【アンセム・オブ・ザ・シーズ 後篇】海側バルコニー客室を大解剖 シンガポール発着 知っておけば安心 まとめ情報!

皆さま、こんにちは。
2010年代より海外クルーズ旅行を取材し、プライベートでも夫婦で船旅を楽しんでいるizuminです。

ご縁をいただき、世界最大のクルーズカンパニー、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルのクルーズ客船「アンセム・オブ・ザ・シーズ」に乗船してきました。

前篇の無料レストラン・食事の紹介に続き、本記事では海側バルコニー客室や事前に知っておくと安心な情報をまとめました。
乗船手続きや船内にまつわることは、他の方のブログ記事や口コミでもよく見かけるので、私が実際に体験してきて、困ったことやちょっとしたトラブル対応も紹介してます。


本来であれば、海外クルーズ旅行の楽しさ、素敵で感動したことだけを伝えるべきなのかもしれません。
ですが、私は2000年代よりさまざまな取材をはじめ、クルーズ客船取材、海外取材も複数経験していることもあり、これからもより多くの日本人の方に、安心しながら、大いにクルーズ旅を楽しんでほしいという気持ち一心で、過去にも俯瞰してのリアルな体験記をいくつも執筆しています。どうぞ最後までご覧いただけると嬉しいです。

※今回のクルーズ旅では追加の有償サービスは一切利用せず、全てインクルーシブ(無料)のみで楽しみました
※私のクルーズ旅の理想は、ゆっくり静か、人混みは避けて優雅に過ごしたいおとな旅派なので、その目線で紹介します

▸【アンセム・オブ・ザ・シーズ 前篇】ロイヤル・カリビアン 無料レストラン・食事に大密着レポート 2025年1月乗船記
▸本記事【アンセム・オブ・ザ・シーズ 後篇】海側バルコニー客室を大解剖 シンガポール発着 知っておけば安心 まとめ情報!

海側バルコニー客室を大解剖


私が、4泊5日のペナン・プーケット・シンガポールクルーズで宿泊していたのは、部屋のなかが18.3平方メートルの海側バルコニー客室タイプ。6デッキの船首左舷側にある【客室番号:6126】で、「アンセム・オブ・ザ・シーズ」の客室のなかでも、一番多い客室タイプです。

▼客室の鍵、船内の購入物の精算用、寄港地で外出の際の身分証明書となるクルーズカード(SeaPass®)

クルーズカード(SeaPass®)は、乗船手続きを終えたタイミングでは手渡されず、自分が泊まる客室外の部屋番号のところに挟んであります。(他の会社のクルーズ会社では、未だこのような仕組みを体験したことが無かったので、ちょっとした初体験で驚き!)


青を基調とした内装デザインで、入口ドア寄りの手前側に動きやすい広さのスペースがあり、家具などもコンパクトにまとまっていて、全体的にスッキリとした印象。天井は比較的低めのように感じます。
手前側の面積割合が広めな分、奥のバルコニー側はせせこましく、ベッド横からバルコニー向かう導線に大きなTVが掲げられていることもあり、奥側はわりと手狭です。

大きめのデスクが手前に一つあり、食事やパソコン作業などがラクに出来そう。その背後に大人が軽く寝転がれるサイズ感の青いソファーがあります。テーブル周りには、電源(コンセント)×3、USBポート×2、鏡には縁に沿ったスタイルの円形タイプのライトがあることから、メイク時にも便利。
また、ちょっとした小物などを鏡下の壁掛け台に収納できるような工夫もあり、使い勝手が良いです。


最初の乗船時に、一人あたり1本の無料のミネラルウォーターが置かれています。
ポットやカップもあるので、いつでも好きなときに温かいお茶を飲むこともできますね。


ドライヤーは洗面所ではなく、引き出しのなかにあるので、確認を忘れずに。
ミニバーは保冷庫なので中には何も入っていません。


引き出しのなかに、ルームサービスのメニュー表を発見。1回あたり$7.95とサービスチャージ18%で24時間注文可能。コンチネンタルブレックファーストに関しての注文は無料です。
注文用紙は、前夜までにドアの外にかける仕組みなので、電話で問い合わせる必要はありません。


本来であれば、わざわざ写真に撮るようなものでもないのですが、箱ティッシュも発見!
他のクルーズ船であまり見かけなかった(多分、エコやサスティナブルが理由かと)こともあり、地味なポイントではあるものの、何度も役立ちました。


客室全体をバルコニー側からも撮影。一番奥の左が入口ドア、右側の白い扉の向こうが、洗面・シャワールームです。


初日の乗船時に必ずある避難訓練の集合場所は、客室内の入口ドアに記されています。
なかなか注目することのないポイントかもしれませんが、いざという時のためにも、しっかりと把握しておくことも大切。


洗面・シャワールームはそこまで広くはないのですが、シャワー室は布カーテンではなく、扉式タイプなのがとても良い! 水圧、水温ともに、特に気になることも無く、日本人でも使いやすいタイプかと。
壁掛けのボディーソープらしきものはありましたが、アメニティーは日本から持参した愛用品を使っているのでノーチェックです。

スキンケア類や歯ブラシ、そしてパジャマやスリッパなどは用意されてないことから、初めて乗船される方は、ロイヤル・カリビアンによる「クルーズガイド」からも重ねてご覧ください。

洗面ボウルは2015年就航の客船のわりには小さめ? のような気がします。
実は「アンセム・オブ・ザ・シーズ」の船内には、コインランドリーが無く……ちょっとした手洗いだと、小さな洗面ボウル頼みになるので、少し不便でした。
(プラスして、東南アジアクルーズだからか、湿度の関係で部屋干しも意外と乾きません)

私はつけ置き洗い用の便利な洗面バッグを持参して使いましたが、もし気になるようであれば、有料のドライクリーニングもあります。


ソファーを挟んで、左右に収納方法が異なるクローゼットがあります。
左側のクローゼットは、上下で使える吊り下げタイプ。スペースがうまく有効活用されていますね。


右側に4桁暗証番号式のセーフティボックスがあるので、大切な貴重品は預けるのがベター。
ただし、下船時に取り忘れがないように気をつけましょう。


二人分のベッドを離して利用したい場合、乗船後でもルーム・スチュワードに頼めば対応して貰えます。ベッドサイドには、電源タップや電話もあります。


「アンセム・オブ・ザ・シーズ」の一番ベーシックなタイプの海側バルコニー客室は、私が過去に乗船したクルーズ客船と比べても、そこまでは広くはない印象。円形テーブルも小さめでした。もしルームサービスでオーダーした朝食を食べようと思ったら、ちょっとした工夫が必要かもしれません。

それでも客室バルコニーからの海の眺めや心地よい風、大自然を感じられることはとても幸せで! 内側客室にはない魅力の一つです。
(ちなみに私は、海外クルーズでは必ずバルコニー付きがマスト条件!)


潮風を感じながらのどかに寛ぎたい場合は、デッキで過ごせば、より開放感があります。
360度見渡す限りの広大な海と空、まさにクルーズ旅行の醍醐味ですよね。
雨期シーズンでのシンガポール発着クルーズでしたが、美しい夕焼けを満喫した日もあり、クルーズ旅行ならではの有意義な時間を過ごせました。

【デッキ4・中央】総合案内所「ゲストサービス」は頼りになる存在

今回のクルーズ中、ちょっとした困りごとがありました。
初日のシンガポール乗船手続き時に、港でポーターに預けたスーツケースの車輪がひとつ、壊れた状態で届きました。チェックインを済ませ、乗船してから客室でスーツケースを待っていたところ、特に伝言やメモはなく、スーツケースの上に車輪がコロンと置かれており(涙)

これは困ったな。ということで、デッキ4の中央にある総合案内所「ゲストサービス」へ。
壊れていた状況を分かりやすく伝えるのに、取れてしまっている車輪と、その状況が分かる写真も撮ってから向かいました。


日本で加入した海外旅行保険にさえ申請すれば、携行品損害の保険金もきちんとおりるので、取りあえず「破損手荷物申告書」のようなレポートさえ手にいれたいと思いましたが、「ゲストサービス」のスタッフからは、船内のリペア担当者に直して貰うか(→ そんな方がいるのか! と初耳)、代替品に交換するかの二択を迫られてしまい、こちらの話がなかなか通じません……。
他にも、スーツケースの値段や購入時期を聞かれるものの、ヨーロッパで買っていたこともあり、相場や金額(ユーロ)などが全く思い出せず。

話が全くかみ合わず平行線のままだったので、近くにいる別のスタッフに救いを求めたところ、日本人スタッフを発見! 日本の海外旅行保険の充実度や、スーツケースの相場なども理解してもらえたので、その後はスムーズに「Personal Property Report」を手配して貰えることになりました。

と、綴るとわりとつつがなく事が運んだように思われそうですが、「ゲストサービス」に並ぶ時間もふくめ、たぶん1時間半以上~2時間近くは費やしたと思います。(初日はじめのことで、ちょっとした疲労感も)


もし、初めての海外クルーズ旅行でしたら、【日本人の添乗員・コーディネーター付き or 日本人コーディネーターの乗船】でしたら、このようなトラブル時もかなりスムーズな対応や手続きのサポートをして貰えるはずなので、クルーズ旅行を検討中の際に確認されることをおすすめします。

なお、ロイヤル・カリビアンの「クルーズガイド」によると、
”海外旅行保険お荷物の破損や紛失に際の船社の補償はUS$300が上限です。旅行中の思わぬ事故、病気、盗難に備え、お客様自身で海外旅行傷保険に加入されることをおすすめします”
ともありますので、クルーズガイドも事前によく見ておきましょう。(私はこの金額のことも予め記憶してました)

ちなみに私、複数の海外クルーズ旅行経験や海外旅行保険申請の慣れ(これ迄にもいろいろな経験が、汗)があったので、今回はショートクルーズなのもあり、船内Wifiの契約をしておらず。
例えば、リモワのスーツケースの価値や想定される価格帯などを急に問われても、船上では検索することもできずに困ってしまったので、改めてネット環境は大切だなと反省しました。
(でも、船上ではネット環境なしで、しばられることもなく、ゆるゆる過ごすのも好きなんだな~)

デジタルアライバルカード(電子入国カード)について

私が乗船した、シンガポール発着、マレーシア・ペナン島とタイ・プーケット島に寄港する、4泊5日のスケジュールでは、寄港(下船)に伴い登録する電子入国カードの手続きが必要でした。

■マレーシア・ペナン島
※デジタルアライバルカードは、クルーズの場合トランジット扱いになるため不要

■タイ・プーケット島
※2022年7月2日の入国より廃止

■シンガポール
SG Arrival Card シンガポール・アライバルカード
※登録画面はフリーサイトですので船内Wifiを購入していなくてもアクセス可能

▼デッキ4の中央にある総合案内所「ゲストサービス」にも、シンガポールの「SG Arrival Card」のURL二次元バーコードの配布あり

寄港地のマレーシア・ペナン島で下船せず、観光しない方もいるかもしれませんが、最終到着地のシンガポール下船前に、全員再登録が必要です。(シンガポールで乗船した後に、国をまたいで再びシンガポールへ戻ってきてますので)
そして、今回の私のスケジュールですと、入国元は日本ではなく、タイ・プーケット島が寄港国になります。

くわしい登録方法などは割愛しますが、大切な情報なのでお知らせしました。

※2025年1月時点の情報ですので、随時対応や方法が変わることもあるのでご注意下さい

最後に、気がついたことなど

いかがでしたでしょうか?
「アンセム・オブ・ザ・シーズ」での実体験を、他とは違う角度で紹介しました。
最後に気がついたこともつらつらと。


私が乗船したタイミングは、2025年の春節シーズンまっただ中。船の中央付近にある、2層吹き抜けの開放感あるエリア「ロイヤル・エスプラネード」をはじめ、ブッフェレストランなどにも、縁起の良い赤色の飾りがたくさんで、とても賑やかな雰囲気でした。
クルーズ客船は、このような季節感のある演出がシーズンごとにあるのが面白いですよね。

乗船しているゲストは、アジア系が多く、春節もあってか中国人をよく見かけたように思います。
そして、船内の至るところでスマホやアクションカメラに自撮り棒を使用した撮影者もよく見かけました。もしたくさん記念撮影をしたい場合、自分以外の周りもそのようだと、気兼ねなく撮影しやすいかもしれませんね。

ちょうど半年くらい前、私は別会社の新造船で地中海クルーズを楽しみましたが、土地柄もあってか、やはり欧米人が多く、プールデッキでも本を読みながらのんびりしている方や、日光浴をして過ごす方が多く、エリアや航路によって、船上での人々の過ごし方もだいぶ違うという気付きもありました。

▼総トン数が大きすぎないため船内移動もラク! クルーズ初心者でも迷いにくいかと。

船内を散策している時に、今いる位置関係が分かる案内が多いことにも気がつきました。
実はこれ、よくあるようでいて、あえてあまり無い客船もあったりするので、「アンセム・オブ・ザ・シーズ」では迷子になることも少ないと思います。


日ごろからヨガや運動などといった、ウェルネスな生活も送っていることから、ストレッチ系のアクティビティが毎日あるのも嬉しかったです。デッキ5・6の「トゥセブンティ」では、ズンバやダンス、そしてショーもよく行われていて、昼夜問わずお気に入りの場所でもありました。

▼左から、「トゥセブンティ」のショー、ロボットによる「バイオニックバー」、斬新な中央エレベーター

他にも、ユニークな施設がいろいろあり、私が今まで経験した他のクルーズ客船にはあまりない、独特の面白さがあったのも記憶に残っています。

アジアエリアのショートクルーズ運航は、クルーズ初心者、小さなお子様連れ旅行に適しているのと、会社員で休日が取りにくい方にとっても、比較的トライしやすいのも魅力かと。


あっという間の数日だったので、いつものようにプールデッキに長く滞在する時間はとれなかったものの、またいつか機会があればロイヤル・カリビアンのクルーズ客船に乗船してみたいです。次回は、よりバラエティに富んだ新造船で、ぜひ! きっとロイヤル・カリビアンの真骨頂を体感できるはずです。

写真提供:mugiさん

「アンセム・オブ・ザ・シーズ」の同伴枠に誘ってくれた、mugiさん にも感謝を込めて。
(また違った角度で船の紹介をしてくださるので、重ねてご覧下さいね)

※アイキャッチ画像:寄港地のプーケット島にて撮影。全行程のなかでも、プーケット島が船の全体像を撮影しやすくてオススメ!

※掲載写真や文書の無断転載・引用はお断りします

取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル 日本総代理店 株式会社ミキ・ツーリスト

メンバープロフィール

izumin
izumin
《 年に一度は、夫婦で海外クルーズ旅行 》 がモットー。バルト海クルーズ船上中、船内チャペルにて挙式。
夫婦で旅好き、夫は総合旅行業務取扱管理者、世界遺産検定1級保持者です。
海外クルーズ取材では、バルト海、地中海、エーゲ海、カリブ海を経験。

20年以上前より個人ウェブサイトやブログを手掛け、現在はライターとして媒体への寄稿掲載を担う傍ら、日本のメディアを代表するブロガー、SNSインフルエンサーとして活躍。
“ 色彩豊かな魅せるカラフル旅 ”が人生のテーマ。音大ピアノ科卒という経歴から、得意とするのはヨーロッパ圏。

10年以上前より各国政府観光局及び航空会社をはじめ様々な国内外大手企業とのタイアップ企画へ数多く参加、受賞経歴も多数有り。

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