カジュアルクラスの中でも特にリーズナブルで客室は広々!カーニバルパノラマの船内見学会へ

カーニバルパノラマ

毎年クルーズ旅行しているクルーズ好きのひなだいふくです!

クルーズは料金や船内サービス、旅の目的などによってカテゴリーに分けられるって知っていますか?
北米のクルーズ市場は主として次の3タイプに分類されており、現在のグローバル基準となっています。

・カジュアル(スタンダード)クラス
・プレミアムクラス
・ラグジュアリークラス、ブティッククラス

カジュアルクラスは船の大きさが9万総トン以上なものが多く、乗客も2000人〜7000人近く乗れるほどの大型船。名前の通りカジュアルに楽しめる船で料金も比較的安価。キッズ向けの遊び場が豊富でエンタメ要素が多いのが特徴です。

プレミアムクラスは船の大きさが3〜14万総トンほどで乗客は〜1000人ほど。食事のクオリティが高く落ち着いた雰囲気があります。記念日やちょっと豪華にクルーズを楽しみたいという人向け。

最後にラグジュアリークラスは船の大きさが3〜6万総トンほどでそれほど大きくはありません。
ただ乗客が500人以下であることが多く、乗客1人あたりに対するクルーの人数も多いのできめ細やかなサービスが受けられるのが特徴。
一般的に、“豪華客船”というとラグジュアリークラスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

今回船内見学に行ってきたのは、カジュアルクラスの中でも特にリーズナブルで気軽に乗船しやすいと言われている『カーニバルクルーズ』の「カーニバルパノラマ」!

今回の航路はアメリカのカリフォルニア州発、横浜着の片道クルーズ。カーニバルクルーズが日本に到着するのはかなり珍しいようです。

ほとんどのクルーズは下船日と乗船日が同じで、お客さんが降りた後すぐ次のお客さんが乗るための準備をします。ただ今回はお客さんを乗せず8日間かけてシンガポールのドックに向かうため、船の中は次々と完全クローズの状態に。

ある意味普段乗船していると見られない一面も見てきたので、ぜひご覧ください。

『カーニバルクルーズ』の「カーニバルパノラマ」とは

就航年2019年
船のサイズ133,500トン
乗客数4,008人

『カーニバルクルーズ』は乗客数が2000人〜5000人ほどが乗れるカジュアルクルーズ。
「カーニバルパノラマ」は4,008人なので、カーニバルクルーズラインの中では収容人数が多い方ですね。

冒頭でクルーズは3つのカテゴリーに分けられていると説明しましたが、最近の傾向ではカジュアルクラスの中にラグジュアリーなお部屋や専用のラウンジを設けている船が増えてきているので一概にカジュアルクラス=すべてが安いという訳ではありません。

カーニバルパノラマにも、ハバナステートルーム&スイートと呼ばれるプライベートカバナとジャグジー付きのお部屋もありました。
後ほど説明しますが、このプライベートカバナからの景色が最高!

カジュアルクルーズの中のスイートルームに泊まることによって、ラグジュアリークラスほどの費用もかからず優雅に過ごせるというメリットがあります。

カーニバルパノラマのお部屋

今回カーニバルパノラマのお部屋は内側客室・海側客室・海側バルコニー客室・ファミリー向け客室・ハバナスイートを見学させてもらいました。

内側客室(インテリア)

まずは内側客室。カジュアルクルーズの客室は12㎡〜なところが多い中、最低でも17㎡あるとか。
クルーズで17㎡あればかなり広く使えます!

ベッドは簡単に動かせるので、ツインでもダブルでも利用可能。お子さんと添い寝するなら壁に寄せて使うのもおすすめです。

お部屋とお部屋をつなぐ壁がオシャレ!そして廊下がかなり広くて感動しました。

海側客室(オーシャンビュー)

こちらが海側客室。なんとカーニバルパノラマには、海側客室のおよそ200〜300部屋にバスタブ付きのお部屋があるんです!

バスタブのサイズは小さいので普段クルーズに乗らない方からすると「こんなに小さいの?」と思うかもしれませんが…
基本よっぽどのスイート以外でクルーズの客室にバスタブがないので、クルーズ乗りとしては感動!

特にカジュアルクラスは船のサイズも大きく、端から端まで歩くだけで毎日かなりの歩数を歩くのでバスタブに浸かれるのはありがたいです。

しかもユニットバスではなく、シャワールームとバスタブが別になっているのも嬉しいポイント。ただシャワールームとトイレの間はカーテンしかないので、上手に使わないと床がびしょ濡れになってしまいます。

お部屋の広さも20〜21.3㎡あるのでかなり広々としています。お部屋とお部屋の間の壁もそれぞれデザインが違っていて良いですね!

海側バルコニー

こちらは海側バルコニー。部屋の広さは内側客室と同じ17㎡。
バルコニー付きのお部屋はなんといってもすぐに潮風にあたりに行けるところ!

クルーズで船酔いした時にもバルコニーに出て風にあたると気分がスッキリします。

そして窓ガラスに遮られずに海を見渡せるのも最高ですね!もちろんクルーズの屋上に行けばいくらでも海を眺められるのですが、お部屋から見られるというのが大きなメリットです。

ファミリーハーバールーム

お子さん連れならファミリーハーバールームがおすすめ!
ファミリー専用ゾーンにある客室で家族5名まで利用可能。航海旗をモチーフとした客室はポップで可愛い!

ファミリースイートにはなんとウォークインクローゼット付き。荷物や服がたくさんあっても安心ですね!

ファミリーハーバールームに宿泊する人は、専用のファミリーハーバーラウンジが利用できます。
ファミリーハーバーラウンジは無料の朝食・軽食・大型テレビ・ゲームなどが揃っている家族団欒の空間。

クルーズの朝食や軽食は元々無料ですが、専用のラウンジ内で食べられるのは更に周りに気兼ねなくリラックスして利用できるのが良いですね!

更にファミリーハーバールームに宿泊した人には嬉しい特典が。

  • 11歳以下は有料レストランのファーレンハイト555(ステーキハウス)、クイチーナデルカピターノ(イタリアン)、ジジアンキッチン(アジアン料理)、ボンサイ寿司(和食)のキッズメニューが無料
  • 11歳以下はキャンプ・オーシャン(2歳〜11歳までの子供向けのキャンププログラム)でのナイト・オウルズ・イブニングが1回無料

クルーズの中でサマーキャンプのような体験ができます!
キャンプ・オーシャンでは2〜5歳・6〜8歳・9〜11歳と年齢別に分かれており、各グループで一緒に創作活動や歌、ゲーム、ダンスなど年齢に応じたアクティビティが楽しめるようになっています。

カバナ付きのハバナスイートルーム

今回1番感動したのはハバナスイートルーム!
お部屋の中は清掃中で見られなかったのですが、ハバナスイートルームのカバナが最高でした!

南国をイメージしたハバナ。船尾にあるラナイ屋外プロムナードはハバナルームに宿泊した人専用で、プールやジャグジーがあります。

年齢は12歳以上〜なので小さなお子さん連れでは泊まることはできません。大人のためのリラックス空間ですね!

お部屋の前にあるカバナは9㎡もあり、ベンチに腰掛けながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

ホライゾンレストラン(メインダイニング)

クルーズで1番食事をするであろうメインダイニング。

カーニバルパノラマではメインダイニングが2ヶ所あります。基本的にはどちらも同じ内容が提供されるはず。
このあとお客さんを乗せないのでただテーブルが並んでいるだけの状態しか見られませんでしたが、ビュッフェエリアのようなテーブルの雰囲気でした。

ビュッフェに行くくらいカジュアルに利用できそうですね。

次に見た時はもうしっかり椅子が養生されていました。
お客さんが下船してから1時間半後には綺麗に養生されていて、クルーさんは仕事が早い!(もっと通常営業の様子も見たかった笑)

ディナーは時間指定で18:00スタートと20:15スタートの2部制。

ビュッフェ(リド・マーケットプレイス)

カーニバルパノラマの無料ビュッフェレストラン。窓際の席は海が見えてとっても素敵でした。

コーヒー・紅茶・レモネード・無糖アイスティーは24時間利用可能。クルーズによっては深夜になるとビュッフェのドリンクコーナーが利用できなくなるところもあるので、24時間使えるのは嬉しいです。

朝食はAM7:00〜オープンしており、深夜はAM1:00まで。

そのほか、ビュッフェと同じ階にピッツェリア・カピターノという無料のイタリアンピザショップもあります。
こちらは営業時間がAM9:00〜AM4:00。なんと早朝4:00までピザが食べられます!

深夜1:00を過ぎてビュッフェがクローズした〜お腹が空いた〜という場合でも、ピザが食べられて安心!

カジノ

領海の外にいる時のみ営業されるカジノ。
アメリカ発着が多い船なだけあって、アメリカ人に人気のクラップスが置いてありました。これは盛り上がりますね!

テーブルゲームにもキラキラとした液晶画面があり、イマドキな感じがします。

クルーズのカジノはかなりカジノ側に有利なルールになっているのでそもそもやるのはお勧めしませんが、キラキラしたサイドベットに賭けるとよりギャンブル要素が強くなるので注意。

楽しく後悔しない範囲で遊びましょう!

スロットも大きな液晶画面!目がチカチカしそうです。

プール・アクティビティ

カーニバルパノラマには91mの螺旋状のウォータースライダーや138mのチューブウォータースライドがあり、キッズ向けのスプラッシュゾーンがあります。プールは海水。

面白そうだなと思ったのは、スカイライドと呼ばれる海面から45m上にある約243mの自転車コース。
海を眺めながらレールに吊られたコースを自転車で走行するのは爽快ですね!

そのほかミニゴルフや屋外フィットネスエリア、バスケットコート、ビリヤードなど様々なアクティビティエリアがあります。

こちらは屋上のプール。普段クルーズに乗船していたら絶対に見られない、準備中の様子。
養生マットが貼られてコンテナが積み上がっています。

こうやって準備されているんですね〜。

ファミリーでもプライベート空間を重視したい人も楽しめる!カジュアルクラスの中でも特にお手頃なクルーズ

カーニバルクルーズはカジュアルクラスの中でもお手軽に乗船できる料金も控えめなクルーズ。
それなのにジュアルクラスの船の中ではかなり客室が広く、内側客室で17㎡あるのが良いですね。そして海側客室だとバスタブが付いているのも嬉しい!

いつもは安くクルーズに乗るなら狭いのもちょっと我慢して内側客室、贅沢に行くなら海側バルコニーという使い方をしていたのですが、どの客室を利用しても満足度が高そうです。

お子さん連れで個室空間を重視したい人ならファミリーハーバールーム。
カジュアルクラスの中で贅沢に大人の空間を楽しみたいならハバナスイート。

いろいろな需要に合わせた客室が揃っています。

今回クルーズ内がどんどんクローズしていったので、特にレストランはほとんど見ることができませんでしたが…。
ほんの1時間ちょっとで船の中のほとんどを養生できるクルーさんの仕事ぶりに感動しました。

カーニバルパノラマは2歳からキャンプオーシャンが使えるので、娘が2歳になった頃にいつか乗船してみたいです!


取材協力:アンフィトリオン・ジャパン株式会社

メンバープロフィール

ひなだいふく
「お得に豪華な旅行をする」をモットーに、トキメク旅を追い求める夫婦トラベラー。2019年にハネムーンでオアシスオブザシーズの地中海クルーズに乗ってから、クルーズの魅力に一気にハマりました。その半年後、コスタフォーチュナのシンガポールクルーズに乗船。ブログ・YouTube・Instagramでクルーズの魅力やお得な旅行情報を発信中!「お得旅行の達人」としてテレビ出演も。夫婦ともに元カジノディーラーで、夢はクルーズのカジノで働くこと。世界一周クルーズもいつか叶えたい!

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