Contents
こんにちは、こやトラベルです!今回はジャパネットクルーズが提供する「MSCベリッシマ」での日本一周9泊10日の旅をレポートします。
クルーズと聞くと「高級な旅行」「敷居が高い」というイメージがありませんか?実は世界的にみると、クルーズは意外とリーズナブルに楽しめる旅行スタイルなんです。
今回はジャパネットクルーズの特徴や魅力、船内の様子、寄港地観光まで詳しくご紹介します!
クルーズ船の基本情報
クルーズ船には「カジュアル(スタンダード)」「プレミアム」「ラグジュアリー」の3つのクラスがあります。
- カジュアル客船: MSCクルーズ、コスタクルーズ、ロイヤルカリビアンなど(1泊1万円台~)
- プレミアム客船: プリンセス・クルーズ、セレブリティクルーズなど(1泊2万円台~)
- ラグジュアリー客船: 飛鳥、にっぽん丸、シルバーシークルーズなど(1泊7万円台~)
今回乗船したMSCベリッシマはカジュアル客船に分類されますが、船内の設備やサービスは非常に充実しています。

東京国際クルーズターミナルからの出発
東京国際クルーズターミナルは、ゆりかもめの「東京国際クルーズターミナル駅」を降りてすぐの場所にあります。羽田空港からは約1時間でアクセスできます。
ターミナルでは、まず大きな荷物を預けます。事前に送られてきた荷物タグを取り付けて預けると、客室まで届けてもらえるので便利です。

その後、チェックイン手続きとパスポートチェック、セキュリティチェックを経て船内へ。クルーズカードを受け取ります。このカードは客室のキーとして、また船内での支払いに使用します。

MSCベリッシマの船内紹介
MSCベリッシマは全長315m、客室数は2000室以上あり、最大5000人以上を乗せることができる巨大クルーズ船です。日本の国内フェリーが200m以内であることを考えると、その巨大さが分かりますね。

客室
今回は「バルコニー付き客室」に滞在しました。広々としたツインベッドの部屋に大きなソファがあり、スーツケースも余裕で広げられるスペースがあります。

バスルームにはシャワーとトイレがついており、水圧も申し分なし。アメニティはボディソープのみですが、ジャパネットクルーズの場合は、必要なものは5階のレセプション近くで入手できます。

バルコニーからは美しい海の景色を一望でき、船旅の醍醐味を味わえます。
船内施設
MSCベリッシマには様々な施設が揃っています。
プロムナード(中央通り)
船の6階には「プロムナード」と呼ばれる通りがあり、両側にショップやカフェ、バーが立ち並んでいます。天井には美しい照明があり、時間帯によって異なる演出が行われます。まるで街の中を歩いているかのような感覚です!

中央の吹き抜け
5階から7階にかけて美しい吹き抜けがあり、階段にはスワロフスキーが約600個も使われています。いろいろなイベントも開催されます。



プール
船の上部には屋外プールとウォータースライダーがあります。天気の良い日はサンデッキでくつろぎながら海を眺めることができます。屋内プールもあるので、天候に関わらず楽しめます。


エンターテイメント施設
- ロンドンシアター: 毎晩異なるショーが開催されます
- カルーセルラウンジ: ライブミュージックやパフォーマンスが楽しめます
- カジノ: 本格的なカジノが楽しめる空間
- キッズエリア: お子様向けの施設も充実
スポーツ・レジャー施設
- ジム: 最新のトレーニング機器が揃う
- スパ: マッサージやサウナを楽しめる
- ボーリング場: 船内でボーリングも楽しめます
- アーケード: ゲームセンターもあります
ジャパネットクルーズならではのサービス
ジャパネットクルーズの最大の魅力は、通常のMSCクルーズには含まれない日本人向けの特別サービスが充実していることです。これが「実はコスパ最高」と言える理由です。
ジャパネット限定の特典サービス
- ドリンク飲み放題: 10ドル以下のアルコール・ソフトドリンク150種類以上が全て無料!
- 朝食のルームサービス: 全員に無料のルームサービス(おにぎりも注文可能)
- 全寄港地で循環バスを運行: 通常は高額な寄港地での交通費が無料に
- 日本語対応の充実: 船内の案内物やアナウンスが日本語
- 日本食の充実: ビュッフェでの和食コーナー、おにぎり提供



通常のMSCクルーズとの違い
普通にMSCクルーズを予約すると、ドリンクパッケージは別料金(1日約30ドル)、チップも別途必要(1日約10ドル)、寄港地での交通費もかかります。ジャパネットクルーズは一見料金が高く見えても、これらが全て含まれているため、トータルではかなりお得になるのです。
特に初めてのクルーズ旅行で英語に不安がある方や、日本食が恋しくなりやすい方にとって、このサービスの価値は計り知れません。
船内での食事
ビュッフェレストラン
船内には1日中オープンしているビュッフェレストランがあります。和食、洋食、中華など様々な料理が並び、ピザやパスタは特に美味しいです。



メインダイニング
予約制のメインダイニングでは、コース料理を楽しめます。ディナータイムには指定された時間に食事をします。



有料レストラン
船内には有料のスペシャリティレストランもあります。
- Butcher’s Cut: ステーキハウス
- KAITO Sushi Bar & Teppanyaki: 鉄板焼きと寿司
- Sea Pavilion: 中華料理と火鍋
- Hola! Tacos & Cantina: メキシカン料理
料金はレストランによって異なりますが、コース料理で1人30~60ドル程度です。通常のメインダイニングでも十分美味しいですが、特別な食事を楽しみたい方におすすめです。

Butcher’s Cutのお料理例


KAITO Sushi Bar & Teppanyakiのお料理例

Sea Pavilionのお料理例

Hola! Tacos & Cantinaお料理例
寄港地での過ごし方
今回の9泊10日の旅では、函館、秋田、金沢、済州島(韓国)などに寄港しました。寄港地観光の最大の魅力は、大きな荷物を船に置いたまま身軽に観光できること。また、観光後に船に戻ってくると「また豪華な船に乗れる」というワクワク感を再び味わえます。
ジャパネットクルーズでは各寄港地で無料循環バスを運行しているので、タクシー代などの交通費を気にせず主要観光スポットを回れるのが大きなメリットです。例えば函館では朝市や元町エリア、秋田では駅前商店街など、効率よく地元グルメや観光を楽しめました。
寄港地での自由時間は約6〜8時間。船内のアクティビティと寄港地観光のバランスが、クルーズならではの楽しみ方です。

函館で海鮮

青森で稲庭うどん

済州島でサムギョプサル
船内での一日の過ごし方
船内での生活はまるで動く豪華リゾートホテル。様々なアクティビティやエンターテイメントが充実しているので、9泊10日の旅でも飽きることがありません。一般的な一日の過ごし方をご紹介します。
朝の過ごし方
- 朝食: ビュッフェレストランでの朝食、または客室でのルームサービス(おにぎりや和食も)
- 朝のアクティビティ: ジャパネットクルーズでは朝6:30からラジオ体操(2部制で大人気!)
- デッキでの散歩: 最上階から360度の海の景色を眺めながらのウォーキング

オーシャンビューで朝食

朝のラジオ体操
昼間の過ごし方
- プール・ウォータースライダー: 船上にいることを忘れるほど本格的なプールとスライダー
- スパ・サウナ: 様々な温度設定のサウナと、ジャグジーでリラックス
- カフェでの寛ぎ: プロムナードのカフェでコーヒーを飲みながら読書
- 船内探検: 15階建ての船内は見どころ満載で、探検するだけでも楽しい

ウォータースライダー

アウレア・スパのジャグジー
夕方・夜の過ごし方
- サンセット鑑賞: デッキやバルコニーから見る夕日は圧巻
- フォーマルナイト: ドレスアップして特別な夜を過ごす(写真撮影サービスあり)
- ショー鑑賞: ロンドンシアターでのプロフェッショナルなパフォーマンスショー(毎日異なる内容)
- ダンスパーティー: イタリアンナイトなどテーマ別のパーティーが開催される
- カラオケ: スタジオ&バーでは夜遅くまでカラオケで盛り上がれる

アウレア・ラウンジでインクルーシブドリンク

シアターでの夜のショー

プロムナードでの夜のショー
デイリープログラム
毎晩、翌日の「デイリープログラム」が部屋に届きます。何時にどこでどんなイベントがあるのか、全てこの紙に書かれているので、自分の好きなアクティビティを選んで参加できます。ジャパネットクルーズでは日本語で詳しく説明されているので安心です。

テーマナイト
クルーズ中には様々なテーマナイトがあります。「イタリアンナイト」では赤・白・緑の服装で参加したり、「フォーマルナイト」ではドレスアップして写真撮影やランウェイショーに参加できます。日本人は普段こういった機会が少ないので、思いっきり楽しめる特別な時間です。


クルーズ旅行のコスパ
今回のジャパネットクルーズのバルコニー付き客室は、2名1室で1名あたり約39万9800円でした。1泊あたり約4万円程度です。最も安い内側客室(窓なし)なら2名1室で1名あたり24万9800円、1泊あたり約2万5千円から乗船できます。
以下のものが全て含まれています↓
- 船内の宿泊費
- 食事(ビュッフェ、メインダイニング)
- 施設利用費
- 移動費
- チップ代
- 10ドル以下のドリンク飲み放題
- 寄港地の循環バス
有料のものは以下となります↓
- Wi-Fi(約$19/日)
- スペシャリティレストラン
- スパやマッサージ
- オプショナルツアー
- 10ドル以上のドリンク
全ての費用を考えると、同等のホテルに泊まり、食事をし、移動する費用と比較すると、クルーズ旅行はかなりコストパフォーマンスが良いと言えます。
初めてのクルーズに不安な方へ
クルーズ旅行は「敷居が高い」「英語ができなくて不安」といった理由で躊躇されている方も多いかもしれません。しかしジャパネットクルーズなら、そんな心配は無用です。
クルーズ旅行のメリット
- パッキングは1回だけ: ホテルを転々とする旅行と違い、荷物の出し入れは最初と最後だけ
- 移動の疲れがない: 寝ている間に次の目的地に到着
- プランニングの手間が少ない: 食事や宿泊、移動手段の予約が不要
- コストパフォーマンスが良い: 食事、宿泊、移動、エンターテイメントが全て込み
- 多彩な過ごし方: アクティブに過ごすもよし、ゆっくり過ごすもよし
人生で一度は体験したい非日常

クルーズ船に一度乗ると、その魅力にハマる人が多いのには理由があります。それは「普段の生活では味わえない非日常と贅沢」を手軽に体験できるから。毎日違うショーを見たり、様々なレストランで食事を楽しんだり、ウォータースライダーで遊んだり…。
そして何より、地上の喧騒から離れ、360度海に囲まれた環境は、心身ともにリフレッシュさせてくれます。サンライズやサンセットの美しさも、船上からでしか味わえない特別な体験です。
ぜひ皆さんも一度、ジャパネットクルーズで豪華な船旅を体験してみてください。きっと忘れられない思い出になるでしょう。
より細かな詳細を知りたい方は、YouTubeの動画もぜひご覧ください!
取材協力:MSCクルーズジャパン
取材協力:ジャパネットクルーズ
メンバープロフィール

- ホテル・旅館の滞在動画を中心に、乗り物レビューも含め、国内外の旅全般の動画配信をしています。丁寧なアングル・綺麗な映像・聴き取りやすく心地よいサウンドで、まるでその場で一緒に旅をしているかのような臨場感たっぷりの動画づくりをしています。また、豊富な情報量で、旅を計画する方々のガイドブック的存在となり、みなさんの旅ライフをより楽しいものにします。