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皆さま、こんにちは。
2010年代より海外クルーズ旅行を取材し、プライベートでも夫婦で船旅を楽しんでいるizuminです。
2024年2月末に処女航海へと出航した、プリンセス・クルーズのスフィア・クラス新造船サン・プリンセスをご存じでしょうか。
私は、日本メディア初取材のタイミングでオファーをいただき、デビューしたばかりのサン・プリンセスに乗船してきました。
プリンセス・クルーズの海外クルーズ新造船に関しては、過去にも複数回ほど取材しています。
これまでに乗船した豪華客船でも、その時代ごとに感動や発見はありましたが、今回は更なる驚きの連続!
さすが“次世代の新造船”とうたうだけあります。
日本中のクルーズファンのためにも、より革新的に、すばらしい進化を遂げたサン・プリンセスをたっぷりと密着してきたので、ぜひお楽しみ下さい。
なお、サン・プリンセスに関する記事は三本立てとしています。
■【サン・プリンセス 特集1】2024年デビューの新造船、日本メディア初取材!最新設備に密着
■【サン・プリンセス 特集2】洋上最大!比類なき非日常ダイニング・グルメを大公開
■【サン・プリンセス 特集3】スフィア・クラス新設客室「カバナ・ジュニア・スイート」を詳しくレポート
どの記事も、最新の情報や写真をたくさん載せて、詳しく紹介しています。どうぞご期待下さい。
次世代の新造船サン・プリンセスとは
プリンセス・クルーズには、大型客船から中型客船を含み、現在合計16隻の客船がラインアップされています。
今回新たにデビューした新造船サン・プリンセスは、次世代の革新的施設を備えた大型客船としてスフィア・クラスというカテゴリーに属し、液化天然ガス(LNG)を燃料とするブランド史上初の客船です。
ピアッツァ
次世代へ向けたブランド史上最大の客船サン・プリンセスは、従来のプリンセス・クルーズの客船よりもさらに大きく広々とした船内施設も見どころです。
例えば、スフィア・クラスの名前の由来でもある「ピアッツァ」は、船体中央部から突き出したガラス円球型の3層吹き抜けの施設で、360度の開放的な空間が広がっています。
プリンセス・クルーズでお馴染み、船長主催による乗船歓迎パーティーも変わらず「ピアッツァ」で行われますが、従来の演出とは全く異なる、驚きの展開に圧倒されます。
サーカス・エンターテイメント集団「シルク・エロワーズ」による感動的なエアリアルショーをはじめ、最新技術や映像などによりエンターテイメント性が高まっているだけではありません。
伝統的なスタイルを継承しつつも、時代をより反映させた先進的なシャンパンタワーの演出にも注目しましょう。
(船上で実際にご体感いただきたいので、ネタバレしない程度に情報をシェアしています)
ザ・ドーム
船首の最上階にある本格的なガラス張りの施設「ザ・ドーム」も、大きな話題をさらっている空間。
最先端のエンターテイメント・スペースとして活用され、昼と夜とでは、空間の使い方に限らず、イメージ自体もがらりと変化します。
ギリシャのサントリーニ島のテラスからインスピレーションを受けたとのことで、過去に現地で日中から日没まで過ごした懐かしい記憶を思い起こせました。
日中はヨガやストレッチ、屋内プールといったウェルネスな活動の場として使われ、夜は「シルク・エロワーズ」による華やかなパフォーマンスショーが繰り広げられます。
特に夜のショーでは、円形ガラスにカラフルな光の演出が反映されて、目にも鮮やかな色の洪水に包まれます。
今までの海外クルーズ旅行では体感したことのない、なんとも魅惑的な空間! 写真映えスポットとしても覚えておきましょう。
プリンセス・アリーナ
デッキ7/8の船首にある「プリンセス・アリーナ」は、これまでの劇場をさらに進化させたエンターテイメント施設。
中央に昇降式ステージを備え、周囲270度に客席があり、大迫力のプロジェクション・ショーを間近に体感することが出来ます。
例え同じショーを繰り返し鑑賞したとしても、席が替わることで見えてくる世界観も変わるはず!
新作のパイレーツ・クエスト「ヴァローラ」、ステージ・ストラック、ヴィヴァ・ラ・ムジカなど、その日ごとに違う、心ときめくショーをお楽しみ下さい。
各デッキのプールデッキにも注目!
クルーズ客船のなかでも、私が個人的に好きなエリアはプールデッキ!
豪華で大きな客船であればあるほど、各デッキのプールとジャグジーで過ごす時間に夢中です。
サン・プリンセスでもしっかりとチェックしておきたくて、船首から船尾にいたるまで、数日かけて撮影してきました。
ウェイク・ビュー・プール
先ずはデッキ8後方にある、「ウェイク・ビュー・プール」より。
このプールエリアは、はじめて乗船するよりもずっと前から気になっていた場所です。
船上で過ごしながら、優雅にインフィニティプールを体感出来るなんて最高!
プールに浸かりながら景色を眺めるのも良い! ガラス窓の後方エレベーターに乗って、上からプールを見おろすのも面白いですよ。
マジックアワーに包まれながら、絶景をひとり占め。
フォトジェニックなひとときを堪能出来る撮影スポットでもあります。
寄港地での出港シーンに、必ず立ち寄りたくなる気持ちもきっと分かってもらえるはず。
サンクチュアリ・クラブ
デッキ19後方にある、「サンクチュアリ・クラブ」は、ラグジュアリーに過ごせるリトリート・エリア。
こちらは、2024年10月より開始する特別プログラム「サンクチュアリ・コレクション」と連動している有料エリアなので、いつかまた、プライベートでもゆっくりと体感してみたいです。
リド・デッキ17中央
リド・デッキ17中央には、船内のなかでも比較的大きなプールやたくさんのジャグジー設備が備わっています。
リド・デッキは、日本を周遊するダイヤモンド・プリンセスをはじめ、プリンセス・クルーズの屋外施設を象徴するエリアのひとつとして、皆さまにとっても印象に残るエリアではないでしょうか。
日中のユニークなイベントや映画鑑賞をはじめ、寄港地からの出港タイミングでセイルアウェイ・ショーが行われます。
デッキ16前方
デッキ16前方の「シー・ビュー・テラス」では、「ザ・ドーム」から繋がるプールも利用可能。
このエリア一帯には、プールサイドチェアがたくさんあり、朝早くより日光浴を楽しむ方たちを多く見かけました。
「シー・ビュー・バー」でカクテルをオーダーして、のんびりとリラックスするのも良いですね。
パーク19
デッキ最上階にある、プリンセス・クルーズ初となる家族向けアクティビティ・ゾーン「パーク19」は、秋以降に本格始動するのだとか。
子どもから大人まで、大はしゃぎできる施設が導入されたことで、よりエキサイティングな体験を想い出に残すことが出来そうです。
時代にそった快適で新しい船内施設が他にもいっぱい!
デッキ8中央
洋上初となる25以上の新たなブランドを取り扱うショッピングエリアにも変化がたくさん。
全体的におしゃれでスタイリッシュなブランドの扱いがたくさん増えたように感じました。
2デッキにまたがるアーケード形式で、200を超える高級ブランドや高級時計などを取り揃えたショップが並び、店内もとても見やすくなっていましたよ。
リユースしたハイブランドのバッグや財布などを扱う専門店も発見。
またヨガウェアブランドが取り扱われている点からみても、SDGsやウェルネスなどといった、これまでのクルーズ客船の商品ラインアップとは違う、いまの時代にそったショップを揃えていることがよく分かります。
サン・プリンセスオリジナルのお土産グッズは、飽きのこないシンプルなデザインが多く、スタイルを問わず、日常使いしやすそうなものが多いです。
華やかな最新設備に目を奪われがちですが、他にも今までよりも便利で快適になった点をいくつも発見しました。
例えば、船内での移動には欠かせないエレベーターもそのひとつ。
最新のシステムを導入し、待ち時間も少なく効率良く利用出来る仕組みが取り入れられています。
ショーや下船のタイミングなど、なにかと混みがちなエレベーターですが、ゲストの声を取り入れて、きちんと対策をしてくださっていることがよく分かります。
そして、寄港地巡りのタイミングなどで、なにかと利用することの多いギャングウェイにも変化が!
通路やエリアそのものが広くなり、大型液晶、テーブルと椅子、カウンターを設置。
快適かつ利便性が高くなったことから、従来よりもスムーズかつ楽に移動することが出来ました。
続いての記事では、洋上最大ともいえる、比類なき非日常ダイニング・グルメを大特集するのでお楽しみに!
私のInstagramにも、サン・プリンセスに関して投稿してます▶▶▶こちら
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取材協力:プリンセス・クルーズ
メンバープロフィール
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《 年に一度は、夫婦で海外クルーズ旅行 》 がモットー。バルト海クルーズ船上中、船内チャペルにて挙式。
夫婦で旅好き、夫は総合旅行業務取扱管理者、世界遺産検定1級保持者です。
海外クルーズ取材では、バルト海、地中海、エーゲ海、カリブ海を経験。
20年以上前より個人ウェブサイトやブログを手掛け、現在はライターとして媒体への寄稿掲載を担う傍ら、日本のメディアを代表するブロガー、SNSインフルエンサーとして活躍。
“ 色彩豊かな魅せるカラフル旅 ”が人生のテーマ。音大ピアノ科卒という経歴から、得意とするのはヨーロッパ圏。
10年以上前より各国政府観光局及び航空会社をはじめ様々な国内外大手企業とのタイアップ企画へ数多く参加、受賞経歴も多数有り。