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『気になるあの方へ インタビュー企画』
今回の特別ゲストは、旅メディア「LOVETABI」「LOVETABI Mama」代表 Remiさんです。
取材経験豊富で、旅育アドバイザーとしても活躍中のRemiさんが発信する実体験のレポートに、旅の気分を味わえるのはもちろん、「旅をしよう」「新しいことにチャレンジしてみよう」という一歩を踏み出すきっかけになっているファンや読者は多いのではないでしょうか。
今回は、クルーズ寄港地の魅力「地方創生プロジェクトの第一弾」高松にスポットをあてて、実際にRemiさんに訪れていただいたので、そのレポートをインタビュー形式でお届けいたします。
ー そもそも旅が好きな理由は?
旅に関しては母親の影響が大きく、物心つく前からいろいろ連れて行ってもらったこともあり、身近なものでありました。
昔から映画の憧れのロケ地巡りや、ビーチリゾートなども好きですが、ただ、発展途上国に行くようになった時に、その歴史や日本との違い、日本にないものをより求めるようになりました。
自身にとって転機となった旅はエジプト。
その時にいろいろな人ともっとコミュニケーションを取ってみたくなり、改めて「旅をライフワークにしたい!」と確信した瞬間がありました。
旅に恋し、旅をあきらめない
特に女性は、仕事、結婚、子育てなど環境やライフスタイルの変化により旅のカタチも変わります。
ライフスタイルが変わることで旅をあきらめるのではなく、新しいステージの楽しむことを提案したいという思いでLOVETABIを立ち上げました。
私自身、映画や海外ドラマの世界に憧れて単身留学した高校時代、非日常を求めて世界中をバックパッカーで旅した大学時代、トラベルライターとして飛び回った時代、そして今は子連れ旅をメインに家族ならではの旅を楽しんでいます。
それぞれのステージの旅を楽しみ、発信することで誰かの新しい一歩のきっかけになればと考えています。
ー 今回は女子旅目線で高松港の魅力を再発見
高松は約15年前に、歴史が好きな祖父母と一緒に訪れたことがありました。
当時、高松の大学に通っていた兄を訪ねて、源平合戦の舞台を巡ったり、ローカルなうどん屋巡りなど、兄にお任せだったのですが、今回は、もっとディープに知れた気がします。
瀬戸芸・アートが新鮮で感動
瀬戸内海の島々と港町で開催される現代アートの祭典の存在は知っていたものの、アートが身近な人間でなかったので今回のツアーで初めてその魅力を体感しました。
ガイドさんの話を聞いていると、一つ一つの作品に人の繋がりやストーリーがあり、アートと言う一言では収まらない想いが込められていることを知りました。
島々の美しい自然と景観、伝統的な風習を尊重しながらアーティストが芸術活動をしている事を知り、「旅」との親和性の高さを感じ興味深かったです。
移住者視点でみても素敵な町
今回の高松旅で驚いたのが、外から移住されている方の多さ。
移住のしやすさや、受け入れ体制、移住の方の活躍を見て刺激になりました。
昔からあるものに古民家にアートを融合させる、しかも不思議と馴染んでいて島全体での取り組みが見受けられました。
敷地全体を建築と捉えて、周辺の自然環境に溶け込むように設計されており魅了されました。
印象に残ったのは、島に唯一ある学校を作った方の話で、変化が難しい小さな町で、外からきて新しい土地で一から築き上げ、行動に起こして、受け継いていく勇気と行動力に感銘を受けました。
ー 大人になった今、「どこに行くのかも大事だけど、誰と行くかが大事」
ライフステージの変化で旅の目的も変わってきました。
旅先の感動を、誰と、また誰に、どんな目線で共有するかが私にとって大切になりました。
ひとり旅、女子旅、夫婦旅、子連れ旅、三世代旅、それぞれのシチュエーションで最大限に楽しめる旅をアレンジするのが今とても楽しいです。
今回は同世代の大人女子旅で、1日目は、うどん作り、高松盆栽園、四国村ミウゼアム、屋島山上・やしまーる、2日目は、海上タクシーを利用し、豊島、男木島、女木島などを巡り、充実したいろいろな楽しみ方に出会えました。
ー とにかく吸収し「新たな環境でチャレンジしたい」年
今後の計画としては、2023年は国内の旅をしっかり楽しんでから世界一周に挑戦し、その中でクルーズ旅のデビューもできればと思っています。
2024年には海外移住を企画しています。
海外に拠点を移す前に、まずは日本を文化など体験を通してより深く知り、子供たちには日本人としてのアイデンティティをしっかり持っていて欲しいという思いもあります。
もちろん寄港先としてシュミレーションができたので、またゆっくり高松を訪れたいですね。
日本が大好きで日本人であることをとても誇りに思っています。
育児については、視野を広げて選択肢のある環境造りが親にできる大事なことだと思うので、私たちも一緒に視野を広げて、一生語れるようなストーリーをたくさん作っていきたいです。
ー 次回は旅するホテルこと“船旅”でも訪れてみたい
クルーズのファンになって、船で入港したシーン、高さ、そこからまた違った視点で見渡すとまた面白いだろうなと思います。
「ここに行くなら、この人と行きたい」「ホテルがあるからここに行く」
ホテルが好きになって、情報がたくさんある中で、最近は専らホテル選びもそんな感じです。
今後もそういう風に「船に乗りたいからそこに行く」しかり「寄港地にここだから、そのコースを選ぶ」、というように、クルーズ会社を意識しつつも、スポット自体に、視野を広く、もっと着目し、自ら選択肢を持っていきたいです。
その体験を皆さまに届け、それが誰かのきっかけに繋がれば嬉しく思います。
2023年3月10日インタビュー
撮影者:Michelle
メンバープロフィール
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東京外国語大学英語学科卒。幼少期から多くの海外旅行や留学を経験し、旅先で出会う人と交流したいという思いで10カ国語を学ぶ。2008年にTV番組「あいのり」に出演後、自身でアフリカ縦断など世界中をバックパッカーで旅し、2010年に著書『LOVE旅』(学研)を出版。
卒業後、総合商社で海外営業を経て、女子旅メディア『LOVETABI』を立ち上げ。現在は2児の母として、子連れ旅・お出かけ情報マガジン『LOVETABI Mama』やインバウンドメディア『LOVETABI Japan』も運営する。
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