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2年前に、10年来の夢を叶えて乗船したノルウェーのオーロラクルーズ「フッティルーテン」。これまで乗ったどのクルーズよりも幻想的で、心に残る、宝物のような旅となりました。
その時に乗ったのは北行きの航路 ― 南から北へノルウェー沿岸を巡るルートです。
しかしフッティルーテンには南行きの航路もあり、こちらはより大自然を身近に感じながら、ゆったりとした船上時間を楽しめるのだとか。絶景の中のリトリート旅が好きな私には、まさに理想の航路では…?
ということで、この秋再びこの船に乗船!南行きのクルーズは、トロルや精霊の棲む国・ノルウェーの大自然の雄大さと迫力に圧倒された、北欧神話の世界に入り込んでしまったかのような心躍る体験となりました。
この記事では、北行きと南行きの航路の違いを中心に、南行きならではの美しい航路や見どころ、おすすめポイントを詳しくレポートします。
フッティルーテンの北行きと南行きの違い

夏は白夜、冬はオーロラの下、ノルウェーのフィヨルドが織りなす絶景を堪能できる、「世界で最も美しい船旅」フッティルーテン。
乗っているだけで神話の世界のような美しい風景が次々と現れる、幻想的なクルーズ旅です。

航路は、ノルウェーの南の港町「ベルゲン」から出発しロシア国境に近い北極圏の「キルケネス」へ向かう北行きと、その逆バージョンの南行きの航路、そして北行きから南行きまでフルで乗船する往復乗船があります。
日本人に人気なのが北行きの航路。7日間の旅です。詳しくは前回の旅行記を参照ください。

トロムソやトロンハイムなどの人気の大都市に長時間寄港するため、船上での時間だけでなく寄港地での観光もしっかり楽しめます。全体的に華やかで忙しい旅に。
ヨーロッパ大陸最北端の地であるノールカップに昼間に行けるのもこちらの航路です。
一方南行きの行路は、北行きと同じような航路を逆向きに通るものの、時間帯が違うため観光できる街が異なります。小さな港町が中心で、有名な観光地への寄港は少なめ。
ですが南行きの見どころは寄港地よりも船上から見る絶景!これぞノルウェーといった航路屈指の大迫力の絶景スポットを昼間に間近にみられ、冒険気分満点の船旅が叶います。

船の上での時間をゆったり満喫したい人、そして大自然が好きな人にぴったり。
6日間なので、少ない日数で旅行したい忙しい社会人にもおすすめです。

北極圏に夜滞在するオーロラチャンスは、南北どちらの航路も3夜で同じ。
どんな旅がしたいか、どんな景色が見たいかで選ぶのが良さそうです。
絶景が次から次へと目の前に!「フッティルーテン」南行きの見どころ

ノルウェーの沿岸には、トロルや精霊の伝承が今も息づく、圧倒的なスケールの自然が広がっています。
その風景を、光に満ちた昼の時間にたっぷりと味わえるのが南行き航路の醍醐味。
まるで物語の世界を巡るような、南行きクルーズの見どころを見ていきましょう。
まるで海賊船!トロルフィヨルド

南行き航路のハイライトは、なんといってもヴェステローレン諸島とロフォーテン諸島の間に広がるラフテスンデ海峡。フッティルーテンの航路中でも、屈指の絶景スポットです。
中でも圧巻なのはトロルフィヨルド!

手を伸ばせば岸壁に触れてしまうんではないかと思うほど、ギリギリまで迫る岩肌。

切り立ったフィヨルドが左右から次々と迫ってくる中、巧みに避けながら進んでいく船は、まるで海賊映画かファンタジー映画の世界に入り込んだかのようです!

20kmにも渡って1000m級の山壁に囲まれたこのフィヨルドは、狭いところだと幅わずか100mしかありません。
そのため中に入れるかどうかは天候に左右され、運次第。

地球の奥深くの秘境に入っていくような、スリルとワクワク感満載のクルーズ。
大型のクルーズ船では体験できない、フッティルーテンならではの大冒険です。
「世界で最も美しい場所」にも選ばれたロフォーテン諸島

そしてもうひとつ、私がこの旅でとりわけ楽しみにしていたのがロフォーテン諸島。
「ノルウェーで最も美しい村」あるいは「世界で最も美しい場所」とも称されるこの地は、切り立ったフィヨルドの山々に囲まれ、湖のように穏やかな海が広がります。
海辺にはロルブーと呼ばれるカラフルで小さな木製の小屋が点在し、その光景はまさにおとぎ話の世界そのもの。
実は私の「いつか叶えたい夢の旅」のひとつが、レーヌの街にゆったり滞在しながらロフォーテン諸島を巡ること。
フッティルーテンの南行きの航路では、宿泊することはできないものの、ロフォーテン諸島、そして隣接するヴェステローレン諸島を明るい時間帯にたっぷりと堪能することができるのです!

というわけで、船を降りてこの地をしっかり遊び尽くすべく、クルーズ3日目にロフォーテン諸島&ベステローデン諸島のエクスカーションを2つ申し込みました。
1、「A Taste of Vesterålen(ヴェステローレン体験)」
1つ目は、ハシュタで下船しバスに乗りながらヴェステローレン諸島の見どころを巡り、ソルトランドの港でまた船と合流する、ヴェステローレン半日体験ツアーです。

13世紀に建てられた白い中世の石造り教会を訪れ、隣接する博物館ではバイキングの痕跡を辿ります。
近くの丘には1200年頃に建てられた農場が復元されており、牧歌的な雰囲気が漂います。


バスの車窓からは、映画にでてきそうな風景がずっと続き、実際に降り立って海辺を眺めるとその美しさに息を呑むほど。

ギュレスフィヨルドでは小さなフェリーに乗り、ワッフルを楽しみながらティータイムも。

そしてソルトランドでフッティルーテンと合流する際には、なんと橋の下を船が通るタイミングに合わせて、橋の上を通過し、手を振りあうサプライズまで!


船のディナーの席で隣に座っていたイギリスの老夫婦は、この時船側で手を降っていたらしく会話も盛り上がりました。
万人におすすめしたい、とても楽しいエクスカーションです。
2、Lofoten by Horseback(乗馬体験)
そしてもうひとつが、ロフォーテン諸島を馬に乗って巡るエクスカーション。
残念ながら雨が降ってしまったのでカメラを持っていけず写真がほぼないのですが、非常に心に残る体験でした。

乗るのは小型のアイスランドホース。私はカッパドキアで観光用の体験乗馬を数時間したきりの全くの初心者ですが、そんな私でも体験可能です。
場所は、ロフォーテン諸島最古の地の一つとされるギムソイ島。夜の海辺の丘を、馬の背に乗って波音をBGMに巡ります。

島には街頭がほぼなく、月明かりを頼りに乗馬で進むのですが、暗闇の中に月光を反射した穏やかな白い砂浜が浮かび上がりとても幻想的。写真がないのが残念です。
進んでいくのは両脇に草の映えた獣道のような小道。静かな砂浜や小高い丘、時折現れる昔ながらの干し鱈小屋…まるで大昔の中世時代にタイムトリップしたかのようです。
起伏の激しい丘を馬で進みながら、絶景を見下ろしたり、昔のバイキングの集落跡を通ったり。臨場感たっぷりのドラマティックな乗馬体験は、1時間半ほどで終了。
ちなみに運が良ければ、オーロラの下で馬に乗って島を巡ることができます!なんてロマンティック!
トロムソ大聖堂の真夜中のコンサート

ヨーロッパ旅行の観光の定番といえば、教会巡り。色々な国で巡っているのでもう教会には飽きてしまった…という人もいるかもしれませんが、これはぜひ参加してほしいエクスカーションです。
オーロラの街トロムソで、夜中の12時に「トロムソ大聖堂」で行われるミッドナイト・コンサート。
まず真夜中の教会という、普段入れないところに入れる特別感にワクワクしてしまいますね。夜の教会はいつも以上に神聖な雰囲気。

演奏は、ピアノ(&パイプオルガン)と歌手とサックスの3人編成。教会の様々なところから登場し、思った以上に凝った演出です。なお、演奏中は撮影禁止なのでご注意を。
演奏されるのは、民謡や北ノルウェーの伝統音楽、サーミ先住民音楽。聖歌はなかったように思います。
夜の静寂の中にノルウェー民謡が響き渡り、まるで物語の世界へと誘われていくような、不思議な感覚に浸るひとときでした。
トロル達が作った絶景「セブンシスターズ」と「トルグハッテン」

航海4日目、船がサンネスショーエンの港を過ぎしばらくすると見えてくるのが、1,000m級の7つの頂が連なるセブンシスターズ(De Syv Søstre)です。
残念ながら天気が悪く、山頂や奥の山は雲に隠れてしまい7つ全部は見られなかったのですが、それでも圧巻の迫力。
伝説によると、美しい七人姉妹のトロル(妖精)が、若いトロルの戦士に見初められてしまい、夜明けまでに逃げきれず太陽の光を浴びて石になってしまった、それがこのセブンシスターズの山々なんだそう。
またその北方には、トルグハッテン(トルガッテン)という穴の空いた大きな奇岩もあります。
こちらも人気の絶景スポットなのですが、これもセブンシスターズの伝説に関係したもの。若いトロルの戦士が7姉妹の長女に矢を放ち、それが山に穴を開けたと言い伝えられているんだそう。

さすが、北欧神話のトロルや神々が棲む国ノルウェー。ほんのり不思議で神秘的な光景があちこちに広がっています。
ひとつの景色に見惚れていると、ふと視線を移した先の対岸にも全く異なる絶景が広がっていたりして、本当に見どころが尽きません。
フッティルーテンの船内での過ごし方

北行きも南行きも、船での過ごし方は基本的には変わりませんが、北行きでは寄港地で観光し、空いた時間で船を楽しむというように寄港地に合わせ計画を立てていたのに対し、南行きは船が絶景ポイントを通過する時間に合わせて計画を立てることになります。
船が止まる寄港地と違い、船から見る絶景は意識していないと見逃してしまうことも。
有名な絶景ポイント通過の際は一応船内放送もありますが、英語で聞き逃してしまうこともあるので、Google マップで絶景ポイントを調べて進路をこまめにチェックしておくと安心です。
また、フッティルーテンにはアプリがあります。
絶景ポイントによってはデッキでセミナーが行われたりするので、チェックしておくと通過時間の目安になります。
その日の食事の時間やイベントなどもアプリでわかるので、ぜひダウンロードしておきましょう。

ちなみに、船の中はWi-Fiが通じます。
予め「1893 Ambassador Loyalty Programme」というプログラムに登録(登録料無料)すると、なんと無料でWi-Fiの利用が可能に。
部屋の窓から移り変わる景色を眺める

今回利用したキャビンは、前回と同じくアークティック・スーペリアの海側キャビン。
ベッドに寝転んだまま、次々に移り変わっていく窓の外の絶景を眺めることができます。
北向きの航路では都市の光景からラップランドの大自然へと景色が変わっていきましたが、南行きではその逆。トロル達が住む神話の世界から人の世へと進んでいきます。

2年前の北行きで乗船した時、何をするともなくキャビンから美しい景色が移ろう様子を見ていた時間がとても幸せで、帰国してからも度々思い出していました。
またこうしてこの船に戻ってこれて、この時間を過ごすことができ感無量です。
紅葉で燃えるような秋のラップランドの風景を眺めるのは、至福の時でした。
なんと夜には、部屋の窓からオーロラも見れたんですよ!

チャンスは3夜!オーロラ鑑賞
北行きと同じく、オーロラチャンスがある北極圏での夜が3夜あります。北行き、南行き、どちらが見やすいといったことはなく運次第。
実はこの旅の事前天気予報では、船の進むルートがことごとく雨か曇り予報。
オーロラは絶望かと思っていたのですが、これがクルーズのいいところ、船は常に動いているためどこかしら雲の切れ間や晴れ間にあたってくれる可能性があるのです。
天気が悪くても諦めず、夕食は早めに食べ、お風呂もさっと済ませて夜に備えましょう。

まず乗船当日の夜から、小さなオーロラが雲の隙間に見られました。これでとりあえずオーロラゼロではないと安心したものですが、こんなのは序の口でした。
2日目の夜には早々と現れたオーロラが次第にどんどんと大きくなり、オーロラの街トロムソが近づく頃には海の彼方からまるでドラゴンのような巨大なオーロラが出現

生き物のようにうごめき、デッキにいた人達から大歓声が!
この時のオーロラ指数は、アプリによるとKp2か3ぐらい。通常だと肉眼で見られるがさほど強くない程度のはずだったのですが、さすがフッティルーテン、陸から遠く離れ灯りが全くない海の上なので、弱いオーロラでもこんなに大迫力で見られるのです。
そして興奮しながら大満足で眠りについたその夜、深夜2時に「オーロラ出現!」の船内放送が!
もう十分すごいオーロラを見たと満足していたので、そのまま眠ろうかかなり迷ったのですが、眠い体に鞭打って一応デッキへ出てみるとー

船の全方向を包み込むような、満天のオーロラが出現していました!
空に巨大なインク瓶を倒したかのようにゆっくり垂れ下がっていくオーロラ。
360度海に囲まれた暗く静かな船の上で、思わず手を伸ばしたら掬えるのでは?と思ってしまうような光の滝が降り注いでくる様子は、まさにマジック!
こんな魔法のような世界が地球上に存在するとは…!
鯨も出現!自然観察
雄大な大自然の中を進むクルーズ、見られるのはオーロラだけではありません。
私が乗った時は、突然船内放送で「前方に鯨が出現」のお知らせが。動画にしか収めることができず残念ながら写真はないのですが、鯨の群れが船としばらく並走してくれました。
持っている人は双眼鏡を持っていくのをおすすめします!

その他、ダブルレインボーは船の上で何度も見ることができました。またバードサファリのエクスカーションに行けば、オジロワシなどの野鳥を見つけられることもあるそう。
自然相手なので何が見られるかはその時の運。どんな景色に出会えるか、お楽しみに。
船内イベントに参加

また、船の上では様々なイベントが行われます。例えば、「北極圏脱出」を祝うイベント。
北行きの時は「北極圏突入」のイベントで、妖精のような格好をしたクルーに、おたま一杯の氷水を背中にふっかけられるという根性試しイベントでしたが、南行きの「北極圏脱出」は栄養満点のスプーン1杯のタラの肝油を振る舞ってくれる、お優しいイベント。
栄養の偏りがちな船の上での生活で健康を維持するための古い習慣で、ノルウェーの「思い出の味」なんだそう。ちなみに肝油はまずいです(笑)。

飲んだスプーンは、思い出として持ち帰れます。
不味くて顔をしかめてしまうのも、楽しい思い出。ぜひ参加してみてください。
フッティルーテン南行きで立ち寄る寄港地
クルーズでは船の中だけでなく、寄港地や乗下船地でもノルウェーの絶景を楽しめます。
キルケネスの前泊でアイスホテルに宿泊

まずは出航地のキルケネス。羽田発のフィンエアーでヘルシンキに到着後、国内線に乗り換えトロムソへ。そこでヴィデロー航空に乗り換えキルケネスへ到着。
南行きのフッティルーテンは昼12:30発で、当日着の飛行機では難しいのでキルケネスに前泊が必要です。

キルケネスに来たからには、泊まるのはもちろんアイスホテル。
前回北行きに乗船した時は怖気付いてロッジ風のキャビンルームに泊まりましたが、今回は満を持して氷のお部屋に宿泊!

まさか自分が、人生のうちでこんな場所に泊まる日がくるとは…!
また一つ、遠い夢だと思っていた願いを叶えられました。北行きの時も感じましたが、フッティルーテンでのクルーズは、そんな夢のような瞬間がたくさん叶うのです。

ちなみにこのアイスホテルでは、フッティルーテンのエクスカーションとして、キングクラブサファリや犬ぞりも体験できます。
詳しくは以前の宿泊記を参照ください。

なお、このホテルからフッティルーテンへと直行したのですが、南行きのクルーズで唯一戸惑ったのが船への乗船の仕方でした。
キルケネスには、チェックイン用のターミナルなどはありません。事前チェックインも荷物検査も何もなしで、港についたらブリッジから船にそのまま乗り込んで、中で手続きを行います。
受付開始や締切時間などの案内も特になく、私が到着し乗り込んだのは出航10分前でした。
アイスホテルで船までの送迎を頼んだところ、フッティルーテンのエクスカーションでホテルにきていた人たちと同じバスで送られたので、万が一バスの到着が遅れても船に置いていかれる心配はなかったのですが、あまりにギリギリでちょっとドキドキしました。

さらに、出航時のセレモニーなどもありません。この時は小雨も降っていたので甲板には誰の姿もなく、拍子抜けするほどあっさりとした船出に。
南行きは、本来往復で乗るクルーズ行程の後半から乗り込んだような形になるため、普通の寄港地での出航と同じ扱いなんでしょうね。
ちなみに、北行きの時のベルゲン出航の際はこんな感じで賑やか。

華やかなクルーズ旅の始まりが好きな人は、北行きがおすすめかもしれませんね。
寄港地の観光スポット
フッティルーテン南行きでは、数時間停泊する寄港地がいくつかありますが、小さな港町中心で観光情報が殆どない街が多めです。しかしせっかくなのでgoogle mapを頼りに色々歩き回ってみました。
1日目の寄港地は、乗ってすぐに到着するヴァルドー。ノルウェー最古の要塞「ヴァードーハウス要塞」があります。

2日目は、世界最北の街、ハンメルフェストに。

少し急ですが、展望台へは徒歩15分ほどで登れます。港に泊まっているフッティルーテンも見られますよ!
3日目は2つのエクスカーションに参加しロフォーテン諸島を満喫。その合間に、本当は寄港地のストークマルクネスでフッティルーテン博物館(Hurtigrutemuseet)にも行きたかったのですが、さすがに忙しすぎて断念。
4日目ブレンネイスンでは、1870年に建てられたネオゴシックスタイルの石造りの教会へ。

5日目クリスチャンスンではGoogle mapで見つけた展望台(Varden)へ。


殆どの街が、1、2時間で観光し終わるほどの小さな港町です。
大きな観光スポットがあるわけではなく、派手さはありませんが、飾らないノルウェーの日常と、自然と共に住む人々の姿が見られます。
もっとアクティブに回りたい、という人はやはりエクスカーションに参加するのがおすすめ。ちょっと行きづらい場所にある大自然の絶景を、これでもかと味合わせてくれますよ!
私は記事中盤に書いた3つのエクスカーションに参加しましたが、もっともっと参加したかった…!大陸最北端の地ノールカップで朝食が食べられる「ノールカップで朝食を」、トロルが作った絶景でSNSでフォトジェニックスポットとして人気の「トルグハッテン・ハイキング」など、まだまだ気になるツアーが盛りだくさんです。
フッティルーテンの南行きでトロルや神話の世界を旅しよう

さすが巨人やトロルの棲む国、ノルウェー。美しく、時に荒々しい大自然は圧倒的な迫力に満ちていて、そこに自分がいられることが信じられなくなるほど幻想的なクルーズでした。
自然が相手の旅なので、春夏の気候が安定したシーズンが一番いいのかもしれませんが、秋のフィヨルドは燃えるような紅葉に包まれ、地面では色づいた草が風で揺れるたびに炎のようにたなびく——短い季節だからこそ、いっそう心に刻まれる景色がありました。
きっと四季それぞれにまったく異なる表情を見せてくれるのでしょう。
一度乗れば満足するかと思いきや、次こそはあの美しいロフォーテン諸島に滞在して過ごしたい、そして夏のフィヨルドも見てみたい…と、早くも次のノルウェー旅行を妄想している自分がいます。
乗れば乗るほど、ノルウェーやラップランドの美しさの虜になる船ですね。

観光地を巡るというよりも大自然に圧倒されたい人、少しの冒険心を胸に特別な景色に出会いたい人に、心からおすすめしたいクルーズです。
小さい頃に読んだ神話の世界、昔映画で見た海賊の冒険…船に乗っているだけでそんな物語の舞台のような絶景が次々に目の前に現れてくれる、フッティルーテンの南行きの航路。
心震わす瞬間でいっぱいのドラマティックなクルーズを、ぜひ体験してみてください。
取材協力:フッティルーテン
メンバープロフィール

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大人女性向けのラグジュアリートラベルとウェルネスをテーマに発信するフォトグラファー&ライター。上質な時間を感じさせながらもSNSに親和性のあるフォトジェニックな写真が持ち味で、様々なホテルの公式SNS、HP用写真撮影を請け負っています。またライターとして旅雑誌やメディアに寄稿しつつ、女子旅メディアの編集部としても活動。自身のSNSやブログでは、絶景の中で過ごすリトリート旅やラグジュアリーホテルでのおこもりステイなど、大人女性向けに国内外の上質なウェルネス旅を発信しています。
初めてのクルーズは父娘旅。いつか南極クルーズに行くのが夢。
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