【オーロラクルーズ】夢だったオーロラとの遭遇!フッティルーテン母娘旅

旅をこよなく愛するカメラマンNoe*Naoです。

2024年冬、長年の夢だったオーロラクルーズに参加し、念願のオーロラも見ることができました。

『世界で最も美しい船旅』と呼ばれるフッティルーテン。帰国してしばらくたった今もまだ、クルーズでみた美しい光景が夢に出てくる日々。そのくらい感動的で忘れがたい旅となりました。

この体験は、特別な人だけが経験可能なものではなく、どんな人でも体験可能な旅だと思っています。少し前の私のように「いつかオーロラを見てみたい」と夢見るたくさんの人に、ぜひこの素晴らしい体験をしていただきたいです。

Now or Never. 憧れを憧れのまま終わらせたくない。

「いつかオーロラを見てみたい」

そんな願いを持つ人はきっと少なくないはず。
かく言う私もその一人で、いつかは・・・ずっとそう思っていました。

10代のころから国内外一人旅を始め、学生時代はバックパッカー。
年を重ねた今はバックパッカーではなくなりましたが、いまでも仕事をしながら月に数回以上は旅にでる。そんな旅に魅せられ続けてきた私にとって今も旅はほぼ日常です。

そんな私にとっても「オーロラを見ること」は少し特別な夢でした。

夢を抱きつつ、なかなか実現に向けて行動できなかったのは、こんな理由やイメージがありました。

・オーロラ発生は、気象条件による(行っても見えるかどうかわからない)
・オーロラを観測できる場所に行くのにも時間と労力がかなりかかる
・オーロラがでるまで極寒の場所で待つ必要がある(寒さやトイレとか不安)
・オーロラの他に、楽しめることがあまりなさそう
・費用がとてもかかる

これらの心配がほぼなくオーロラを見る夢を叶えられる旅。
それが『世界で最も美しい船旅』と呼ばれる、フッティルーテン。世界最北の定期船(ノルウェー沿岸急行船)でした。


そして、2023〜2026年はオーロラの当たり年(太陽活動が活発になると予測されており、オーロラ観賞の「当たり年」と言われているそう)ということもあって、参加を決断しました。

今回は、私と同じようにオーロラを見ることに憧れを持っていた母と一緒に参加を決めました。シニアの方でも参加しやすい理由もたくさんあるので、そちらも併せてご紹介いたいと思います。

『世界で最も美しい船旅』フッティルーテン

フッティルーテンは、ノルウェー南西部のベルゲンから、北部のキルケネスまで、大小の港に寄りながら12日間かけて往復運行している世界最北の定期船(ノルウェー沿岸急行船)。

今もノルウェーの人々の移動や輸送手段として利用されている生活路線でもあります。生活に密着した素朴で飾らない、普段のノルウェーの生活を垣間見ることができることも魅力です。ドレスコードもなく、普段着でのんびり過ごせるのもとっても好きなポイント。


たくさんの港に寄港し、新鮮な物資を都度積み込むので、新鮮でおいしいローカルの食材を楽しめます。

今回私が乗船した区間は、ベルゲンからキルケネスまでの片道6泊7日の区間です。(旅の期間としては前後の移動を含め12日間の旅でした。)

フッティルーテンはこんな方に特におすすめ!

老若男女、旅の経験問わず、ご興味ある全ての方におすすめしたい旅ですが、なかでも特におすすめしたいと思うのはこんな方です。

楽しくラクしてオーロラをみたいという方

オーロラがみられる可能性が高い時期は、9月中旬~4月上旬ころまで。フッティルーテンの北航路では、北極圏に突入する4-6日目がオーロラチャンスの日。

オーロラが出ると船内アナウンスで知らせてくれるので、アナウンスが聞こえたらデッキに上がればOK。寒い場所で長時間待っている必要もありません。


実際に私が乗船した時は、オーロラの出現は一度のみ。4日目の20時すぎくらいにオーロラを見ることができました。

北斗七星に重なるようにオーロラがでていて、とっても感動的でした。
カメラを通した方が視認しやすいのですが、肉眼でも観測できました。

オーロラは一度でたら30分くらいはずっと見られることが多いそうです。
船のデッキはとても広いので、場所の不安もありません。お気に入りの場所からゆっくり観測できます。

この日はデッキの上はとっても風が強く、三脚を二人がかりで支えるだけでかなり大変でした。オーロラが出る位置によっては、ラウンジなどの船内でもみられる可能性もあると思います。


ちなみに、クルーズ船専属カメラマンの方による「オーロラ撮影のポイント解説セミナー」もあって撮影方法の予習もできました。

たくさんの絶景に出会いたい方

船に乗りながらにしてみられる絶景の数々。こんな景色に遭遇できるなんて・・・と何度も感動した旅でした。

船に乗りながら撮影できるなんて夢のよう。
ぜひ絶景好きな方、写真好きな方におすすめしたいです。

↑なんでもない町の風景も絵葉書そのもの

↑寄港地ボードーでみた夕焼けも美しかったです。

↑この旅で最も忘れられない光景

↑北極圏最大の町トロムソ

また、船からだと視点が高くなるのでとっても写真が撮りやすいです。
港町は船からみたときに、一番その美しさがわかる気もしました。

体力に合わせて無理なく楽しみたい方

体力がない方にもおすすめです。実際に乗船されている方は車椅子の方も。

寄港地では、自由散策や、エクスカーション(現地発のツアー)の時間もあるのですが、
参加せずに船でのんびりしたり、寄港地でもマイペースに過ごすのも完全に自由です。

実際に、今回一緒に旅した母は、近年脚が弱っていて長距離、長時間の移動をすることは難しいことが多かったのですが、可能な範囲で散策したり、船に残ってのんびりしたりそれでも十分楽しむことができました。(ついつい海外だと無理して歩いてしまうので、時折スマホの歩数計を確認し、無理のない範囲の移動にしていました。)

旅の期間中は部屋も同じで、移動不要な点も、とってもよかったです。
疲れがたまっているときにも、部屋でゆっくりする時間を持てることも、とっても安心な点でした。

毎日おいしくローカルの食事を楽しみたい方

とにかく毎食の食事がおいしくとっても幸せでした。
寄港地で新鮮な食材が積み込まれるので、毎食おいしくてついつい食べすぎてしまうことも。6泊7日と長い旅でしたが、移動につれて食材も変化するので全く飽きませんでした。

朝食、ランチは基本ブッフェスタイル。


夜はコーススタイルとブッフェ半々くらいでした。

コーススタイルの時にも、気になるものは複数選べました。
ノルウェーの食材はひと通り堪能できたのではないかと思います。

Googleカメラの翻訳機能を利用して、メニューを確認するのもおすすめ。トナカイなど、ノルウェーならではの食材もいただくチャンスが多数あります。


また、時折船内でノルウェーならではの食材の試食イベントも開催されていました。


食事の費用はクルーズ費用に全て含まれているので、本当に物価の高いノルウェーで金額を気にせず、好きなものを好きなだけ食べられる(しかもとっても美味しい)ことは、とっても安心でき、ありがたいポイントでした。(アルコールなどは有料です。)

不慣れな土地で都度レストランやカフェ探しをしなくてもいい点も◎でした。

こんな不安もフッティルーテンなら問題なし!

ノルウェーは治安がとてもいいので、散策の際にも不安なくそれぞれの土地を満喫できました。また、事前に寄港地に関する情報を入手することができるので町の予習も問題なし。(英語・ドイツ語・フランス語・ノルウェー語で開催され部屋のモニターで事後視聴も可能でした。)


また、女性のひとり旅でも問題なく楽しめると思います。
何度か顔を合わせるうちに、仲良くなる人も増えてきて旅の情報交換をしたり、他愛もないおしゃべりをしたりしました。

私は、ランドリールームで洗濯が終わるのを待つまでに知り合いになったり、写真を通じて他の国の方とも仲良くなりました!(サウナや、ジャグジー、エクスカーションも仲良くなるポイントかなと思います。)

旅をふりかえって思うこと。また絶対来たい。

旅から帰ってきてからも、何度も夢の中でノルウェーで写真を撮っている夢をみます。
それだけ、間違いなく影響を受けた感動に満ちた旅でした。

目の前に展開する世界の美しさは、そのシーンも目を見張る光景ばかりで、この景色をみる体験を心から欲していたと強く感じました。そしてそんな体験を、母とともに味わえたことは最高の思い出となりました。

いつかと思っていた夢を叶えた今思うことは、この体験は間違いなく特別だけど、手が届かない夢ではなかったということです。

次はいつ来よう。早くもそう考えてしまうくらい、本気でまた来たいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
みなさまの旅も、素敵な旅になりますように・・・

旅に関してご質問いただいたことや寄港地についての情報は、別の記事にまとめていますのでよろしければそちらもご覧ください。

取材協力:フッティルーテン

メンバープロフィール

Noe*Nao
Noe*Nao
旅をこよなく愛するカメラマン。初めてのひとり旅は15歳でシンガポール。以来、海外の僻地長期滞在や、バックパッカーを経て、現在はラグジュアリーなホテル滞在や、地域をのんびり丁寧に旅をする上質な時間を味わう旅のスタイルにシフト中。旅と写真でご縁をつなげていけたらと思っています。

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