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こんにちは!沖縄から世界を旅するCocoです。
今回は瀬戸内海を進んで釜山と愛媛県の松山を巡る4泊5日のラグジュアリークルーズをレポートします。
カジュアルクルーズとは違うスモールラグジュアリーの魅力や“日本のおもてなし”の客船ならではの細やかなサービス、瀬戸内クルーズが選ばれる理由、最後には2026年9月に運航開始予定の「三井オーシャンサクラ」の最新情報もご紹介します。
三井オーシャンフジの概要
全室が海側オールスイートの客船。
日本の商船三井クルーズが新しい高級クルーズ船として2024年12月に運航を開始しました。海外の客船を日本人ニーズも踏まえた設備にリニューアルさせ、唯一無二の細やかなサービス、日本の文化や食を堪能できるクルーズ船です。

- 総トン数:約32,000トン
- 全長:約198メートル
- 客室数:229室
- 乗客数:458名
例えば大型客船と言われているカジュアル船「MSCベリッシマ」は、約170,000トンで乗客数5,000名以上です。総トン数で5倍以上、乗客数ではなんと10倍以上にもなります。もちろん充実した設備や賑やかさのあるカジュアル船も良いですが、ラグジュアリー船の「三井オーシャンフジ」だからこそ味わえる魅力を3つのポイントで比べてみます。
カジュアル船と三井オーシャンフジの違い
ラグジュアリー船にしかないサービスや、実はこの規模のクルーズ船だからこその魅力がたくさんあります。
三井オーシャンフジでは贅を尽くした船内施設やすべての乗客に行き届く丁寧なサービス、大型客船では難しい地方港に着岸できることで日本の魅力を余すことなく体験できます。


【ポイント①】船内施設 〜客室は別格〜
全室海側xオールスイート
カジュアル船では価格を抑えられる反面、窓のない内側客室が多く存在します。しかしながらこの船は229室すべてが客室から海を眺めることができて、そのうち約9割はバルコニー付です。

さらにリビングとベッドが仕切れる全室スイートタイプで、ウォークインクローゼットとバスタブも全室備わっている徹底ぶり。さすがのラグジュアリー船ということが、客室だけを切り取っても感じられます。


ゆとりのある空間で落ち着いた雰囲気
レストランやバー、ショーステージからプールデッキに至るまで、船内のあらゆる施設で混み合う時間を見ることはありませんでした。船内は常に落ち着いた雰囲気で、まさに大人の空間が広がっています。
大型客船の賑やかさも非日常を感じることができますが、コンパクトで優雅な船もまた異なる非日常を味わうことができます。


【ポイント②】サービス 〜ホスピタリティの高さ〜
スタッフの数も多く、常に目を配ってくれているので何かを待つということはほとんどありません。自分のペースで快適な時間をすごすことができます。
オールインクルーシブ
ラグジュアリー船は、アルコール(一部のみ有料)やミニバーも含めてほぼオールインクルーシブです。一方でカジュアル船ではフードインクルーシブをベースとしてレストランやバーでのドリンクは有料、あるいはドリンクパッケージの購入が必要になっています。
「和」を取り入れたコンセプト
日本のおもてなし船だからこその魅力は、やはり「和」を取り入れたコンセプトです。レストランでは和食のコースが用意され、夜食にはお茶漬けも食べることができます。夜のショーでは日本の伝統文化の落語や和楽器を鑑賞、船内アクティビティでは、けん玉や切り絵など昔ながらの日本の遊びを体験できます。


【ポイント③】寄港地 〜日本の魅力再発見〜
クルーズ船は規模によって入港できる場所に制限があります。大都市では大型客船でも対応できる港が整備されていますが、都市によっては寄港できません。(主に海外では海上停泊して小型ボートを使って寄港することもあります。)
コンパクトなクルーズ船はその制限がなく、まだ知られていない日本の魅力的な場所へ寄港することができます。

乗船前に知っておきたいおすすめ
私たちは初めてのラグジュアリー船だったのでドキドキワクワクでした。実際に乗船して気づいたことや三井オーシャンフジを最大限楽しむために知っておくと便利なおすすめポイントをご紹介します。
客室設備
今回私たちは全客室の半数以上を占める「ベランダスイート」の客室を利用しました。
ウォークインクローゼット
1番嬉しかったのがウォークインクローゼット。せっかくのラグジュアリー船なのでおしゃれしたい方にとっては洋服をたくさん持ってきても十分なスペースが用意されています。ハンガーもたくさんあるのでドレスも数着持ってきてOKです。

バスタブ
大きなバスタブも全客室にあります。入浴剤を持参してもよいかもしれません。

ダブルシンク
2人でも時間を気にせずそれぞれのタイミングで準備できるのも嬉しいポイントです。

アメニティ
充実したラインナップで、カジュアル船では歯ブラシやシャンプー・ボディーソープも持ち込みますが、船内スパ「KODAMA」ブランドのアメニティが用意されてました。スリッパはふかふかで履き心地抜群です。



コンセント
ベッド横のコンセントは海外式になっています。タイプCとUSBタイプもありますが、変換プラグを持参すると良いかもしれません。化粧台は日本式のコンセントなのでドライヤーはここでします。(欲を言えば洗面台に対応コンセントがあると嬉しい!)


ウェルカムドリンクとミニバー
ウェルカムドリンクで今回はなんとフルボトルのスパークリングワインが用意されていました。お部屋に入った瞬間に感動です!さらに客室内のミニバーはすべて無料で、利用した分は客室清掃時に補充してくれました。


オーシャン カフェ
三井オーシャンフジで最も居心地がよかったのが「オーシャン カフェ」。朝から夕方まで軽食やコーヒー・紅茶を楽しめるラウンジカフェで、くつろぎチェアからデスクチェアなどバリエーション豊かなスペースが用意されています。



私たちは夕方はほとんどここで仕事をしたり、アフタヌーンティーをしたりして過ごしていました。
レストラン「富士」と「八葉」
「富士」はコース料理のレストランで、「八葉」はビュッフェレストラン。どちらも朝・昼・夜の食事で利用できて、「八葉」では夜10時から1時間限定で夜食のサービスもあります。


どの時間帯も満席で入れないということはありませんが、もし窓際で食事をしたい場合は、各時間の開始時間に行くと海を眺めながら食事ができる場所にご案内いただけました。


プール セルリアン
メインプールの「湖畔」も良いですが、お気に入りはデッキ5にある「セルリアン」です。船尾に位置していて広大な海を独り占めできるロケーションが抜群です。少し上の階から撮影すると海とプールが一緒に写せます。

4泊5日「春の松山・釜山クルーズ」のスケジュール
今回は神戸港を出発して瀬戸内海を通る4泊5日のクルーズでした。
穏やかな海を航行して両サイドに中国地方と四国地方を眺めながらのんびり優雅に進むので、船の揺れもほとんど感じることはありません。船酔いが心配な方にも安心のクルーズです。

『1日目』神戸港から乗船
私たちのチェックイン指定時間は14時45分。
時間ちょうどにターミナルに到着しましたが、すでに多くのお客様が並んでいて、実際に乗船したのは15時30分。
当日の状況にもよるかと思いますが、45分間の待機は少し予想外。船体を間近に控えた高揚感も相まって、乗船の瞬間が待ち遠しくてなりませんでした。

『2日目』終日航海 〜優雅な瀬戸内クルーズ〜
瀬戸内クルーズは穏やかな海も魅力ですが、橋の下を通過する絶景もここでしか味わえない光景です。前日夜に「明石海峡大橋」「瀬戸大橋」を通過し、夜中に「来島海峡大橋」を通過し、この日のお昼に「関門海峡」を通過しました。

帰りの航路も同じように4つの橋を通過するので、ライトアップした橋や青空にかかる大橋を通過する光景は圧巻です。

『3日目』韓国・釜山へ寄港
釜山の滞在は8時間なので公共交通機関とタクシーを使って2箇所巡りました。
海雲台ブルーラインパーク
空中をカプセルで運航する絶景の海岸観光列車!
乗車する場合は事前予約が必要ですが、時間帯によっては当日チケットもありました。

写真の場所は尾浦駅から線路沿いに2〜3分歩いた場所
BUSAN X the SKY
「世界一高い場所にあるスタバ」が有名な、韓国で2番目に高い展望タワー!
400メートルを超える100階の展望台からは、360度パノラマで一望できる絶景が広がっています。


甘川文化村
カラフルな家が立ち並ぶ斜面が写真映えするスポット!
お店もたくさんありますが、「Blue House on The Stairs」がおすすめです。テイクアウトにすると2階の窓から吊り下げてくれる光景がとっても可愛らしいカフェです。


『4日目』愛媛・松山へ寄港
シャトルバスがでていますが、行きたいところがたくさんあったので行きはタクシーで中心部へ向かいました。
坂の上の雲ミュージアム
松山出身の偉人、秋山兄弟と正岡子規の生涯を通じて明治時代や日本近代が紹介されていました。歴史もさることながら、安藤忠雄が設計した建物もスタイリッシュで見応えがありました。

松山城
リフトとロープウェイで山を登りますが、オープンエアのリフトがおすすめです!頂上からはお城と松山市内を一望できる絶景が広がっています。

ロープウェイ乗り場の近くには飲食店がたくさんあり、愛媛名物の鯛めし「鯛めしもとやま」とみかんジュース「愛媛の学校1970なましぼり学園」も楽しみました!約30種類ものみかんジュースを蛇口から注ぐ体験型カフェで、松山の最新おすすめスポットです。


道後温泉
愛媛といえば道後温泉ということで、路面電車に乗って向かいます。道後温泉本館は日帰り入浴ができますが、時間が足りずに近くの足湯を利用しました。

『5日目』神戸港で下船
朝8時に客室を出て10時前に下船。JR神戸駅までは無料連絡バス(運行:神戸市)を利用しました。
気になる料金
今回のようなショートクルーズは、「ベランダスイート」で2名1室1人あたり30万円〜40万円程度です。
もちろん時期や寄港地にもよりますが、早期予約やプロモーションで割引になる場合もあります。やはりラグジュアリー船なので少しお値段は高くなりますが、以下の旅行に必要な費用がすべて含まれ、それぞれの質も踏まえてコストパフォーマンスは非常に高いと感じました。
- 宿泊代
- 移動代
- 飲食代(アルコールドリンクを含む)
- アクティビティ代
- ショー鑑賞代
まとめ
人生初のラグジュアリー船が、瀬戸内クルーズの三井オーシャンフジでとても良かったです。
日本人にあわせた設備と高いホスピタリティで快適に過ごすことができました。

さらに瀬戸内海は非常に穏やかな海で船酔いもせず、壮大な橋をくぐり抜け、小さな島々を眺めながらデッキでのんびり過ごす時間はまさに非日常。カジュアル船では賑やかで童心に帰ってはしゃぐ時間が非日常となりとても楽しいですが、ラグジュアリー船はまた違う素晴らしさがありました。

最後に2026年9月に就航予定のラグジュアリー船「三井オーシャンサクラ」の最新情報です。
基本的な設備やスペックは三井オーシャンフジと同じになっており、客室数も同数で全室スイートタイプです。三井オーシャンサクラにしかない設備は、「スシバー」と「足湯」です。さらに日本船ならではの特徴が加わり、今からとても楽しみです。
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取材協力:MITSUI OCEAN CRUISE
メンバープロフィール

- 沖縄移住7年目の旅好きフリーランスです。沖縄の魅力を中心にInstagramやTikTokで発信中。ゆっくりとしたリゾート旅から海、山、マラソンなどのアクティブな旅も大好きです!クルーズ旅行が多くの方の「旅行の選択肢」になるよう発信していきます。




