待など抽選会がありました。
ちなみに最後の夜はジュエリーショップの無料抽選会もあり、大盛り上がりでした!

船内での過ごし方

その日の気分で選べる食事

私たち夫婦はアクティブ派!そのため、今回はメインダイニングでの食事より船内にあるデリやカフェ・軽食を利用する機会が多かったです。

朝から夜までアクティビティやイベントが盛りだくさんなので、隙間時間にサクッとおいしい料理を食べられるのもクルーズ旅行の魅力の一つです。

デリやカフェ・軽食


私たちのお気に入りは、「フィッシュ&シップス(店名)」と「ドックハウス(店名)」。アクティビティやイベントの合間時間で並ばずに注文できて、出来立てアツアツなのでとってもおいしい!
テイクアウトして船内の好きなところで食べられる手軽さも嬉しいところです。

メインダイニング


もちろんメインダイニングも利用しましたが、何を頼んでも絶品!サービスクオリティも抜群です。
普段コース料理をいただく機会があまりないので、夫婦2人で非日常的な時間を過ごすことができました。このようなゆっくりと食事を楽しむ、大人のクルーズ旅行は本当に憧れますね。

ビュッフェ


ビュッフェレストランの「ウィンジャマー」は、偏りがなく多国籍料理が並んでいるので、何回食べても飽きないラインナップ。特にフルーツが新鮮で、物価の高いアメリカでサラダやフルーツが食べ放題なのはとてもありがたかったです。

充実のアクティビティ

「オベーション・オブ・ザ・シーズ」の船内にはたくさんのアクティビティ施設があり、6泊7日でもすべて回り切れないほど。


洋上90mに上昇したギネス記録にも登録されている展望カプセル「ノーススター」からは、船を真上から眺めることができて圧巻です!

今回、寄港中は無料で体験できたのですが、メキシコクルーズの場合は、カボ・サンルーカスのリゾート地を眺めるタイミングがおすすめです。青い海とリゾートならではの海岸線は絶景でした。


船上で体験できるアクティビティの詳細は、こちらの記事で詳しくまとめているのでぜひ参考にしてください。

WiFi通信でワーケーションもできる

今回は乗船中に仕事の予定があったので、Wi-Fiを利用。海の上でも通信環境を確保できるので、ワーケーションもできちゃいます!

実際に、私がスパに行っている間、旦那さんはプールサイドでパソコンを使って仕事をしていました。同じ船内で夫婦それぞれの時間を過ごせるのも、クルーズの魅力です。


それぞれ1デバイスでしたが、デバイスを切り替えることで携帯とパソコンに接続できました。ちなみにテザリングも試みましたが、それは利用できませんでした。

気になる通信環境ですが、InstagramやYouTubeなどのSNSや動画視聴もOK!特別重いデータを利用しない限りは問題なく利用できます。ただしクルーズ船内でも場所によっては、Wi-Fiが一時途切れたり電波が弱かったりすることもありました。今回、「ソラリウム」エリアは比較的通信環境が安定していた気がします。

メキシコクルーズの寄港地巡り

カボ・サンルーカス

3~4日目は1泊2日でカボ・サンルーカスに寄港。メキシコのバハ・カリフォルニアにあるリゾート地です。


カボ・サンルーカスは日本で調べてもなかなか観光情報にたどりつけませんでした。

船会社主催のエクスカーション

調べた限りでは2日間を持て余しそうだったので、私たちは3日目に船内のエクスカーション(オプショナルツアー)を申し込んで、車で1時間ほどにある観光地トドス・サントスを巡る半日ツアーに参加することに!

このエクスカーションは、乗船後でも空席があれば申し込みできますが、人気のツアーのため早めに受付終了することもあるようです。そのため日本にいる間に専用サイトからの事前予約をおすすめします。


カボ・サンルーカスは港に直接着岸しないため、船は沖に停泊し、テンダーボートで港まで移動します。
寄港してすぐの下船は混雑すると聞いていましたが、エクスカーション参加者は優先的に下船できたので待ち時間ゼロでした!

港に着くと、陽気な運転手兼ガイドさんが迎えてくれて、クーラー付きの綺麗な専用バスに乗ります。車内では街の紹介やその土地の文化・歴史についての説明をしてくれました。


目的地のトドス・サントスは、のどかでカラフルがあふれる可愛らしい街で、ホテルカリフォルニアの建物が観光スポットの中心になっています。歌手のイーグルスの「ホテルカリフォルニア」とはどうやら関係がないみたいです・・。


ツアーの終盤には、ラクダと写真を撮れるスポットや、本場のタコス料理とテキーラを楽しめる時間が設けられていました。
ラクダとの写真は個人での撮影NG、専門のカメラマンが撮った写真を購入する形式でした。データ購入で約9,000円だったので、少しお値段は張りますが、せっかくなので旅の記念に購入しました。


トドス・サントスは、綺麗でかわいい街でしたが、終始団体行動&英語での説明だったので、内容が半分くらいしか理解できない私たちとしては、自由行動がもう少し欲しかったのが正直な感想です・・。英語もしっかりと理解できる方にとっては、ガイドさんの説明を通してきっとより深く学び、楽しめる内容だったと思います!

個人で自由散策

4日目は歩いてカボ・サンルーカスの街を自由散策。
リゾート地ならではのビーチカフェが立ち並び、ビーチから眺めるクルーズ船もここでしか味わえない光景でした。


ちなみに最も有名な「エル・アルコ」は、入港と出航の際に真横を通るので、クルーズの上からも大きなアーチ岩をバッチリ見ることができましたよ!一目見れれば良いという方は、ツアーは参加せずにクルーズ船の上からで良いかもしれません。

エンセナダ

6日目の寄港地エンセナダ。アメリカのサンディエゴから車で2時間の距離にあるとあって、街の雰囲気はどこかカリフォルニアを感じるものでした!


メイン通りにカラフルなお土産店が立ち並ぶコンパクトな街で、私たちは街ブラしながら人気のタコスとチュロスを食べて約3時間ほどの滞在で十分楽しめました。

【下船】名残惜しいクルーズもいよいよ最終日

下船日はロサンゼルスには午前7時に着岸しました。

クルーズ中に利用する専用アプリには、3〜4日目頃に下船手続きの案内が届きます。ここでは、スーツケース(荷物)を預けて下船するか、自分で運ぶかを選択できます。私たちの場合、ロサンゼルスで次の予定があったため、少しでも早く下船できるよう荷物は預けずに自分で運びました。

下船順は前日の6日目に分かります。荷物を預けない乗客が最優先で下船でき、その後は「The Key」の利用者やメンバーシップなどによって下船時間が割り振られているようでした。

おかげで、私たちはほとんど並ぶことなく、予定通りにスムーズに下船できました。
ただし、下船後はタクシーを利用する方が多いため、Uberの配車には少し時間がかかることがあります。心配な方は、事前に乗車予約をしておくと安心ですよ。

気になるお値段は・・

今回の6泊7日メキシコクルーズは、2名1室、一人あたり約10万円~でした!(船内チップと港湾税込み)
ちなみにバルコニー付きの客室だと約13万円~で、差額を考えると、個人的にはバルコニー付きがおすすめです。

その他に船内でかかった費用はこちら。

  • 船内Wi-Fiが1人約2万円
  • エクスカーションが1人約1.4万円
  • ドリンクは0円(私たちは今回フリードリンクのみで過ごしました!)

6泊の宿泊&食事&遊び&移動の金額がすべて込みでこの値段は、コスパ良すぎませんか!?

夫婦で満喫!船旅で深まる絆

このクルーズ旅行は、私たち夫婦にとって素敵な時間となりました。
船上では、童心に帰って周りを気にせずはしゃぎ、(普段はお互い仕事でバタバタの生活ですが)今回は二人の時間もたっぷり取れて一層仲も深まりました。
フォーマルデーには素敵なサンセットも見ることができ、本当にラッキーでした!

船内ではアクティビティでたくさん遊び、寄港したリゾート地ではゆっくり観光したり、ビール片手にのんびりしたり。
クルーズの船内だけではなく、寄港するリゾート地も満喫できるので、ハネムーンや記念日旅行にもおすすめです。


今回、人生初のフライ&クルーズを体験し、すっかりその魅力にハマってしまいそうです。

日本発着はある程度事前に情報収集ができ、日本語の案内もあるので安心して旅行できるのが魅力だと思います。
一方で海外発着は情報が少なく、すべて英語という不安がある方も多いと思います。
しかし、事前準備の段階では代理店がサポートしてくれますし、船内ではクルーがとっても親切に丁寧に対応してくれます。
実際に私たちの拙い英語でも、表現を変えたりジェスチャーも交えながらコミュニケーションを取ってくれました!

また、欧米人の比率が高い船内は、日本発着の船よりも陽気で盛り上がりや熱気がすごく、ここでしか味わえない魅力もたくさんあるように感じました。

私たちは3回目のクルーズ旅行でしたが、フライ&クルーズという世界を知ったことで、クルーズの新たな視野が広がりました。
次のクルーズ旅行も今からとても楽しみです!

Instagram旅の様子はこちらから

取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル 日本総代理店 株式会社ミキ・ツーリスト

メンバープロフィール

Coco
Coco
沖縄移住7年目の旅好きフリーランスです。沖縄の魅力を中心にInstagramやTikTokで発信中。ゆっくりとしたリゾート旅から海、山、マラソンなどのアクティブな旅も大好きです!クルーズ旅行が多くの方の「旅行の選択肢」になるよう発信していきます。

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