【クリスタルシンフォニー】ラグジュアリー客船 アジアクルーズ乗船記①

海外旅行好きが高じて、脱サラ後海外生活をはじめたCRUISE Ismアンバサダーの「ふじはる」です。

今回は憧れのラグジュアリー船「クリスタル シンフォニー」で、フィリピンのマニラからブルネイ・ダルサラームまでを巡るアジアクルーズに、母娘で乗船させていただきました!

ラグジュアリークラスとは

客船は大きく3つのカテゴリ 「ラグジュアリー」「プレミアム」「カジュアル」クラスに分かれています。


ラグジュアリークラスは小・中型客船が多く、他クラスとの一番の違いは「ゲストとスタッフの数がほぼ同じ」ことです。スタッフが自分の名前や好みを覚えてくれたり、きめ細かなサービスが受けられます。


クリスタルシンフォニーはこのラグジュアリークラスに分類され、お部屋は全室海側、全室バトラー付き、そのほとんどがスイートルーム仕様です。

昨年カジュアルクラスの超大型客船「ロイヤルカリビアン」に乗船した際は、子供と一緒に思いっきり走り回れるアトラクションが豊富でしたが ▶▶ 前回の乗船記はこちら


クリスタルシンフォニーは乗客の年齢層が高く、「ワイワイ遊ぶ」というより「海の上で優雅に暮らす」イメージ。
それぞれ別の価値観で運航されているので、ライフスタイルや旅行のテーマに合わせて船のカテゴリーを選ぶ楽しみがあります。

クリスタル シンフォニー 乗船


船内に入ると美しい天井と大きな滝!ショッピングモールや図書館、ピアノを備えたラウンジがあります。


ウェルカムシャンパンを頂きながらチェックイン。クルーズ Youtuberの nomad eri さんが受付をしてくださいました。
無事チェックインを終えると小腹が空いてきました。パリ風のカフェ「ビストロ」で軽食を。


生ハムやスモークサーモン、種類豊富なケーキがビュッフェ形式で並びます。
カフェメニューも豊富でフランス人のスタッフが美味しい紅茶ラテを淹れてくれました。


クリスタルの代金は、客室、食事はもちろん、Wi-fi、バトラーやスタッフへのチップも含まれているオールインクルーシブ制となっています。つまりこの2人分のブランチも無料!


船内のモールでウィンドウショッピング(CHANELのココハンドルにHERMESのケリーまで!)を楽しんだあとは、避難訓練を受けます。


こちらのギャラクシーラウンジでは毎晩違うショーが鑑賞できるとのことで、今からワクワク。

客室は【SV】サファイア・ベランダスイート

それでは、いよいよお部屋へ!
ドキドキしながらドアを開けると、船内の客室とは信じがたい空間が広がっていました。

広々としたリビングに、高級アパートメントのようなインテリア。そしてキラキラ光る海が見えました。
ここでしばらく暮らせるなんて夢みたいです。


こちらのSVスイートは約40㎡の海側客室。リビングとベッドルームはカーテンで仕切る事ができ、バルコニーも約10㎡と広々。


学生の時はリビングが8畳ある賃貸物件を探していましたが、ここはベランダを合わせると27畳もの広さです。


リビングにあるワークスペースのテーブルには寄港地や天気などの最新情報が表示されるタブレットが。
バトラーへの連絡やルームサービスも、こちらでオーダーできます。


冷蔵庫の中には無料のお酒がたくさん。数種類のグラスが棚の中に並べてありました。
ウォークインクローゼットは中で一泊できそうな広さです。収納、ハンガーも充分な数。


洗面はダブルシンク、そしてなんと、ジャグジー付きバスタブが!!もともとは日本郵船の客船で日本人からの人気が高い船のため、昨年の改装後もバスタブのお部屋がいくつか残っているそうです。

アメニティは「ORTIGIA(オルティージャ)」シチリアの自然派ブランドでした。


お風呂で必要なもの(石鹸、シャンプー、コンディショナー、ボディソープー、ボディークリーム、バスソルト)は全て揃っていたので、こだわりがなければ持ってくる必要はありません。
今調べると日本ではこちらの石鹸が1600円で販売されていました。(持ち帰ればよかった)

スリッパ、バスローブはETRO。浴衣もあります。


ドライヤーは風量が多く、長い髪もすぐに乾きました。清掃は1日2回。
1日5品までのプレスサービスもありましたが、宿泊フロアに無料のランドリー6台とアイロン2台があったため利用しませんでした。

ダイニング

クリスタルシンフォニーは比較的小さな船で乗客も少ないため、他のお客様と顔見知りになり、お話をする機会が多くありました。


今までいくつものクルーズ船に乗って、世界をずっと旅している方もたくさん。そして皆が口を揃えて仰っていたのが、クリスタルの食事の美味しさです。


実際この小規模の船の中に9つものダイニングがあり、食へのこだわりが伺えます。
1クルーズ中1度、無料で予約できるスペシャリティレストラン(2回目からは追加料金)が2店舗、その他のお店は予約不要です。

高級イタリアン「ドヴィディオ」(要予約)

オーナーの名前を冠したダイニング。イタリアのさまざまな地域からインスピレーションを得たメニューを揃えています。


全ての料理がアートのように盛り付けられて美しく、特にラム肉の臭みの取り方と柔らかさが絶品。


地上にあれば記念日デートで使いたい店としてブックマークした事でしょう。

日本ペルー料理「UMI UMA ウミウマ」(要予約)

ミシュランの星を持つ「Nobu」の松久信幸シェフが監修している「ウミウマ」


ハラペーニョが乗ったお刺身やロブスターの天ぷらなど、和食の枠にとらわれない海鮮料理で、とても美味しく頂きました。


UMIUMAはオープン当初からずっと働いているスタッフが多いそうで、みんなの仲の良さが伝わり私まで楽しかったです。ちなみにNobuは松久シェフとロバートデニーロ氏が経営者だそうです。

メインダイニング「ウォーターサイド」

予約不要で朝食、ランチ、ディナーが頂けます。堅苦しくないけどとっても美味しいこちらのダイニング。


回数無制限で利用出来るといえど、コース内容は一流レストラン並み。
シェフは全員、クラシックなフランス料理の修行を受けていて、料理を出す直前に盛り付け、新鮮で温かい状態で提供しているそうです。


この日は船内で仲良くなった香港人のご夫婦3組と夕食をご一緒させて頂きました。
やけにワインが美味しいと思ったら、ヴィンテージセラーから2004年のGAJAと名称不明の古酒をご馳走になっていました…幸せ。

ブッフェレストラン「マーケットプレイス」


ダイニングは他にも前菜からデザートまで豊富なメニューを取り揃えた高級ブッフェがあります。
こちらでは開放的な空間で朝食とランチをいただけます。

カジュアルレストラン「テイスト キッチン&バー」


世界各国の料理をタパススタイルで提供しており、カジュアルに楽しめます。

プールサイドの「トライデントグリル」


ここではアメリカンなバーガーやサラダなどの軽食が食べられます。

プライベートダイニング


ヴィンテージセラーから選んだ、ワインペアリングディナーができるプライベートダイニングなどなど。


この船では食事に絶対に困らない、とお伝えできるほど、素晴らしいレストランが揃っていました。

充実のおもてなしを誇るクリスタルクルーズで特別な体験を


さて、今回の記事ではクリスタルシンフォニーのクラス、お部屋の様子、船内レストランを中心にご紹介しました。

次回は引き続き、クリスタルシンフォニー船内の様子、アクティビティ、スポーツ施設や寄港地についてもお伝えしていきます!
▶▶続きの乗船記はこちら


取材協力:クリスタル・クルーズ

メンバープロフィール

ふじはる
ふじはる
脱サラ後4年で38カ国を旅行✈️ファッション誌「25ans」公式ブロガーやガイドブック「地球の歩き方」特派員としても執筆活動中。5年間ロンドンで暮らし、現在は香港を拠点としています。ラグジュアリーな旅とグルメが大好きです。

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