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こんにちは、momoです。
これまでのクルーズ経験は比較的に手の届きやすいカジュアル船ばかり乗ってきましたが、今回は2024年12月にデビューしたばかりの商船三井クルーズの新しいクルーズブランド『MITSUI OCEAN CRUISES』の第一弾クルーズ船「三井オーシャンフジ」へ乗ってきました。
三井オーシャンフジとは / クルーズ行程


三井オーシャンフジは、総トン数32,346トン、全長198.15メートル、乗客定員 458名と今まで乗ってきたクルーズ船と比べると小型のクルーズ船です。
日本の上質なおもてなしと欧米のラグジュアリークオリティが融合した神戸から那覇までの5日間の旅の様子を紹介します。

【1日目】神戸港より、いざ乗船
乗船手続きはホテルのチェックインのようにスムーズ、さらに手続き中には心地良い生演奏もあり、これから始まる5日間のクルーズ旅への期待も高まります。
全室スイートの客室
緊急時の説明を受けた後は、お部屋に向かいます。今回泊まったのは「ベランダスイート」のお部屋。




船の中とは思えない約30㎡の客室は、ふかふかのソファがあるリビングエリア、シングルベッドが2台あるベッドエリアと区切られているので、ゆったり過ごすことができました。


ウォークインクローゼットもあります。
バスルームは大理石調で高級感たっぷり。トイレも日本式のウォシュレット付き、洗面台が2つあるので支度もスムーズにできます。
シャワールームとは別に、バスタブまでありました。


アメニティも完備でボディーソープ、シャンプー、コンディショナーに、バスソルト、歯ブラシまでありました。
カジュアル船では、全て自分で準備して乗っていたので、こういった備品にもラグジュアリーさを感じます。
さらに、ウェルカムドリンクとして、スパークリングワインに、チョコレートのサービスも。


お部屋の冷蔵庫には毎日補充されるドリンクもあり、こちらもインクルージブ。
ルームサービスのメニューも豊富で、朝からお夜食まで24時間頼むことができ、まさにオールインクルージブでした。
プールサイドレストラン&バー「湖畔」


小腹が空いていたので、プールサイド横の「湖畔」へ。こちらでは、焼きたてのピザやホットドック、パスタなどの軽食が頂けます。


三井オーシャンフジは、アルコール (一部のアルコールを除く) もオールインクルージブなのでお財布の心配をせずに好きな時に好きなだけ飲むことができます。乗船後すぐに私たちもお酒を注文しました。



ほろ酔い気分のままセイルアウェイ・パーティーへ!生演奏と素敵な歌声を聴きながら神戸から出港。


和食と洋食が日替わりで楽しめる海上レストラン「ザ・レストラン富士」
夜になると、ドレスアップしたゲストが一斉にダイニング「ザ・レストラン富士」へ。ダイニング内にはシャンデリアが飾られ豪華な内装です。


三井オーシャンフジの魅力のひとつが、食のクオリティ。コース仕立てのディナーは、和食と洋食の日替わりで、初日は和食のコース。メインは国産牛のローストと初日から豪勢なお食事でした。




そして、船上とは思えないほどサービスが丁寧。グラスが空く前に自然に注がれるワイン、笑顔で会話を楽しませてくれるスタッフ。“非日常の中のぬくもり”が、五感を満たしてくれる素晴らしい時間になりました。

食後はデッキに出て、ゆっくりと明石海峡を通過。
橋の下をくぐる瞬間は、まさに“船だからこそ味わえる特別な体験”。


夜風と波の音に包まれながら、海上から見上げる明石海峡大橋のスケールに圧倒されました。
大人の時間が味わえるオブザーベーションバー 36 (サンロク)

夜景を楽しんだ後は、クルーズ中何度も通ったオブザーベーションバー36 (サンロク)へ。
ここでは、甘い歌声のケビンさんのピアノの生演奏を聴きながらお酒が頂けます。

このバーもオールインクルージブで (一部アルコールは除く) 三井オーシャンフジのオリジナルカクテルを3種類注文。
特に、ししとうを使った「原宿ヒート」というオリジナルカクテルがおすすめです。
【2日目】下船せずに船内を楽しむ
2日目の朝、船は松山港へ。
陸の観光も楽しそうでしたが、私はあえて下船せず、船の中で過ごす時間を選びました。



朝食は、ビュッフェレストランもありましたが、昨晩のディナーと同じ「ザ・レストラン富士」へ。
和食と洋食から選ぶことができ、私たちは和食をオーダー。



朝食後は、ジャグジーでのんびり。三井オーシャンフジには、デッキプールだけではなく、数箇所にジャグジーがあるので探してみてください。



午後は「Mitsui Ocean スクエア」で。こちらでも朝から軽食やデザート、ドリンクが頂け、ブックラウンジになっているので、本を片手に、海を眺めながら静かな時間を過ごせます。
メニュー豊富、ブッフェレストラン「テラスレストラン八葉」



2日目のお昼ごはんはようやくブッフェレストランの「テラスレストラン八葉」へ。
種類豊富なサラダにフルーツ、和食に洋食、アジア料理と多国籍で、ブッフェレストランもレベルが高く、改めて三井オーシャンフジの食事のクオリティの高さを実感しました。




三井オーシャンフジに乗船したら、色々なレストランで食べることを強くお勧めします。

テラス席もあるので、テラスで気分を変えて食事をするのも良いですね。
松山観光はせず、のんびり船を満喫する贅沢を楽しみました。
フォーマルナイトの特別ディナー
2日目の夜はフォーマルナイト。
みなさんいつもよりお洒落をして、連夜「ザ・レストラン富士」へ向かいます。


お部屋のテレビで本日のメニューを確認できるので、それをみてどこで食事するかを決めることも可能です。この日の夕食は、洋食。




三井オーシャンフジといえば、有料レストラン「北斎 FINE DINING」が有名ですが、人気すぎて予約が取れず。残念に思っていたところ、なんとこの日は三國シェフのスペシャリテのカツオのミキュイグリエ、茄子のラタトゥイユが提供されるとのこと。
スタッフさんのおすすめのワインと合わせながら、ロブスターに牛フィレなど特別なディナーを美味しくいただきました。
夜もまだまだ楽しい三井オーシャンフジ
食後は、キャプテン主催のウェルカムパーティーへ。
主要なイベントが始める前は船内アナウンスが入るのですが、アナウンスが日本語で流れるので見逃す心配もありません。
生演奏を聴きながら、キャプテンとの写真タイムが終了し、そのままショータイムの時間に。




MITSUI OCEAN FUJIのシンガーズ&ダンサーズ&ハウスバンドによる美声、ダンス、生演奏を楽しんで、2日目の夜もまた昨晩同様オブザーベーションバー36 (サンロク) で、オリジナルカクテルを頂きます。


22:00からは、ブッフェレストランの「テラスレストラン八葉」がお夜食の時間に。
お夜食も日替わりでお蕎麦や、お茶漬け、稲荷寿司などが提供されます。この日の夜食は、お茶漬け。
お酒に、朝から晩まで開いてるレストランに、さらにルームサービスまでオールインクルージブなので、自分にかなり厳しくないと確実に太ります(笑)
【3日目】釜山寄港
3日目は釜山へ。朝起きるとテラスから見える景色が釜山の街並みに。

移動も滞在も全部“旅の一部”になる船旅。
寝て起きたら、次の目的地に着いていて、スーツケースの置き場所の心配もせずに、小さなバック1つで観光できる楽さを一度経験すると本当に癖になります。

釜山では地元の市場の屋台でホ名物シアーホットクを食べたり、人気のトッポギのお店に行き、現地グルメを楽しみました。




釜山名物の「ナッコプセ」もしっかり完食。
短い滞在でも、エネルギーあふれる街の空気に触れることができました。
3日目の夜はデッキディナー


そして再び夜には船へ戻り、3日目の夜はデッキディナー。
潮風にあたりながら、プールサイドレストラン&バー 湖畔でいつもとは違った夕食をいただきます。




焼きたてのラムチョップやポークスペアリブを、心地よい音楽を聴きながらゆっくりと味わいました。どの食事の時間も慌ただしさがなく、ひとつひとつを丁寧に楽しめる。そんな優雅なひとときを過ごせるのは、やはりラグジュアリー船ならではだと感じました。

デッキディナー以外だと、ブッフェレストランの「テラスレストラン八葉」が開いていたので、帰りにチラッとメニューを見に行ってみると刺身やお寿司のコーナーも用意されていました。
夜のショータイム
この日のショータイムは、ジャマイカ出身のシンガー、モニークのショータイム。
日本語での70年代の懐メロや、ジャズ、ソウル、カリビアンのリズムまでエネルギッシュに歌ってくれました。

モニークのショータイムの後は70年代をテーマにしたディスコパーティーが開催され、会場は一気に熱気に包まれました。
音楽に合わせてみなさんが踊り出し、まさに“クルーズの夜”らしい華やかな時間になっていました。

釜山観光で少し疲れた私たちは、この日はお夜食会場には行かず、ルームサービスを利用することに。
部屋から電話でコーラ、豆乳アイスクリーム、そしてフルーツをオーダーしました。
外国船だと英語でのやり取りに少し緊張しますが、日本語でスムーズに注文できる安心感に、思わずほっとしました。
【4日目】終日航海日


ほぼ最終日の航海日。朝はのんびり起きて部屋のルームサービスで朝食をいただきます。


のんびり航海日なので、この日はプールサイドでカクテルを飲んで思う存分ゆっくり過ごします。
那覇が近づいているせいか、外の気温も少しずつ上がってきているのでジャグジーに入ったり。


さすがにこの4日間食べすぎたので、ジムへも向かいました (笑)期待以上にマシンもたくさんあり、大満足のトレーニングジムでした。


昼食は「ザ・レストラン富士」で、熱々の餡掛け焼きそばをオーダー。香ばしい麺にとろりとした餡が絡んでいてとても美味しくいただきました。
お昼からいただくビールがまた格別で、ゆったりとした海の時間にぴったりのひとときでした。


船内にはお土産などが購入できるショップ「オーシャンブティック」もあり、オリジナルグッズなどもありました。
お買い物できるのはこの日が最終日だったので、私もお土産を購入。
ラストディナー「ザ・レストラン富士」




最終日のディナーは洋食。毎日美味しい日替わりのごはんを食べていたのも今夜が最後だと思うと切なくなります。
この日のメニューは、メインを牛肉のデミしゃぶにしました。
最後のショーイベント

食後は、MITSUI OCEAN FUJIのシンガーズ&ダンサーズ&ハウスバンドによる最後のショータイムを楽しみます。
【5日目】最終日、船はゆっくりと那覇港へ
最終日は少し早起きをして、朝焼けを見ながら今回の船旅の振り返りました。
青い海の向こうに見える街のビル群が近づくたび、「もう終わっちゃうんだな」と少し切なくなりました。

5日間、海の上で過ごした時間は、ただの移動ではなく、自分を取り戻すリトリートのような日々。「海の上では、何もしない時間こそ、いちばんの贅沢。」そんな言葉がぴったりな三井オーシャンフジ。
またいつか、この船に乗りたい。そう思える旅でした。
メンバープロフィール

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会社員をしながら年間100泊するホテルラバー。
可愛いご褒美旅が得意で、インスタグラムで情報発信中。夏はダイビング、冬はスノボーとアクティブ旅行も得意。
【クルーズ旅行をもっと身近に】をテーマに情報発信していきたいです。
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