Contents
- 1 航空会社のセールを利用し旅費を安く抑える方法
- 2 前泊したホテルは港までアクセスが良い「lyf Funan Singapore」
- 3 『ロイヤルカリビアン』の「スペクトラム・オブ・ ザ・シーズ」
- 4 船内はかなり広いためアプリで事前に予習
- 5 海側のバルコニー付きの客室
- 6 持って行ってよかったもの、必要なかったもの
- 7 ママ友とのクルーズ旅行という選択肢
- 8 託児サービス「アドベンチャーオーシャン」でプチ留学体験
- 9 食事はメインダイニングがおすすめ
- 10 遊び尽くせないほどのアクティビティが満載!
- 11 本格的なエンターテイメントショーも魅力
- 12 複数の国を訪れる場合は、時差に注意
- 13 クルーズ寄港地 ペナン島
- 14 クルーズ寄港地 プーケット
- 15 気になるお値段は?
世界80か国を旅するトラベルライターの窪咲子です。
普段は5歳の息子と夫と家族で旅行をすることが多いのですが、今回はめずらしくママ友と親子3組で旅行をしました。
しかも、シンガポール発着でマレーシアのペナン島、タイのプーケットを巡る4泊5日のクルーズ旅…!
クルーズ旅に不慣れゆえに失敗もあったので、反省点も交えてレポートします。
1日目 13:00 シンガポール「マリーナベイクルーズセンター」より乗船
2日目 14:30 マレーシア・ペナン島着 / 21:00 出港
3日目 8:00 タイ・プーケット着 / 20:00 出港
4日目 終日クルーズ
5日目 7:00 シンガポール着
航空会社のセールを利用し旅費を安く抑える方法
日本航空(JAL)が100%出資する中長距離LCC『ZIPAIR(ジップエア)』のセールで燃油サーチャージなしで片道18.660円〜という格安セールを行っていました。
0~6歳まで子どもが「U6 Standard」運賃という格安価格で購入できるのと、通常LCCだと有料な座席指定も0~6歳の子ども1名に対して、必ず大人1名が隣同士の座席を確保してくれるというのも嬉しいポイントです。
ネックなのが、17:20 東京(成田)発 – 23:50 シンガポール着と子連れにはハードな時間帯なので注意。
深夜に到着した場合は、ホテルまでのタクシー代(深夜料金)もかかってしまうので、悩ましいところですね…。
同じLCCだと9:00 東京(成田)発 – 15:30 シンガポール着のスクート航空の方が時間的には良いので、価格と要比較です。
前泊したホテルは港までアクセスが良い「lyf Funan Singapore」
私は、前泊のために「lyf Funan Singapore」に宿泊しました。
部屋はかなりコンパクトなのですが、とても清潔で、ホテル代が高いシンガポールでは、比較的安価(約16,000円)。
駅直結のショッピングモールの中にあるので、観光や買い物もとても便利でした。
また『ロイヤルカリビアン』の「スペクトラム・オブ・ ザ・シーズ」が出港する港「マリーナベイクルーズセンター」までも、MRTで1本。駅から屋根がある通路を歩いて10分ほどなので、スーツケースを持って移動するのも問題ありませんでした。
『ロイヤルカリビアン』の「スペクトラム・オブ・ ザ・シーズ」
乗船したのは、世界各地でクルーズ船を運航しているアメリカのロイヤル・カリビアン・インターナショナルの船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」で行く、シンガポール発着 4泊5日「ペナン島&プーケット島クルーズ」でした。
事前にオンラインチェックインが必要で、出航日の45日前から乗船日朝まで可能。
当日指定されたチェックイン時間は13:30だったのですが、少し早めに到着してもチェックインを行うことができました。
オンラインチェックインに関して
乗船すると、すでに営業しているレストランもあったので、ランチは乗船後に食べることができます。
ちなみに荷物は、ターミナルの入り口で預かってくれ、そのまま部屋まで運んでくれました。
大きな荷物を持って移動しなくて良いので楽なのですが、すぐにプールを利用したい場合などは、水着を手荷物として持っていくことをおすすめします。
船内はかなり広いためアプリで事前に予習
「スペクトラム・オブ・ ザ・シーズ」は16階建て、約4,200人もの乗客が入れる大きなクルーズ船なので、初日はどこに何があるかわからず、迷子になりまくり…!
ビュッフェレストラン、ダイニング、シアターの場所や営業時間は、事前にアプリから確認できるので、予め予習しておくことをおすすめします。
アプリのダウンロード方法
海側のバルコニー付きの客室
今回宿泊したのは、海側のバルコニー付きの客室。
ベッドからのんびり海を眺めたり、テラスでのんびり食事をするのは、とても贅沢な時間。
実は以前、他のクルーズに乗船した時は内側インサイドのお部屋だったのですが、海側バルコニー付きのお部屋を体験したら、もう内側インサイドには戻れないと感じました(笑)。
シャワーの水圧も問題なく、水回りもきれいで快適。
アメニティはボディソープのみだったので、シャンプー、トリートメント、歯ブラシなど持参することをおすすめします。
タオルは希望すると毎日交換してくれます。
持って行ってよかったもの、必要なかったもの
船内はかなり広く、ペナン島、プーケットでもたくさん歩き、足が疲れたので、着圧ソックスは持って行ってよかったアイテムの一つでした。
その他にも、下着や子どもの服など洗うために持って行った小型洗濯機「スクラバ ウォッシュバッグ」が活躍。
客室内はハンガーもたくさんあったため、干す場所に困りませんでした。
一方で、水筒は持参した物の1度も使わないアイテムでした。初日にペットボトルの水が配られるので、そのペットボトルに水を補充して飲んでいました。
ママ友とのクルーズ旅行という選択肢
クルーズに乗船している方を見ると、友人グループやファミリー、そして3世代など実に様々。
私たちは、お互いママという事もあり、食事や遊ぶ時間など、助け合えるシーンが多い…!
クルーズ乗船中に仕事の電話をしなくてはいけないタイミングがあり、困っていた時に「良かったら一緒にプールで遊んで待っているよ」と言ってくれ、子どもと遊んでいてもらえたのが本当に助かりました。
また、我が家は1人息子なので兄弟がおらず、お友達と一緒にクルーズに乗るのは、とてもたのしかったようです。
託児サービス「アドベンチャーオーシャン」でプチ留学体験
クルーズ内には、トレーニングを受けた専任スタッフによる託児サービス「アドベンチャーオーシャン」があり、クルーズの料金に含まれているので別途支払いする必要がなく、3歳~11歳は保護者は同伴せず事前登録をすれば予約なしで無料で利用できます。
午前・午後・夜と3部制。今回は5歳、4歳、8歳のお友達と一緒だったのですが、8歳だけ他のグループになってしまいました。
お友達同士や兄弟で参加する場合も、年齢によっては別のグループになってしまうため、事前に子どもに説明しておくことをおすすめします。
●ロイヤルベイビーズ(6ヶ月〜1歳半)&ロイヤルトッツ(1歳半〜3歳) ※保護者同伴
●アクアノーツ(3〜5歳)
●エクスプローラー(6〜8歳)
●ボイジャー(9〜11歳)
●トゥイーン&ティーン(12歳以上)
様々な国の子どもたちが集まって参加するので、プチ留学体験できるのも魅力。
基本は英語での会話になるのですが、後で息子から聞いた話では携帯の翻訳機能を使ってコミュニケーションをとってくれていたようです。
託児サービスをうまく活用して、大人は大人で楽しもう!という気持ちもあったのですが、息子は「英語がわからないからママと一緒がいい!」と言い、結局託児サービスを利用できたのは、1回のみ。
慣れない環境に戸惑う子もいると思うので、利用できたらラッキーくらいな気持ちでいると良いのではないでしょうか。
食事はメインダイニングがおすすめ
船内にはレストランがいくつもあるのですが、ビュッフェレストランとメインダイニングを利用することが多かったです。
ビュッフェレストランはかなり広いので、子連れで食事をとりに行くとなると結構大変だったのが本音。
おすすめは、無料で食べられるコース料理の提供があるダイニングです。
コース料理と聞くと、子連れは躊躇してしまいますが、かなりカジュアルな雰囲気でファミリーで利用している方も多かったです。
また子ども用のメニューもあり、裏面が折り紙のようになっている嬉しい仕掛けも!
しかも、自分で好きな分だけ注文でき、コース料理を体験できるのは嬉しいポイントです。
大人用のコースは日替わりのメニューがあり、毎日何を食べるか考えるのが楽しかったです。
オススメはステーキ!無料とは思えないクオリティの美味しさで何回ステーキを注文したか分からないほどです(笑)。
付け合わせのパンがとても美味しいので、スープも一緒に注文することをオススメします。
遊び尽くせないほどのアクティビティが満載!
驚いたことに、毎日船の至るところで様々なイベントやアクティビティが開催されており、部屋でのんびりする暇がないほど忙しい…!
波を船上に再現したサーフィン・シミュレーター「フローライダー」やロッククライミング、スカイダイビング・シミュレーター「アイフライ」など、その他にもダンスレッスンやプールサイドで映画の上映、カラフルな車が動き回る「バンパーカー」など、予定を終えないくらい盛りだくさん。
時間によって体験できるアクティビティが異なるので、アプリ内のスケジュールを毎日チェックしていました。
本格的なエンターテイメントショーも魅力
船内にはシアターが2ヶ所あり、手品やミュージカルなど毎晩様々なエンターテイメントショーが繰り広げられます。しかも無料…!
ロイヤルシアターの「ショーガール」は誰もが知っている音楽に合わせ華やかな衣装のダンサーたちが次々に現れ、子どもも大喜び!
長時間のショーは子どもが飽きてしまうのではないか?と思い、なかなか子どもにこういったエンターテイメントショーを見せる機会がないので、良い体験となりました。
中には出航日の3ヶ月前から5日前まで予約できるショーもあり、早々に予約が埋まってしまうものもあるので、乗船が決まったら早めに予約することをおすすめします。
私たちのときはTwo70の「シルクロード」というショーが人気で当日予約が埋まってしまっていました。
(※当日枠で並べば見れることもあるようです)
エンターテイメントの予約
複数の国を訪れる場合は、時差に注意
これは失敗談なのですが、今回参加したクルーズでは、シンガポール、マレーシア、タイとそれぞれ時差がある3か国を訪れました。
タイからシンガポールへ向かう4日目の船内で、子どもとタオルアートを作るイベントを楽しみにしていたのですが、開始時間になってもそのプログラムがはじまらないのです…!
おかしいと思ってよくよく考えると、iPhoneの時計はタイ時間のままで、船の現在地はマレーシアだったため1時間勘違いしていました。
ロイヤルカリビアンのアプリ内に表示されている時計が正しい時刻なので、iPhoneの時計ではなく、アプリ内の時計を確認すればよかった…!と学びました。
クルーズ寄港地 ペナン島
トライショーというペナン島名物の乗り物に息子がのりたがっていたのですが、港近くに停車しているトライショーは高いのではないか…?と思い、街中に出てから探したのですが、どれもすでにお客さんを乗せていてなかなか空車が見つからない!!
しばらく探し回り、運よくお客さんをおろした後のトライショーを見つけることができましたが、料金も定額だったので、乗りたい方は空車のトライショーを見つけたら運転手に声をかけてみてください。
ちなみに料金は30分40リンギット(約1,260円)。
私たちはこれにすこし距離の遠いブルーマンションを追加したため60リンギット(約1,880円)でした。
ここでまた失敗談を…。
人気のブルーマンションを見たい方は予約必須。私たちは予約が必要なことを知らずに当日訪れてしまったので、残念ながら中を見ることができませんでした。訪れたいと思っている方は、事前に予約していくことをおすすめします。
クルーズ寄港地 プーケット
プーケットは2度目のため、友人たちとは別行動をし、息子と2人でトゥクトゥクでオールドタウンを散策。カラフルな街並みはどこを撮っても絵になります。
美味しいグルメがいっぱいのプーケット。
船に戻る際に船内で食べようとカットマンゴーを購入していたのですが、生鮮、果物は船内に持ち込み不可だったため、その場で急いで食べることに…!
その他にもアルコールに関しても、乗船日に限り大人一人あたり750mlのワイン / シャンパン1本の持ち込みが可能。
ワイン/シャンパン以外のビール、日本酒、ウィスキーなどは持ち込み禁止というルールもあるので、要注意です。
気になるお値段は?
私が訪れた時期は、4泊5日で1キャビン約20万円。2名1室の場合は、1人約10万円、1日あたり1人2.5万円という計算になります。
個人旅行でフライトやホテルを手配して、食事やアクティビティの料金も考えると、クルーズは、3食ついて、移動費やエンターテイメントショーの代金も含まれていると思うと、コスパが良いように感じました。
内側インサイドや窓付きオーシャンビューのお部屋を選ぶと、さらに価格を抑えることができます。
荷物を持って移動する必要がなく、寝ている間に移動でき、起きたら目的地に到着しているというのは、クルーズ旅の大きなメリット。
これまで世界中様々な場所を旅してきましたが、クルーズ旅という選択肢が加わり、旅行の幅がかなり広がり、今後の旅行がさらに楽しみになりました!
取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル 日本総代理店 株式会社ミキ・ツーリスト
メンバープロフィール
- アイドル誌編集部を経て、編集・旅行ライターとして1年8カ月の世界一周の旅へ。これまでに訪れた国は76カ国。 地球の歩き方HPにて、世界各国で出会ったイケメンのストリートスナップを集めた『世界イケメンハンター』を連載。著書に『GIRL’S TRAVEL』『恋する世界一周』。現在は、3歳児の母として親子旅を発信。2度目の世界一周に向けて準備中。