【三井オーシャンフジ】夏祭りの寄港地を巡る10日間の旅 2025年最新版 子連れ乗船記録レポ<船内編>

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こんにちは、MIKIです。
今まで何度か乗船したことがあるのは、15万トン級で乗客3,000人規模の大型客船。
一般的にカジュアル船・プレミアム船・ラグジュアリー船とカテゴライズされる中のカジュアル船に乗る機会が多数でした。
そして今回はいつか乗ってみたいと憧れていたラグジュアリー船「三井オーシャンフジ」に10日間乗船してきました。

「三井オーシャンフジ」ってどんな船?


三井オーシャンフジは「MITSUI OCEAN CRUISES」が運航しているラグジュアリークルーズ客船で2024年12月にデビューしました。
総トン数32,477トン、全長198.15メートル 、幅(全幅)25.60メートル、 乗客定員 458名 、室数 229室と小型のクルーズ船です。  
元はクルーズ船 “Seabourn Odyssey” として建造・運航されていた船を、商船三井が改修を施し、日本近海やアジア方面を含むコースを就航させる計画で運航がスタートしました。

今回の航路スケジュール
1日目:東京 晴海客船ターミナル
2日目:神戸
3日目:終日航海日
4日目:釜山
5日目:高知 よさこい祭り
6日目:宿毛(高知)
7日目:種子島(鹿児島)
8日目:小松島(徳島)阿波踊り
9日目:終日航海日
10日目:東京 晴海客船ターミナル


夏祭りを巡る10日間のクルーズです。今回は船内の様子をご紹介します。

全客室がスイート!ベランダスイートでラグジュアリーな癒しの時間


全223客室がオーシャンビューでスイートの三井オーシャンフジ、客室からご紹介します。

全室オーシャンビューのお部屋紹介


今回宿泊したのは三井オーシャンフジの中で一番客室数が多い「ベランダ スイート」。
移りゆく景色をゆったり楽しみながら旅する、まさにクルーズ旅の醍醐味です。


ベッドエリアにソファとダイニングテーブルとゆったりと過ごすことができました。

豪華大理石!2ボウルのバスルーム


バスルームは豪華大理石で2ボウルの洗面台。バスタブにシャワールームも完備。トイレはクルーズ船には珍しい日本語仕様(温水洗浄便座等)でした。


シャワーの水圧は申し分なく、熱々のお湯が出ました。ハンドシャワーに加え、レインシャワーもついていました。


大きなウォークインクローゼットにはハンガーが50本ほど備え付けてありました。
狭くなりがちなクルーズ船の客室ですが、このウォークインクローゼットのおかげで部屋の中が散らからずスッキリと過ごすことができました。

高級感漂うアメニティ


普段から様々なホテルに宿泊しますが、どんなラグジュアリーホテルより過去一番にふかふかだったルームシューズ。グレーカラーに三井のロゴがまたおしゃれ。

またカジュアル船は歯ブラシも準備しなくてはいけないのですが、アメニティーは歯ブラシはもちろん、バスソルトから、ヘアターバン、ボディタオルまでの充実ぶり。


カジュアル船は3in1や2in1のシャンプートリートメントが定番なのでクルーズ船には必ず自分で持ち込みしますが、今回は備え付けのものを利用しました。

うれしいサービス


ウェルカムドリンクにスパークリングワインが用意されていました。通常カジュアル船はミネラルウォーターも有料で購入しますが、三井オーシャンフジはお水が常に用意されていました。


冷蔵庫の中のドリンクも全て無料で毎日補充されていました。三井オーシャンフジでは一部の有料アルコールを除き、全てクルーズ代金に含まれています。

まさにフリーフローに近い状態で、アルコール好きな方には夢のようなクルーズです。

優雅な施設/船内ツアー

プール湖畔


屋外プールは大きなプールは1つ 両脇にジャグジーが2つありました。屋根付きのカウチソファもありゆったりできるプールサイド。8月の乗船でしたが利用者は比較的少なかったです。

セルリアンプール


一番のお気に入りのプールはデッキ5の後方にあるセルリアンプール。船跡を眺めながらのんびり寛ぐことができます。

今回は瀬戸内海を運航中、瀬戸内の美しい島々を眺めながらゆっくりジャグジーに浸かりました。
セルリアンプールは夏でも温水でかなり熱々でした。

MITSUI OCEAN スクエア


デッキ7、ゲストサービスやツアーデスクも集まるMISUI OCEAN スクエア。フロントデスク機能を備えたラウンジ兼ライブラリー空間として設計されています。  

Ocean Cafeも併設されており、コーヒーをいただきながら読書や仕事をしたり、おしゃべりに夢中になったり思い思いの時間を過ごしているゲストがたくさんいらっしゃいました。

(上の写真は朝食時のメニュー)

カフェオーシャンは1日数回メニューが変わり、ヘルシーなアサイーボウルやヨーグルトやスムージー、ペストリーなどどれも絶品で朝食を食べたあとなのについつい食べ過ぎてしまう美味しさでした。
お昼からは、スイーツやプチ和菓子など魅力的なおやつばかりでした。

三井オーシャンフジはビュッフェレストランからダイニング、カフェに至るまでとにかく食事が美味しく、下船する時には数キロ体重が増えてしまうゲストが多いのではないでしょうか?

フォトジェニックな螺旋階段


三井オーシャンスクエア中央に位置し、船の中心的なシンボルになっている螺旋階段。吹き抜けのアトリウム空間を上下に繋ぎとても開放感があります。

エレガントナイトなどドレスアップする日には多くのゲストが写真撮影する人気フォトスポットです。

スパ&ウェルネス木霊とハーモニーラウンジ

デッキ9に位置するスパ&ウェルネス木霊とハーモニーラウンジ。こちらではフィットネスセンターからスパサロン、美容サロン、サウナがあります。


広くはないですが、充実したマシーンが完備。予約制ですが、有料のヨガやピラティスクラスも受講することができます。


スパサロンではフェイシャルから痩身、トリートメントからマッサージまで様々なコースが提供されていました。

私が毎日通いつめたのは、スパ内にあるハーモニーラウンジ。
別料金で有料となりますが、ホットストーンのチェアにで体をじんわり温めながらお昼寝をしたりサウナに入ったりと船の中で汗をかきのんびり過ごしました。

ザ・レストラン 富士


デッキ4のザ・レストラン富士は、三井オーシャンフジ のメインダイニングとして位置づけられているダイニング施設です。
このメインダイニングは インクルーシブ(追加料金なしで利用できる基本料金に含まれる) で予約なしで利用できます。
フルサービス形式のコース料理がいただけるレストラン。日替わりで和食・洋食の日が設定されていました。

(上の写真は洋食の日のメニュー)

どのお料理も美味しく量も程よく考えられており、前菜からメイン、デザートまで毎晩ペロリといただきました。
子供向けにはお子様ランチ風でワンプレートで提供されます。


その他、ビュッフェレストランも利用することができます。

北斎 FINE DINING


北斎は、 三國清三シェフが監修する有料・予約制のスペシャルダイニング です。(今回は下船日まで満席で取れなかったので、お写真だけ撮らせてもらいました)

クルーズ中、1回の招待がスイートクラスやトップクラスの客室の予約特典になるため、予約が取りづらいことで有名な北斎。なるべく早めに予約することをおすすめします。


子供料金の設定はなく、大人と同額料金です。
子供が大人と同じメニューをオーダーする場合は、一部のメニューをスキップして減らすことは可能です。

なかなか小さなお子様連れには難易度が高く、コース料理がしっかり食べられる年齢からの利用がおすすめです。

オブザベーションバー36


デッキ10にあるオブザベーションバー36は、360度に広がる絶景パノラマを楽しめる展望バーです。
こちらでのドリンクも一部の有料ドリンクを除けばインクルーシブ。シグネチャーカクテルの「Icy Peak Martini」は是非飲んでほしい一杯です。

夜は照明を抑え、生演奏と共に落ち着いた雰囲気で過ごせるバーです。

ランドリールーム


そしてとても便利だったのがセルフランドリー。
中央の通路を挟み、ランドリールームが2部屋あります。
それぞれ、洗濯機と乾燥機が4台ずつ設置されており、洗剤や柔軟剤も用意されていました。

オーシャンステージ


デッキ6のオーシャンステージでは毎晩のようにショーやイベントが開催されています。


三井オーシャンハウスバンドやダンザーズによる歌やダンスショーなど。


和太鼓グループ彩 sai による和太鼓の演奏は大迫力で圧巻の演技でした。落語は7歳の娘もクスッと笑い楽しんでいたようです。

客室や船内の施設をお届けしました


いかがでしたでしょうか。旅の様子は Instagram でもお楽しみください。
このクルーズの見どころは寄港地で夏祭りを巡るクルーズ。別の記事では寄港地や船内での過ごし方、ドレスコードなどをご紹介します。ぜひ参考にされてください。

MITSUI OCEAN CRUISES

メンバープロフィール

MIKI
MIKI
小学生の娘と自由気ままに旅する証券ウーマン。元大手証券会社に勤務。
2年間の育休中は、大好きな海外旅行を堪能すべくハワイへ育休移住。
現在は独立系ファイナンシャルプランナーに転職し旅するFPとして活躍中。
長期休みは海外のサマースクールなどに参加し、旅をしながら旅育する生活を送っています。航空会社をはじめ様々な海外大手ホテルグループや国内企業とのタイアップ企画へ数多く参加
集英社ファッション誌『Marisol』公式ブロガーとして多数旅行記事を執筆中。

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